会山行紀行文
スキー部No−3
グレード無し
2015年
 2.4(水)〜6(金)
晴れ
(ざおう)
蔵王高原

  
参加者 (紀行文) 1916 M/0 
22名
(男性16名・女性6名) (写真) 1947 T/Y
≪コースタイム≫
≪紀行文≫
                     〜〜〜荒神山・地蔵山・熊野岳を眺望し、眼下には無数の樹氷群〜〜〜

 楽山会スキークラブは楽山会設立からまもなく発足し、その活動は30年になると言われています。

 このたびその行事の中の蔵王高原スキー行に参加して来ました。

 TYリーダー企画のスキー行です。

 スキーは山行と同じく少しの油断が大きな怪我に直結するためリーダーの細心の心配りには感服したものです。

 3日間の日程の中で参加者全員がいかに楽しむかを、滑走時、食事時と特にミーティング1時間を設けその日の反省会を設け親睦を図り、朝起きてから寝るまで楽しくたのしく盛り立ててくれました。

 平均年齢70歳の参加者が第二・第三の青春を謳歌させるが如く、滑り・笑い・飲み・そしてまた笑った3日間を過ごしたことは、この上ないストレス解消になったことと思われました。こんなに笑い話すことは普段の生活の中では希ではないでしょうか。
蔵王スキ−ジャンプ台近く竜山からの全景

 出発日の天気予報はあまり良くない情報でしたが、現地に着くと予想していたより良く楽しさに期待が膨らみました。

 ゲレンデに行き、では脚ならしと直ぐにリフトに乗るかと思えば全員揃っての柔軟体操の始まりです。
 ゆっくりと筋肉を伸ばす施しを十分に行いました。
 この体操を通してリーダーが過去にけが人を出していたスキークラブの反省がにじみ出て、体操の動作一つひとつに時間を費やし今日もけが人が出ないようにと思う心使いが感じられました。

 2日目は青空です。蔵王では珍しい天気です。
 平日であるので人の出は少なく、ゲレンデはマイゲレンデと云うのも大げさでなく、斜面いっぱいを使い大きく回転する様は当に昔若かったころの血潮が体内から溢れ出て、目からの情報が思考回路を経ず手・脚へと伝わり、まだ少ししか滑走跡がないゲレンデに自分のシュプールを刻み滑り下りる爽快感と、滑り降りて自分の刻み跡を眺めアー!と歓声を上げていました。

 参加者22名を4班に分け各班長を設け活動するわけですが、下手の人は下手なりに上手の人はそれなりに十分楽しむことが出来ました。
一班 二班 三班 四班

 圧巻はやはり樹氷高原駅から標高1661mの地蔵山頂駅への地蔵ロープウエイに乗り、降り立った時の絶景でしょう。

 晴れた青空を遠くに手前の三宝荒神山・地蔵山・熊野岳を眺望し、眼下には無数の樹氷群。

 この眺望はここに来た人が味わえるご褒美です。そして冷気と雪の感触から背中にもう一本骨が増えたような緊張感を覚えました。

 お地蔵様に安全を祈願し、いざ下へ下への連続10kmの滑走の出発です。カリカリと音をたてる足元にピクピクと膝が反応する。
 冷気が頬を撫でる。楽しさの一瞬・一瞬です。 
ざんげ坂下 蔵王地蔵様 樹氷に囲まれ滑走
樹氷に囲まれた滑走を楽しむ

 疲れた身体を温泉が癒してくれました。
 のんびりと浸かり今日の幸せを噛み締めました。

 ミーティングは全員からその日の良かった点・悪かった点を好き勝手に話しあい、ここでも笑い・笑いです。
 
 自慢話に耳を傾け貶しあう姿は現役時代には無い自由勝手の飲み会です。

 こんな時間がストレス解放するのでしょう。
宿の「ホテルオ−クヒル」 夕食料理
皆で楽しく夕食「かんぱ〜い!」

 こんな楽しさは続きません。
 予定の3日間は過ぎ、楽しかった日々を各自胸に抱き帰途のバスに乗り込みました。
 最後に参加者全員の役割(班長役・会計役・世話人役)担当と参加者個々人の自覚でけが人を出さず楽しいスキーが出来たことに感謝です。
                                                                             以上