会山行紀行文
T-72
2015年
 12.18(金)
晴れ
(はっぷさん)
破風山
627m
参加者 (紀行文) 2051 S/T
20名 (俳句) 557 T/K
(男性2名・女性18名) (写真) 2052 M/T
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:05)=花園IC(9:30)=満願ビレッジ入口駐車地(10:05-20)…日野橋登山口(10:25)…破風山(11:55-13:00)…札立峠(13:13-13:18)
…椋神社(14:25)…椋宮登山口(14:35-50)=花園IC(15:35)=新潟駅南口(19:25) 
≪紀行文≫

 全国的に悪天候が予想されたため、実施日を1週間延期しました。結果は大正解でした。
 出発地の新潟駅では、雨も風もなく12月にしては穏やかな気候でしたが、越後川口SAでは、みぞれで雪も数センチ積もっていました。
 しかし、トンネルを越えて花園ICを降りると雲ひとつない青空が広がっていました。

 (俳句)早立ちの夜明けは雪の魚沼路

雪の越後川口SA 花園ICを降りると雲ひとつない青空 満願ビレッジ入口で出発準備

 満願ビレッジ入口から出発です。
 5分ほど歩くと日野橋登山口です。「破風山・札立峠」の道標に従って尾根道に入ります。
 風戸(ふっと)集落の最奥の一軒家の下から登山道へ入ります。

 (俳句)冬晴るる出湯の香る登山口    やぶこうじ紅きらきらと登山道

登山口 風戸は明るい山村です のどかな風景です
最奥の一軒家の下から登山道へ入ります 九十九折りの登り カサカサと乾いた枯葉が気持良いです

 猿岩は高さ20mほどの岩峰です。猿に見えますか?

 (俳句)猿岩のすっくと冬の峯近し
左奥が山頂か? 猿岩 雑木林が美しい

 主稜線に出た所に立派な休憩舎があります。
 そこから山頂まではすぐでした。


 山頂では武甲山や秩父盆地を見わたしながら暖かな日差しの中で、1時間もゆっくり食事ができました。

 また557 T/Kさんの野点のお点前をいただきました。

 (俳句)みずならの落葉に銘菓峯のお茶
主稜線に出た所に立派な休憩舎 暖かな日差しの中で昼食
真中が武甲山と秩父盆地
お点前をいただきます 山頂での集合写真

 時間も早かったため札立峠経由で桜ヶ谷コースを下ります。下りの最初は急坂でした。

 (俳句)札所への枯るる峠に地蔵尊  山裾の道折り折りに柚子明かり

下りの最初は急です 地蔵尊 札立峠
陽だまり山歩 落葉を踏みながら下ります みかんのお供え

 下山口の椋神社は延喜式内の一社で秩父地方屈指の古社です。

 (俳句)道の辺に淡きすみれの返り花   椋の宮紙垂新しき御神木

椋神社 御神木

 804 T/Tさんのご主人が皆野町出身とのことで、下山口で親戚の方から長瀞名物の「すまんじゅう」、こんにゃくの煮物、ビールなど差し入れていただきました。

 ごちそうさまでした。  


 (俳句)さし入れの札所名物冬うらら








 破風山の破風とは切妻屋根についている飾り板のことで、山容が似ている所からこの名があるそうです。

 雲ひとつない青空の下、カサカサと乾いた落葉を踏みしめながら陽だまり山歩を楽しみました。

 参加された皆さん、お疲れさまでした。
 
長瀞名物すまんじゅう こんにゃくの煮物

≪今回出会った植物≫
 
桜  南天   
 紅葉 からすうり   枇杷の花
さざんか  蝋梅   柚子