レンタカーを借りて登山口の有る“えびの高原”に向かう。
登山口の大きな駐車場は満杯状態でしかも有料。
一昨年停めた硫黄山の麓にある小さな無料駐車場の空きスペースを期待して車を走らせると、期待通り早朝登山の車が出た後にスペース発見、ラッキー!、これで随分登山時間が節約できる。
準備を済ませ早速登山開始。
硫黄山分岐(一昨年はここまで)を過ぎた見晴らしの良いところで昼食を摂った。
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この標柱の前(路傍)に駐車スペース有り |
駐車場の道路向かいにある登山口 |
暫く登ると左手に硫黄山が |
明るく分かりやすく整備が行き届いた登山道を進むと、“○合目”表示の標柱が立っていて迷うことは無い。
広い5合目で休憩し展望を楽しみ、7合目を過ぎる辺りから南の方向に大浪池が見えてくる。 |
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明るく整備が行き届いた登山路 |
展望のよい低木帯の5合目 |
7号目付近から大浪池が見えてくる |
殆ど大きな木々がなくなり、右手の大浪池全姿が大きく見えてくると九合目で直ぐに山頂の岩領帯になる。
上を見上げると山頂を表す看板の様な山頂標が観え、其処を目指して一登りで山頂到着。
この山頂標の後ろは垂直に切れ落ちた大きな火口口が口を開けており、腰が引けてしまう。
山頂からの展望は360度遮る木々も無く素晴らしい。 |
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眺めの良い9合目と後方の大浪池 |
岩場の上部に山頂標が見えてくる |
座っている後ろは切れ落ちている |
しばし山頂からの展望を楽しんだ後下山開始。下山は展望を楽しみながら往路を戻った。 |
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下山路から山頂を振り返る |
手前が活動中の新燃岳と遠くの高千穂峰 |
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硫黄山を見下ろす(登山口はもう直ぐ) |
登山口近くから山頂部を振り返る |
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下山後、鹿児島市内の繁華街に予約しておいたビジネスホテルに向かった。
このホテル、2泊朝食付きツインベッドシングル使用で8千円でおつりがきた(とても安い)。 |
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≪11/7(木)≫
やや天気に不安があったもののホテルフロント係の女性から「今日の天気は9時位から回復しますので山は大丈夫ですよ」心強い助言を頂き、意気揚々と今日の予定開聞岳に向かう。早目下山し観光でもしようと思った。
しかし、鹿児島市内は通勤ラッシュで大渋滞。車の“ナビ嬢”案内が良く分からなくなり、事前に調べて有ったスカイライン経由で向かうことにしたが“ナビ嬢”曰く「ルートが間違っています」を繰り返す。無視してスカイラインを走らせたら車は1台も走っていない…?。
“ナビ嬢”の助言を無視したしっぺ返しがきたのだ。スカイラインは途中で崖崩れがあり大きく迂回しなくてはならなくなり、登山口到着が大幅に遅れて4また。 |
しかも期待していた2合目登山口の駐車場は閉鎖中。
メンバーと荷物を2合目登山口で下ろし、車で一旦ビジターセンターの駐車場まで下がり、また2合目迄早足(駆け足)で戻り何とか登山開始。(かなり遅れて登山開始)
2合目登山口からは暗い樹林帯と深くえぐれたオーバーユースの登山道を進む。
時折木々の隙間から差す陽射しが幻想的で美しかった。
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2合目登山口 |
深くえぐれた登山道 |
深い樹林帯の陽射し |
5合目位までは未だ歩き易い登山道であり、鮮やかな黄色い花が咲いていたり、木々の切れ間や5合目展望台からは薩摩半島の端にある“長崎鼻”等が楽しめた。 |
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所々に鮮やかな黄色い花が咲いていた |
木々の切れ間から“長崎鼻”が観えた |
5合目展望台 |
しかし、6合目手前から徐々に怪しい道になってくる。
滑りそうな岩場の連続、梯子、ロープ等が設置されている。
“仙人洞”なって名のついた深い洞窟を中心にあちらこちらに穴が空いていて危険極まりない。 |
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滑りそうな岩道で歩く辛い |
“仙人洞”実際はもっと深く感じる |
岩の足場とロープが合っていない |
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濡れていて滑りそうな木製梯子 |
ロープがあっても届かない! |
ロープも梯子も無い岩場 |
山をグルーっと回る感じで登り、木々の間から枕崎方面の海岸線が観えてきた。もう山頂は直ぐ。
山頂直下のお社でお参りし山頂に向かう。
山頂大きな岩山と言う感じで、展望は素晴らしいが平らな場所が少なかった。
山頂到着が遅かったので我々以外誰も居らず好きな場所を選んで遅い昼食を摂った。 |
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枕崎に向かう海岸線が観えてきた |
山頂直下のお社(直ぐ後ろが山頂) |
山頂付近の岩場に立つ(風があれば無理) |
下山時刻を考えると長居も出来ず下山開始。
岩場や、梯子場、木に根っこ等に注意を払いながら無事下山。
振り返った開聞岳は強い西陽で白く輝いていた。
また帰路立ち寄った池田湖畔から観た開聞岳の美しい三角錐の山容は素晴らしかった。
今夜も楽しい“居酒屋飯”だ。
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登山口ふれあい公園から振り返る |
帰路“池田湖”こら見た開聞岳 |
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≪11/8(金)≫
前日、前々日とも晴れ予定していた登山が出来たことから、今日の予備日は観光か登山かとメンバーと相談し、良い天気なので“高千穂峰”に登る事にした。但し帰る飛行機の時間を考えると慌ただしい登山となりそうだ。
朝の混雑を避ける為、宿を早めに出発。お陰様で登山口にはスムーズに到着。
準備を済ませ、霧島古宮跡の鳥居をくぐり、登山道に向かう。
すれ違った若い登山者から「山頂避難小屋に自殺遺書があるので持って来てほしい」と言われる?
登山道は暫く石の階段が続くが引き段差の為歩き易い。階段が終わると平坦な登山道になるが細かい砂が覆っていた。 |
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登山口の霧島古宮跡の鳥居 |
霧島古宮跡からの登山道は階段が続く |
漸く階段が無くなるも細かい砂道が続く |
木々の姿が無くなり始めると、そこは火山礫(砂礫)の登山道。
斜度が増してくると“3歩進んで2歩下がる”的な登山を強いられる。
中部付近からは溶岩石が露出した場所があり、その部分を選んで登っていく。その方が段違いに楽。 |
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深い砂礫の登山道 |
斜度が増してくると結構疲れる |
溶岩石の露出部を選んで歩く |
喘ぎながら急な砂礫を登り切ると、右手に御鉢(噴火口)が観えてきて、その先に山頂が姿を現した。
御鉢の淵(楽な尾根道風)を進むと、山頂の全容が観えてきて山頂に続く道も見えてくる。 |
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右手に御鉢が観えてきた(向こうに山頂) |
御鉢の淵を進む(後方は新燃岳) |
山頂の全容が観えてきた |
山頂へは一旦下がり鳥居をくぐって山頂を目指します。
山頂への道も砂礫の急登で歩き辛い。にかく我慢我慢で一歩ずつ進む。 |
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山頂を目指すルートがハッキリ見える |
山頂へは鳥居をくぐっていく |
山頂を目指して砂礫の急登りを上がる |
やがて“逆鉾”が立つ広い山頂に到着。
山頂にある避難小屋を捜索し“遺書”を探したが見つからなかった「一体何だったのだろうか…?」。
素晴らしい展望を見て、少しでも長くと思いつつも時間が無い。暖かいコーヒーとケーキで無事登頂を祝い下山とした。 |
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“逆鉾”が立つ山頂に到着 |
山頂からの大展望を楽しむ |
後ろ髪引かれつつ下山 |
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慌ただしくも楽しく南九州三座を歩くことが叶い大満足だった。
個人的には日本100名山踏破の
98番目が韓国岳
99番目の開聞岳
となった。
ラスト100番目は地元に戻り越後駒となるが来年となりそう。 |
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無事下山(霧島古宮跡からの新燃岳) |
飛行機から観た富士山(往路) |
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