会山行紀行文
No−011
グレードC上
2015年
 3.01(日)
曇り
(はくさんえぼし)
白山烏帽子

  688m(荒沢峰)
参加者 (紀行文) 2011 Y/0 
22名
(男性14名・女性8名) (写真) 2011 Y/O
≪コースタイム≫
新潟駅南口(7:00)=上戸倉車道入口(8:20)…372点(9:45)…荒沢峰山頂(11:00)…388点・中食(12:00−12:35)…城山(242m)…下戸倉(下山14:00)=七谷コミセン(入浴14:35−15:30)=新潟駅南口(17:00) 歩程6時間 (上り3時間、下り3時間 休憩含む)
≪紀行文≫
                                〜〜〜ぐるっと360度の展望〜〜〜

 バスの車窓から見えた形のよいピラミッドピークが今日登る荒沢峰(688.2m)です。別名戸倉山とも呼ばれています。
 白山と宝蔵山の中間にある890mの袖山から城ノ入川と能代川に挟まれて北西に長い尾根を派生させ、途中に烏帽子山(820m)を起こし荒沢峰を経て城山(じょうやま242m)に終わります。
 今日のミッションは荒沢峰経由で烏帽子山まで登るのです。
荒沢山国土地理院背景地図等
データ利用許諾番号2011−005号) 
指差す先に烏帽子山が ボヤけてますが GPS軌跡(クリックで拡大)

 上戸倉集落の神社マークの先の路肩でバスを降りると雪壁の低くなった所から雪原に出てワカンを履きました。
 雪原を横断して山裾に続く林道を進みます。貯水池のある堰堤脇から尾根に取り付きました。
 藪がうるさい尾根ですが雪があるので支障はありません。
 点372mで鉄塔のある尾根が合流すると杉の植林団地の上部で休憩となりました。 黄色いマンサクの花がきれいです。
林道を進みます 取り付き点を地図で確認 マンサクがきれいです

  今日は朝から雨予報の筈だったのですが、参加者の晴れ男と晴れ女のお陰で雨は降りそうにありません。
 点372mから杉の植林地と藪の境界を暫く登り、右からの尾根に乗ると、幅広尾根の快適な登りとなりました。
 振り返ると角田山、弥彦山と新潟平野がきれいです。
根開けです 振り返れば弥彦山と角田山 雪原登り快調

 荒沢峰の山頂が近づき胸突き八丁の雪壁は息が上がりますが、ここがガンバリ処です。
 傾斜が緩んで右から回り込むと山頂に到着しました。ぐるっと360度の展望です。

  風が出て来ました。風が止めば、いよいよ雨の到来を覚悟しなければなりません。
 目の前に聳えるトンガリの烏帽子山は雪割れが進んで険悪な様相です。
荒沢峰到着 早速1枚撮影 烏帽子山のトンガリは格好いい

 とここで「烏帽子山は断念して城山経由で下山する。」とリーダーから指示が出ました。
 今回は烏帽子山はお預けとなりました。安全登山を考慮して適切な判断が出たのです。
足元に雪割れが 大きなクレバスです 荒沢峰をバックに

 城山に続く尾根筋は雪庇の雪割れが相当に進行していました。クレバスは誘発を起こさぬように慎重に通過しました。
 幅広尾根が広がって木立の間が広くなった付近でランチになりました。
激下りは続きます 激下りは慎重に ランチ風景

 鉄塔下を通過する時、振り返れば形のよい烏帽子山が圧倒的です。途中でワカンを脱いで城山に登りました。
 北の絶壁の縁まで進み、高度感のある眺めを見てから下戸倉に下山しました。
 今日は最後まで雨に当たらず、リーダーさん、同行のみなさんのおかげで思い出に残るいい山行が出来ました。   (おわり)
名残惜しや烏帽子山 城山は壺で登りました 全員元気に下山しました