会山行紀行文
TL-46
2015年
 8.30(日)〜31(月)
雨一時曇り
塩の道パートC
大峯コース
薙鎌
(なぎかま)打ち神事見学
参加者 (紀行文) 2052 M/T
37名 (俳句) 557 T/K
(男性9名・女性28名) (写真)2051S/T 2052M/T
≪コースタイム≫
≪8/30(日)≫
新潟駅南口(6:00)=糸魚川IC=小谷村役場(9:05-9:30)…塩の道・大峯峠…長崎(12:10)=サンテインおたり・昼食(12:20-13:00)
=中谷大宮諏訪神社例祭見学(13:10-15:20)=わらび平山荘泊(16:00)
≪8/31(月)≫
わらび平山荘(7:00)=白池の森(8:00)…白池…戸土境の宮「薙鎌打ち神事」見学(9:10-10:40)…小倉明神(中股)(11:45)
…大久保(12:50)=歩荷茶屋(昼食)・塩の道温泉(入浴)(13:10-14:45)=糸魚川IC=新潟駅南口(17:20)
≪紀行文≫
〜〜〜 幻想的でタイムスリップしたような〜〜〜 
≪8/30(日)≫
 塩の道パートCは7年に一度、諏訪大社の御柱祭の前年に行われる「薙鎌(なぎかま)打ち神事」に合わせ大峯コースを歩きました。
 このコースは千国街道から分かれ、姫川右岸を行く千国古道で、薙鎌打ち神事のための道にもなります。
  (俳句)
   ・山ひだに霧流れをり塩の道   ・電線は猪よけと稲穂揺れ    ・秋草の刈られ祭りの宮広し
   ・葛の花とだえ欅の屋敷あと   ・棚田今蕎麦の花咲く塩の道   ・七体の石仏古りし花芒
塩の道のスタート 正面の立山の肩が大峯峠 白山社の大杉
大人17名が入れます 古道の標識には薙鎌の印 西国三十三観音を安置
集落の中を通り  花筏(ハナイカダ)も秋雨に濡れ
石段を上ると土谷諏訪社 神様が腰掛けるクマ杉 大峯峠まであと少し

 中谷大宮諏訪神社の例祭、今年は諏訪大社宮司一行から二本の「薙鎌」が奉持され、このうちの一本が明日の神事に使われます。

 お祭は「薙鎌」の入った唐櫃の行列に始まり、「御神輿」、「獅子舞」、そして長野県無形文化財になっている「奴踊り」、「狂拍子(くるんびょうし)」と雨が降ったり止んだりでしたが、昔ながらの祭を堪能し皆さん大感激でした。

 (俳句)
  ・しゅくゝと唐櫃運ぶ秋祭り

  ・草鞋での奴踊りや豊の秋

  ・子供らの狂拍子に木の実落つ

  ・存分に獅子舞ふ秋の大祭り
中谷大宮諏訪神社の境内 薙鎌の入った唐櫃
諏訪大社の宮司さん 荒ぶる神輿@  荒ぶる神輿A
豊作祈願の狂拍子@ 豊作祈願の狂拍子A ひょうきんな奴踊り
口上をのべる奴 勇壮な獅子舞@ 勇壮な獅子舞A

 宿泊したわらび平山荘では、並びきらないほどのご馳走(実は、税込6,480円)。

 オーナーからのお酒とワインの差し入れで乾杯。

 音頭はKさんです。

 Kさんにあやかって「いつまでも元気にいられますように!乾杯!」
すごい!ご馳走です 皆で乾杯!!
≪8/31(月)≫
 今日はいよいよ薙鎌打ち神事。
 白池の森から神事の行われる「戸土境の宮」まで、昔は諏訪大社からの宮司が歩いたという道を辿りました。
 けっこうな山道ですが、この日の為に刈払いがされ、祭に使われる水が白池から延々と引いてありました。

 (俳句)
  ・雨あがり昼顔淡き紅ひらく
白池の森を出発 白池に到着 宮司も歩いた道
延々と引かれたホース お守はこの時だけの販売 参拝前に身を清め

 神事を見逃すまいと人々に緊張が走ります。

 薙鎌を神官が打ち込む瞬間は、幻想的でタイムスリップしたような感でした。

 (俳句)
  ・薙鎌の神事待つ宮霧つつむ ・薙鎌の槌音ひびく霧の宮

  ・雨ふふむ水引紅を重くたれ ・気の抜けぬ雨の下山や野紺菊


    これまで打たれた薙鎌 
諏訪大社の梶の木の紋 薙鎌打ち神事  薙鎌が打ち込まれました 

 神事の感動を胸に、7年後に薙鎌打ち神事が行われる「小倉明神」に向かいました。

 雨が降ったり止んだりの中、2時間強の往復は疲れましたが皆さん頑張って歩きました



 歩荷茶屋で昼食を摂り、塩の道温泉で疲れを癒し帰路につきました。

 貴重な体験をした2日間のトレッキングでした。ありがとうございます。 
 ガイドさんの説明を聞き
この山頂が小倉明神  神前にお参りして  小倉明神の過去に打ち込まれた薙鎌
 塩の道パート4で出逢えた“秋の気配”
 この画面をクリックしますと
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歩荷茶屋前にて集合写真 今年の奴歌(奴歌は毎年世相に因んで作られています。)