会山行紀行文 2013年
 11.01(金)
晴れ後曇り
(あわがだけ)(はくさん)
粟ヶ岳・白山縦走
1240m 1012m  
参加者 (紀行文) 1914 E/S
2名
(男性2名) (写真) 1914 E/S
≪コースタイム≫ 全行程時間10時間20分(含休憩)
加茂第二水源池(5:40)…3合目(6:19)…粟北峰(8:25)…権ノ神岳(9:44)…橋立(11:14)…宝蔵山(12:17)…白山(13:32-14:0)…慈光寺(15:50)…ギンナン茶屋駐車場(16:00)  
≪紀行文≫
                                   〜〜〜無雪の頃来たのは14年振り〜〜〜

 何時も粟ヶ岳に登る度に眺める白山、何時かは白山迄縦走したいと思っていましたが今年の夏、北峰から宝蔵山迄登山道が綺麗に刈り払われたという情報が有り紅葉の頃歩いて見たくなり単独で歩く計画をしましたが、女房に病人が1人で山に行くなと釘を刺されどうすれば良いかと思い悩み、高立山に行き同行してくれる人を探すが誰も行く人が居ず再度高立山を訪れ、4月に矢筈岳に同行して貰った人からやっとOKを貰い翌日行く事にしました。

 早朝に慈光寺の茶屋前駐車場で待ち合わせをし、1台の車を此処に置きもう1台の車で加茂第2水源池の登山口山ノ神の横に停め、準備の後未だうす暗い中をヘッデンを着け、ダムの堰堤を歩きだしました。

 少し汗も出たので3合目で上着を脱ぎ少し休憩、この頃はもう明るくなりヘッデンを外す。
 大栃平で少し休みクサリ場を過ぎ6合目で小休止、目の前の紅葉が綺麗、今が一番良い頃かもしれません。

 7合目の小屋前で少し休み目の前にこれから通る七頭、権ノ神、宝蔵山、白山と尾根が続づいて見えます。
 延々と続づく尾根、果たして白山迄歩き通せるか不安に成りますが行くしかない。

早朝の水源池、登山口
クサリ場 これから歩く宝蔵山、白山

  8合目も過ぎ9合目の粟の北峰に着く。
 本当は山頂まで行きたい所ですが往復40分は掛かるので明るいうちに慈光寺まで行きたいのでカットして七頭を目指す。
 此処より登山道は広く綺麗に刈り払われていますが急な下りです。
 滑らない様周りの木や笹につかまり慎重に下ります。
 七頭の痩せ尾根も無事通過、鞍部まで下り此処より権ノ神岳への急登が始まるので休憩、エネルギーを補給します。
北峰への登り 白山への縦走の始まりの北峰 七頭付近の紅葉
権ノ神岳斜面の紅葉 パノラマ写真 手前七頭、奥権ノ神岳

 落ち葉の上の急登を手を使いながら15分で登り切ると権ノ神岳の山頂。
 此処より歩いて来た七頭を振り返り見ると紅葉が綺麗。少し休憩の後次のポイント地点橋立てを目指します。

 最初は急な所を下りますが後は広く刈り払われた登山道を緩く下ります。フカフカの落ち葉の上を気持良く歩けます。
権ノ神岳山頂 歩いて来た七頭の痩せ尾根 橋立への縦走路
 
 橋立は縦走路の分岐点でこれから宝蔵山の急登に備えておにぎりを食べエネルギーの補給をします。

 宝蔵山へは最初は平らな広い道ですがいきなりの急登、両手を使い這いながら登ります。
 三か所のピークを越え登りも緩くなると間もなく宝蔵山の山頂。
パノラマ写真 七合目登りの紅葉 橋立の分岐点(三差路) 宝蔵山への平な縦走路

 山頂の標柱は熊にかじられボロボロに成って居ました。
 此処より最後の山、白山を目指します。登山道の刈り払いも此処までで後は少し藪っぽい尾根歩きです。

 袖山のピークは見晴らしの良い所で残雪の頃は烏帽子を越え此処まで来れます。
 気持のよい縦走路を先頭で歩いていると後ろで「マムシ」が居るとの声、振り向くとマムシが登山道脇へゆっくり移動中でした。
 落ち葉の上のマムシが良く分からず跨いでいました。踏んでいたら噛まれていたかもしれませんでした。
宝蔵山々頂 熊にかじられた標柱 白山への縦走路

 此のコース最後の山白山の小屋に着きました。
 雪の有る頃は良く登る山ですが無雪の頃来たのは14年振りです。
 鯖池や山頂の祠を見るのも14年振り山頂の看板は無くなり新し標柱が建つっていました。
 風か冷たいので小屋の中で遅い昼ご飯を食べ今日初めてゆっくり休憩しました。
白山小屋前で 水の殆ど無い鯖池 新しい標柱と山頂の祠

 此処から後は下るだけ明るいうちに慈光寺まで下山出来そうです。
 周りの紅葉を見ながら滑らない様に気を着けながら下山。
白山下山中

 3合目の祠に無事下山出来ますように手を合わせ此処から始まる急な下りを1合目まで無事下り明るい内に駐車場に着きました。


 一度は歩きたいと思っていた此の縦走路、紅葉の一番綺麗な頃歩け満足の一日でした。
                                                  (おわり)
三合目の祠 無事慈光寺に到着