≪紀行文≫ |
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〜〜〜穏やかな青空のとでの楽しい山歩(さんぽ)〜〜〜 |
天気予報は曇り、寒気で気温が下がると出ており「雨さえ降らなきゃ良しとするか」と思いながら、現地に向かう。
途中小国や長井地区では濃霧「これじゃ何も観えないか…」と気をもむも、白鷹町付近から急に青空が広がった。
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≪俳句≫トンネルを抜けて出羽路は霧深し
霧晴るる山一面の照紅葉
今回のトレッキングスタート地点“県民の森”駐車場に着くと、風は無い、青空そしてとても暖かい。最高のトレッキング日和になった。
準備を済ませ、先ずは大沼の周回コースを歩く。
先ずは沼の淵にある“大沼神社”にお参りし、周回コースに入った。
今回驚いたのは大沼を始め多くの沼の水位がとても低く、その分水辺の草が草紅葉化しとても美しかった。
大沼周回路の大半は舗装されているが車は入らず、一面の落葉とドングリを踏みながら周回した。
≪俳句≫落葉踏み沼の社にご挨拶
水涸れし沼一面に草紅葉
どんぐりの道にあちこち沼に岸
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歩いた道(クリックで拡大) |
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晴れ渡った青空のもと登山準備 |
大沼と草紅葉(後方は東黒森山) |
大沼神社 |
紅葉と草紅葉を楽しんだ大沼を出て、東黒森山の前座のような604mピークに登る。
登山道広く明るい、少々急坂ではあるが。登り切った処に東屋があるがメンバー曰く「もう山頂?」。 |
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大沼周回コースから離れる |
604mピークへの登り |
604mピークの東屋で休憩 |
604mピークから急坂を下ると、“家族広場”と名付けられた広場入口に出る。
広場の後ろは青空をバックに東黒森山の紅葉が冴えていた。
広場に入らず、すぐ脇の“みこくぼ沼”に向かう。足元には季節外れが如くタンポポのような黄色い花が一面に咲き紅葉も美しい。
≪俳句≫青空を引き寄せるが如く紅葉山
沼岸に黄の返り花蝶ひくく
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みこく沼脇の家族広場に降りる |
タンポポのような花が一面に咲いていた |
みこくぼ沼と湖畔の紅葉 |
みこくぼ沼から少し上がったところが“東黒森山”の東登山口。ここからは結構な急坂を登っていくが暫くは展望が効かない樹林帯となる。
やがて急斜面が落ち着くころに展望が広がり山辺町の市街地が観えてくる。また木々の間から白鷹山も観える。
斜度が緩やかになっても登りが続くも、やがて崩れた見晴台(町は予算が無いとの理由で放置)が観えてくると山頂に到着。
見晴台に登れないので残念ながら展望は効かず、集合写真を撮って下山開始。
≪俳句≫紅葉山見晴台の崩れをり
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東登山口 |
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こんな登りが続く |
山頂で集合写真、でも撮ってくれる登山者はいない |
下山路は比較的歩きやすいものの落ち葉などが滑るので要注意。
美しい紅葉や木々の間から観える青い大沼、白鷹山等を楽しみながら西登山口に無事下山。
西登山口から昼食休憩を予定している家族広場へは落葉を敷き詰めた斜面を気持ちよく下っていく。
≪俳句≫紅葉透け沼青々と下山道
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下山路は紅葉が一杯 |
西登山口に下山 |
家族広場に向かって |
家族広場は広々としたゴルフ場のようなところで、春には一面のお花畑になる。
今日はこの広い場所を貸切状態で昼食休憩。
時々吹く爽やかな風に紅葉した葉が舞い落ち、その美しさに思わず歓声が上がる。
≪俳句≫草に座す昼餉に紅葉はらはらと
昼食後はKさんの御点前を頂きながらゆったりとした休憩時間を過ごす。 |
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Kさんの御点前 |
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広い家族広場でゆっくりと昼食 |
全員揃っての集合写真(家族広場で出逢った親切な数少ない登山者に撮ってもらう) |
昼食後は沼巡りをしながらバスが待つ県民の森公園に向かった。
大小様々な落ち葉が地面を覆い、サクサクとした音を立てながら歩く。一部車道を歩くが殆ど車の往来も無く安心して歩ける。
先ずはドジョウ沼(看板も何も出ていない)を観ながら、次にとても広い板橋沼、紅葉が沼に写りとても綺麗だった。
≪俳句≫朴落葉踏みつつ沼を一巡り
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神秘的なドジョウ沼 |
広々とした板橋沼(紅葉が沼に映え美しい) |
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沼巡りの後は緩やかで広々とした道を駐車場目指して降りていく。
道すがらの紅葉のトンネルも見ごたえがあった。
この辺りは公園の中心部で様々な設備が整っており登山以外でも楽しめそう。
メンバー全員足並みを揃え略計画通りの行程時間で歩いて頂き駐車場に到着。
今回の会山行で小生今年の計画を全て終えることが出来た。
最後の会山行が穏やかな天気で締め切ることが出来、感謝に堪えない。
ありがとうございました。 |
後は紅葉を楽しみながら下山 |
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