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まずは模範設営 |
今夜眠るテントを各自で設営 |
ふかふかの芝生の上のテント村 |
応急手当は、心肺停止時の蘇生方法、三角巾を使った各種の手当方法や、捻挫時の対応を例にビニールテープを使ったテーピングなど、内容は盛りだくさんでした。(あれもこれもいっぺんに覚えきれるかなぁ…) |
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心肺停止者の蘇生、
事情により人工呼吸はパス |
三角巾によるケガの手当 |
新聞紙で骨折時の副木 |
山で事故に遭遇し、動けなくなった仲間を、私達の力だけで下山させれる力は残念ながらありません。しかし、ヘリコプターに収容してもらえる場所まで、あるいは、わずかな距離であれば救急車が入れる地点まで、仲間を搬送することが最善の手段であることがあり、搬送対応を知っておかねばなりません。 |
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ストックと雨具で担架の作成 |
5〜6人掛りでよいしょ |
ザックを繋いでも担架が作れます |
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ザックの担架の方が担がれる人は楽です |
ストックを台座にしたおんぶ、
ももが痛くなる |
雨具のねんねんこ、
一番楽な背負い方法です |
やれやれ、研修一日目は何とか無事に終了しました。
公園内のモダンな東屋(?)で晩餐です。
山の上での幕営ではこうは行かないでしょうが、ここはテント場ま
で車が入るので、大量の食べ物や嗜好品が持ち込めます。
良く目を凝らしてみると一升瓶も見えます。
ラベルには「○中梅」と書いてあり、高級なお酒のようです。
晩餐は延々と続き、かなり遅くまで頑張っていた人も居たようでした。
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夜半には叩きつけるような大雨が降っていました。テントはふかふかに伸びた芝生の上に設営されているので、洪水の心配もなく、静かな朝を迎えていました。
研修中にヒルが一匹発見され、もしかすると大雨で元気になったヒルがテントの中に、という懸念はありましたが、そうした事態は生じませんでした。
朝食は、それぞれが、それぞれに、気の向くままの場所で、それぞれの好みに応じて食べていました。 |
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大雨に耐え静かに朝を迎えたテント村 |
某テントで朝げの支度 |
囲炉裏端で朝食する人 |
空模様は、何とかもってくれるのではという、希望的観測が出来る程度に微妙でした。
出発前に歩き方やストックの使い方について研修しました。
ヒル対策で、防虫剤を足元にスプレーし、雨よ降らずにいてくれと祈る気持ちで大平山に向いました。 |
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出発前に地図とコンパスのチェック |
さすが大ベテラン、
まず登山者カードのチェック |
入り口は草むしていますが、
中は広い道です |
大平山は低い山なので、樹木に覆われ、途中の見晴らしは良くありません。
それでも樹間から周りの様子がなんとか見える場所で、コンパスと地図で現在地のチェックを行いながら歩きました。
急坂の箇所で懸垂下降の研修をしました。
道迷いから脱出するために沢を越える時、沢岸は水による浸食で崖になっていて、簡単に沢床に降りることが出来ません。
そんな時にロープがあり、懸垂下降ができれば、沢床に安全かつ容易に降り立つことが出来ます。 |
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地図とコンパスで現在地のチェック |
雲に覆われ鷲ガ巣山の前岳しか見えません |
肩がらみによる懸垂下降、斜度が今一つ・・・ |
雨降りが気になり、1時間30分程度で大平山に登れるスピードで歩きました。
中には歩きが少し速いと思われた方が居たかも知れません。
でも、地図とコンパスで現在地を確認したり、ロープワークの研修をしたりしながら登ったので、公園から大平山山頂まで3時間弱かかりました。 |
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下山後、足元をチェックしたら、靴やスパッツにヒルが付いていた人が二人いました。
血は吸われていません。
雨降りに合わず、ヒルの害も避け、一連の研修を無事に終了することができました。
(おわり)
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大平山山頂、雲で鷲ガ巣山は見えません |
無事終了式を執り行いました |