会山行紀行文
No−003
グレードC
2015年
 1.11(日)
快晴
(りゅうがだけ)
竜ヶ岳
  1485m
参加者 (紀行文) 2216 S/K 
17名
(男性4名・女性13名) (写真)2216S/K 2131Y/S
≪コースタイム≫
民宿「松風」(5:00)…本栖湖駐車場(5:05-5:15)…登山口(5:25)…竜ヶ岳(7:20-8:00)…登山口(9:35)…本栖湖駐車場(9:50-10:00)
…民宿「松風」(10:05-10:55)=精進湖=西湖(樹氷祭り準備中の見学)=新潟市(17:55)
≪紀行文≫
                    〜〜〜ここに来た人だけが味わうことができる神秘的、感動的、日の出〜〜〜

 初めて竜ヶ岳を登られたS/Kさんにインタビューしました。(Q:質問、A:S/K)
 Q:全体の感想を聞かせて下さい
 A:朝焼けの富士、ご来光の富士、雲海の富士、湖面に映る逆さ富士と、日本一の富士山をタップリと堪能できた山行でした。
明ける前の富士 富士と雲海そしてご来光(ダイヤモンド)

 Q:スケジュールは?
 A:夜明け前の5時過ぎに登山を開始し、7時44分頃に竜ヶ岳の山頂で日の出を拝み、下山して10時過ぎに宿で朝食を取ました。

 Q:どんなコース?
 A:最初は真っ暗な中をヘッドライトの明かりを頼りに坂を黙々と登ります。
   40分ほど登って尾根に出ると明け始めた空に大きな富士山がシルエットで登場します。
   中間地点の東屋を通過した後は、登山道の両脇が笹になり視界を遮るものがなくなります。
   ここから頂上までは日本一の富士山とスケールの大きな景色を隣に観ながら登ります。
ヘッドライトをつけて準備完了 登山口へと向かう 富士山が浮かび上がった
尾根に出た所でひと休み   シルエットも明確に  展望台までもう少し(前方が竜ヶ岳) 
  
 Q:景色は?
 A:次第に明るさを増していく空と富士山のコントラストがとても美しく、参加した仲間から「良いね、最高の景色だね」「凄いねー」
   「うわー、晴らしい!」「もー、最高!」「私達をこの景色が大歓迎してくれているね」と感嘆の声が止まりませんでした。
展望台、もうヘッドランプは要らない 富士そして雲一つない空が最高  駿河湾側から雲海が流れてきた
かなり明るくなってきました(焦る)  周辺の山々には既にご来光が当たっている   「あ!、出るぞ!」の声が

 Q:寒さは?
 A:気温がマイナス5℃位まで下がり長さ10cm以上の霜柱ができていました。
   後半の登山道は大部分が凍結し頂上付近は雪道になっていましたが、山頂は風がほとんど無く厳しい寒さは感じませんでした。
登山道には立派な霜柱  山頂が近づくと凍結した雪道 女性メンバーの耳には氷のイアリング

 Q:ご来光は?
 A:富士山の頂上から太陽が昇りダイヤモンドのように輝く「ダイヤモンド富士」をバッチリと観ることができました。
  ここに来た人だけが味わうことができる実に神秘的で感動的な日の出でした。
神秘的、感動的、ただただ素晴らしい!、この瞬間の為に多くの登山者が来る。
ダイヤモンドの光を浴びて「ばんざ〜い!!」

 Q:早朝からの登山でお腹は空きませんでしたか?
 A:リーダーのアドバイスで出発前にある程度食べていましたし、なにより美しい富士山に魅せられっぱなしで空腹を感じる暇はありませんでし    た。(笑)それと、頂上で会員のHNさんから手作りの「ずんだ(枝豆)ようかん」と「干し柿」の差し入れがありました。
  絶景を観ながら食べたサプライズ・スイーツの味は星(☆)三つでした。

 Q:下山は?
 A:アイゼンを付けて転ばぬように慎重に下山しましたが、雲上に浮かぶ富士山の幻想的な姿に何度も眼を奪われ、脇見下山になってしまいま   した。(笑い)
差入れの「ずんだようかん」 リーダーから下山の注意 朝日を浴びながら下山開始
振り返ると真っ青な空がとても美しかった(竜ヶ岳下り斜面付近)  
強い光を真正面に受け雲海に向かって下山 本栖湖駐車場からの竜ヶ岳

 Q:感じたことは?
 A:素晴らしい体験が出来る登山だったので、万全の体調で
   挑みたいものですね。その為には普段から歩ける身体づくり
   は必要ですね。(若干難儀そうなメンバーがいましたので)
   楽山会は周りの人が助けてくれますが、自身はそのような
   ことにならない様にしたいと思いました。

 Q:その他に印象に残ったことは?
 A:素敵な方との出会いがありました。
  最高齢者(78歳)の女性会員の年齢を感じさせない健脚ぶりに
  驚きました。
  「お若いですね」とお話しすると「楽しく山を登っていると若くなる
  んですよ。山にいる時の私は60代なんですよ」お手本にさせて
  頂きたいと思いました。

 Q:最後に一言お願いします?
 A: 下山後に宿で朝食を頂いている時に参加者の一人が言わ
   れた言葉が忘れられません。
   「あんな良いものを観たんだから、今年一年がんばろう」
山頂でご来光の前にと集合写真、でも既に逆光状態。
    世界に誇る日本一の富士山から一年間分のエネルギーを頂いた山行でした。
   2015年の幕開けは大変素晴らしい山行となりました。

 Q:ところで帰路どこかに立ち寄りましたか
 A:あまり時間は無かったのですが、精進湖で湖面に浮かぶ“逆さ富士”、西湖の氷祭り会場からの富士、お土産を買うついでに
  鳴沢道の駅からの富士を観ることが出来ました。
精進湖に浮かぶ逆さ富士 西湖氷祭り会場からの富士 鳴沢道の駅からの富士
終わり