≪紀行文≫ |
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〜〜〜 幻想的でタイムスリップしたような〜〜〜 |
≪8/30(日)≫
塩の道パートCは7年に一度、諏訪大社の御柱祭の前年に行われる「薙鎌(なぎかま)打ち神事」に合わせ大峯コースを歩きました。
このコースは千国街道から分かれ、姫川右岸を行く千国古道で、薙鎌打ち神事のための道にもなります。
(俳句)
・山ひだに霧流れをり塩の道 ・電線は猪よけと稲穂揺れ ・秋草の刈られ祭りの宮広し
・葛の花とだえ欅の屋敷あと ・棚田今蕎麦の花咲く塩の道 ・七体の石仏古りし花芒 |
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塩の道のスタート |
正面の立山の肩が大峯峠 |
白山社の大杉 |
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大人17名が入れます |
古道の標識には薙鎌の印 |
西国三十三観音を安置 |
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集落の中を通り |
花筏(ハナイカダ)も秋雨に濡れ |
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石段を上ると土谷諏訪社 |
神様が腰掛けるクマ杉 |
大峯峠まであと少し |
中谷大宮諏訪神社の例祭、今年は諏訪大社宮司一行から二本の「薙鎌」が奉持され、このうちの一本が明日の神事に使われます。
お祭は「薙鎌」の入った唐櫃の行列に始まり、「御神輿」、「獅子舞」、そして長野県無形文化財になっている「奴踊り」、「狂拍子(くるんびょうし)」と雨が降ったり止んだりでしたが、昔ながらの祭を堪能し皆さん大感激でした。 |
(俳句)
・しゅくゝと唐櫃運ぶ秋祭り
・草鞋での奴踊りや豊の秋
・子供らの狂拍子に木の実落つ
・存分に獅子舞ふ秋の大祭り |
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中谷大宮諏訪神社の境内 |
薙鎌の入った唐櫃 |
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諏訪大社の宮司さん |
荒ぶる神輿@ |
荒ぶる神輿A |
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豊作祈願の狂拍子@ |
豊作祈願の狂拍子A |
ひょうきんな奴踊り |
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口上をのべる奴 |
勇壮な獅子舞@ |
勇壮な獅子舞A |
宿泊したわらび平山荘では、並びきらないほどのご馳走(実は、税込6,480円)。
オーナーからのお酒とワインの差し入れで乾杯。
音頭はKさんです。
Kさんにあやかって「いつまでも元気にいられますように!乾杯!」
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すごい!ご馳走です |
皆で乾杯!! |
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≪8/31(月)≫
今日はいよいよ薙鎌打ち神事。
白池の森から神事の行われる「戸土境の宮」まで、昔は諏訪大社からの宮司が歩いたという道を辿りました。
けっこうな山道ですが、この日の為に刈払いがされ、祭に使われる水が白池から延々と引いてありました。
(俳句)
・雨あがり昼顔淡き紅ひらく
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白池の森を出発 |
白池に到着 |
宮司も歩いた道 |
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延々と引かれたホース |
お守はこの時だけの販売 |
参拝前に身を清め |
神事を見逃すまいと人々に緊張が走ります。
薙鎌を神官が打ち込む瞬間は、幻想的でタイムスリップしたような感でした。
(俳句)
・薙鎌の神事待つ宮霧つつむ ・薙鎌の槌音ひびく霧の宮
・雨ふふむ水引紅を重くたれ ・気の抜けぬ雨の下山や野紺菊
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これまで打たれた薙鎌 |
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諏訪大社の梶の木の紋 |
薙鎌打ち神事 |
薙鎌が打ち込まれました |
神事の感動を胸に、7年後に薙鎌打ち神事が行われる「小倉明神」に向かいました。
雨が降ったり止んだりの中、2時間強の往復は疲れましたが皆さん頑張って歩きました
歩荷茶屋で昼食を摂り、塩の道温泉で疲れを癒し帰路につきました。
貴重な体験をした2日間のトレッキングでした。ありがとうございます。 |
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ガイドさんの説明を聞き |
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この山頂が小倉明神 |
神前にお参りして |
小倉明神の過去に打ち込まれた薙鎌 |
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塩の道パート4で出逢えた“秋の気配” |
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この画面をクリックしますと
大きな画面になります。 |
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歩荷茶屋前にて集合写真 |
今年の奴歌(奴歌は毎年世相に因んで作られています。) |
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