会山行紀行文
No−009
グレードC
2015年
 2.15(日)
曇りのち晴れ
(くろはげのかしら)(かさくらやま)
黒禿の頭・笠倉山

  680m(駒の頭)
参加者 (紀行文) 1861 K/Y 
13名
(男性11名・女性2名) (写真) 1861 K/Y
≪コースタイム≫
新潟駅(6:10)=大沢集落(8:20)…鳴倉山(10:20)…トヤの頭(11:20)…駒の頭(12:20-13:00)…トヤの頭(13:40)…鳴倉山(14:20)
…大沢集落(15:00)=新潟駅(17:30)
≪紀行文≫
                             〜〜〜素晴らしい雪景色を楽しみながら〜〜〜

 湯之谷の道路両側は、3mほどの雪の壁になっていました。今冬一番の大寒波の名残がまだ強く残っている日でした。
 予想通り新雪が深く、脚の揃ったパーティーとはいえど、なかなか思うスピードで前に進めませんでした。
 今回は残念ながら、駒の頭までで前進を停止しました。

 湯之谷に到着以来、風は強く、雪も降り続いていました。11時過ぎ、トヤの頭の少し手前辺りで雪が止み、時々雲の切れ目から日差しが差し込むようになりました。
 風は依然として強いのですが、風がデッドになる場所では吹き溜まりの雪が木の枝にたっぷり着いて、樹氷状になって楽しませてくれました。

 帰りには、鳴倉山山頂直下で、身体の浮き上がりを感じるほどの猛烈な風と地吹雪に見舞われました。
 目的地には到達できませんでしたが、歩きでもあり、スリルも味わえ、雪山風景もふんだんにあって、まあまあ満足な山行でした。
雪が降り続いています。準備OK? 尾根の先端に向って進みます。 新雪が深く、トップはたいへんです。

 まずは鳴倉山に向います。山頂に近づくにつれて雪が深くなりました。
 山頂の直下は強風による地吹雪で、稜線さえおぼろにしか見えない状況でした。
 でも元気な若手が、強引に雪を押し分けてパーティーを引っ張ってくれました。
尾根を進むパーティー。 ここを越えたら間もなく鳴倉山です。 鳴倉山直下。深い雪と地吹雪、進めません

 ようやく強風の鳴倉山を越え、トヤの頭に向かうと、途中から雪も止んでくれました。後ろを振り返ると、日差しに輝いている峰もあります。
 ああーやっとお天気が良くなってくれると思い、ホッとしました。
トヤの頭に向かう尾根途中で振り返る。 トヤの頭に向って斜面を登る トヤの頭山頂部。

 トヤの頭に到着した時点で、行程は計画よりも1時間近く遅れていました。
 雪が止んだとはいうものの、風が強く、コンデションは決して良くはありません。
 状況を把握、考察し、早目早目に先行きの対応を決めていくことが冬山山行の要諦です。
 今回は行程をカットし、駒の頭で前進を停止することにしました。
トヤの頭から駒の頭を望む。 駒の頭に向かう。稜線の雪はクラストぎみ。 風が吹き付ける場所では地吹雪が来ます。

 駒の頭に近づくと、青空が広がってきました。風がデッドになる箇所では、素晴らしい雪景色を楽しみながら歩けます。
青空のもと、素晴らしい雪景色です。
駒の頭から右黒禿の頭、左笠倉山、
いずれまた
 駒の頭で撮影、皆さんホットした顔です

 駒の頭に到着する頃からお天気が良くなり、青空が広がって来ていました。
 稜線の風は依然として強く吹いていますが、場所によっては風を避けれます。
 駒の頭の直下にもそうした風が避けれる場所があったので、そこで少し遅めの昼食を摂りました。
日差しを浴びて、のどかに昼食。 素晴らしい雪景色です。 トヤの頭への登り返し
(追いつけるか心配?)

 この日の稜線は、おだやかな雪景色と荒れ狂う地吹雪が混じりあっていました。
 この日早朝の天気予報によれば、登り始める時間帯には晴れていて、風も弱いということでしたが、天気回復の時間帯が遅れたようでした。
トヤの頭付近の尾根、おだやかです。 鳴倉山から下ってきた稜線、
猛烈な地吹雪の雪煙。
眼下に里が見えます、ホットします。

                                                                              (おわり)