自然保護活動
レポート・紀行文
2014年
 5.31(土)〜6/1(日)
共に晴れ
チャレンジランド杉川
権現山
630m
会参加者 (登山) 2011 Y/O 
13名 (座学) 2070 S/F
(男性6名・女性7名) (登山写真)2011 Y/O
座学研修会(チャレンジランド杉川)・登山研修(権現山)
≪コースタイム≫
≪6/1(登山研修)≫歩程5時間(休憩含む)
上杉川チャレンジランド(7:00)=哺土原林道(7:55)…視後平の滝(8:05-8:40)…保守道取付(8:50)…中越幹線86番鉄塔(9:15)…90番鉄塔分岐(10:45)…権現山(10:55-11:45)解散…哺土原林道保守道取付・下山(13:00)
≪紀行文≫
                           〜〜〜第58回自然保護委員研修会〜〜〜
≪5月31日(土)晴れ≫楽山会11名参加

 県山協主催の第58回自然保護委員研修会が開催され、会場のチャレンジランド杉川(五泉市)に加盟15山岳会の受講者40名が参集した。
 開催に当たられた、矢筈山岳会の代表他のごあいさつの後、加藤明文(むささび会)さんの講話「山の植物入門」を受講した。
 受講した第一感想は「私は山で出逢った花の名前を、今まで随分いい加減に言っていたな」です。
 植物には“学名”“日本名”“漢字名”が特に漢字名にはその花を意味するキーワードが含まれている。
 また、その分類には“○○科”の“○○属”の“○○種”とされ、例えば“タニウツギ”と“ウツギ”とでは○○属の段階で異なるそうです。
 また、図鑑などに記載される順番も決まっており1番は菊(進化が多い)で最後は松(進化が少ない)らしい。
 同じような花が咲いても“株分け”の樹木や、“幹分け”の樹木では種類が異なる等々、だんだん話が難しくなってくるが、講師のユーモアに富んだ話術に引き込まれ聴き入った。
 予定時間をややオーバーしたものの非常にためになったお話をお聴きすることが出来た。 

≪6月1日(日)晴れ≫楽山会2名参加

 2日目の登山研修には当楽山会からS/O自然保護部長と小生が参加しました。
 昨日に引き続き加藤講師から植生の実地指導をしていただきました。

 今日のメニューは先ず視後平(しごへい)の滝を見物します。

 視後平の滝は落差30メートルのスケールの大きな名瀑です。
 町の指定文化財に指定されています。

 哺土原林道側から鉄塔保守道を登って山頂を目指します。
 山間の朝は冷えますね。

 日が昇れば日中の暑さでヒルが出るのではと気になるところです。 

 権現山の登山コースは中川原集落からのクラシックルートとは別に、今日は矢筈山岳会の人たちのリードで哺土原林道側から鉄塔保守道を上り山頂を目指します。
新兵器のヒルバスターです
ご覧のとおり命中です 落差30メートル 町指定の文化財です 

 滝見物の後、林道を取り付き点に戻って登山開始となりました。間もなく中越幹線bW5、86の黄色い看板がありました。
 頭上を山頂方向に向かって立つ大鉄塔を順に辿って行くわけです。保守道はよく整備されていますね。

 尾根上に点在する珍しい植生の話を加藤先生から聴きながら登りました。
 鉄塔下にたどり着いて振り返ると川内山塊が競り上がってきました。日差しは強いですが涼風が頬に気持いいですね。
保守道に取り付きます よく整備された道です 鉄塔の下を登ります 
振り返ると日本平山が  加藤先生のお話を聴きます 朝鮮五葉というそうです

 4つ目の赤白に色塗られた大鉄塔を左手に見ると山頂はもうすぐです。
紅白色の大鉄塔が現れました 山頂まであと僅かです ギンリョウソウです

 山頂は杉林に囲まれた小広場になっています。以前あったお堂は潰れて残骸が積み重なっていました。
 北面が刈払われて菅名山塊の眺めが利く場所に陣取ってランチにしました。

 全員で記念撮影をした後は中川原コースを下山する組と往路を戻る組に分かれて行動することになりました。
 小生等は往路を戻ります。途中、bX0鉄塔から大展望を楽しみました。

 足元が切れ落ちた細尾根あり、低山ながら立派な岩壁を備えた山容は川内山塊の片鱗を見るようです。
 今日は他山岳会の人たちとの交流が出来て、いい山行になりました。
                                                            (おわり)
山頂に到着です 山頂で解散しました 川内山塊が一望です

(クリックで拡大)
足元が切れ落ちています 立派な岩壁ですね 歩いた軌跡(GPS)
国土地理院背景地図等利用許諾番号2011−005号