会山行紀行文
No−009
グレードC
2015年
 2.21(土)
晴れ
(しおのみち)
塩の道

  冬バージョン
参加者 (紀行文) 2011 Y/0 
22名
(男性9名・女性13名) (写真) 2011 Y/0
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:30)=小谷村役場(9:30-9:40)…676mピーク虫尾神社…中小谷(12:40)…下里瀬温泉・中食入浴(15:00)
=新潟駅南口(18:15)   歩程3時間 (休憩含む)
≪紀行文≫
                         〜〜〜青空と雪山のコントラストが際立って素晴らしい眺め〜〜〜

 今日一日だけの晴天に恵まれて絶好の登山日和になりました。
 バスを降りると待っていてくれた小谷村観光連盟のガイドさんに先導されて後に続きました。
 役場裏の斜面からワカン、スノーシューを履いてスタートです。青空と雪山のコントラストが際立って素晴らしい眺めです。

 右下に国道148(千国街道)を見て、村役場のある雨中集落から西側斜面を上り、途中676m峰の北側を捲いて中小谷の下里瀬まで略5kmのスノーシューハイクをするのです。
先ずはストレッチ ガイドさんに続きます 急登もあります


 次々に現れる小動物の足跡、木の芽、周囲の山々に歓声を上げながら登って行きました。



 動物の足跡をみつける度にガイドさんが丁寧に説明してくれます。周辺の山には野うさぎ、テンとカモシカがいるそうです。
クルミの木の芽です 日差しの照り返しが強いです
説明を聞きます ウサギですね テンかな?
 
 登り上がると風はまだ冷たいですが、春の日差しが暖かくて感じられました。
 雪虫が雪面をもそもそ這っていました。カワラゲラは秋に沢を伝って山に上り越冬して、夏には下の川に戻る習性があるのだそうです。
 東面が開けたビューポイントまで登って来ました。正面に重畳と聳える雪山の眺めが圧巻です。「あれは小谷三山というのですよ」とガイドさん。「小谷三山を越えた向こう側は長野県の鬼無里です。」
 「小谷三山」です 飛行機雲もきれい 雪解けが始まっています

 上り始めて一時間。中盤に差し掛かる頃、峠に出ました。
 北面が開けたピークから虫尾集落を隔てて、その先に金山・天狗原山の眺めが広がっていました。
 天辺の稜線は真っ白で紺の空のコントラストが絶妙です。右のトンガリ山は?とガイドさんに聞いたら「焼山」です。
 妙高山群の焼山を長野県側から見ているわけですね。」パノラマが素晴らしいです。
金山遠望しています 見惚れています トンガリ山は焼山です

 やがてコースは杉の美林の中を下って行きました。江戸時代には千国に関所が置かれて松本藩の番屋があったといいます。
 伐り出した杉は牛方に曳かれて松本まで運ばれました。千国は人の往来が頻繁で大いに賑わったそうです。
 途中森の中でみんなで♪“うさぎ追いし彼の山〜”唱歌「ふるさと」を合唱しました。
 小学生だった頃の課外授業を思い出して、懐かしくて大声で歌ました。
アブラチャンのわかん アブラチャンの若芽です “ふるさと”大合唱

 尾根を下っていくと集落の民家の屋根が近づいて終点は間近です。
 3時間いい汗をかいて皆満足顔で帰って来ました。

 午後は終点の下里瀬温泉でゆっくり汗を流しました。
 今日は好天に恵まれ、リーダーさんと同行の皆さんのおかげで思い出に残るいい山行が出来ました。ありがとうございました。 (おわり)
間もなく終点  GPS軌跡(クリックで拡大します)