会山行紀行文 2013年
 10.28(月)
晴れ
(いわびつやま)
岩櫃山

803m
参加者 (紀行文) 2070 S/F
2名
(男性1名・女性1名) (写真) 2070 S/F
≪コースタイム≫
平沢登山口(8:00)…岩櫃城本丸跡(8:25)…天狗の蹴上岩(8:55)…8合目岩場(9:15)…岩櫃山山頂(9:30-9:50)…沢通り…平沢登山口(10:30)
≪紀行文≫
                           〜〜〜う〜ん、迷うな…?この岩場続きの山は会山行向き?〜〜〜
 今日は久し振りに天気が良い。
 この秋は天気が不順で行きたい山、行かなくてはならない山があるのに行けない日が続いた。
 
 インターネットで天気予報を眺め「よし!明日行こうと」決め、次に何処に行こうかと群馬県と長野県のガイドブックを眺め山選び。
 結果的には行きたい山より行かなくてはならない山(来年の会山行予定の山)を選択した。

 この日は1日で“岩櫃山”と“掃部ヶ岳”2つの山を下見しようと出かけた。

 先ず“岩櫃山”の平沢登山口に向かい。未だ1台も停まっていない駐車場に車を停め準備。
 登山口入口の無人案内所からパンフレットを頂きすぐ脇の登山口から登山開始。

 少し歩くと“沢通りコース”と“城址コース”の分岐路。急ぐ場合は“沢通りコース”を真っ直ぐ進めば山頂へは少し早く登れるが我々は左に折れ城址コースを選択した。
登山口のコース案会看板
駐車場から見た無人案内所 案内所脇の登山口 左へ進む“城址”を選択

 城址への登山道は深い木立の中を登っていく(いきなりにしては急な登り)。やがて見晴らしの良い東屋が建っている“堅掘”に到着。
 そして直ぐ先に“岩櫃城本丸跡”があった。戦国時代までの名城だったらしい。
朝陽が差しこむ木立の道を登る “堅掘”後に立つ東屋 岩櫃城本丸跡

 この城址迄は比較的安全な登山道だったが、城址から先は狭い尾根道が待っていた。
 しかも、所々に大きな岩が行く手を遮り、その岩を登ったり、抱きかかえるように歩いたりする。結構スリルがある。
 尾根筋を終える地点が郷原駅から上がってくる“赤岩通りコース”と合流する。
狭い尾根道の行く手を遮る岩 岩の上に登ってみると展望は良い “赤岩通りコース”との合流点

 合流点から直ぐのところに“天狗の蹴上げ岩”の看板、見上げると大きな岩が折り重なるように続いている。
 梯子や鎖が連続しまた登山道も極端に狭く“つまづき”は許されない。
 8合目表示を過ぎると突然高い岩の上に立つ。足元が切れ落ちた前方に山頂が見える。
天狗の蹴上げ岩の看板 鎖や梯子が連続する 切れ落ちた足元の向こうに山頂が観える

 山頂には切れ落ちた岩場を鎖を頼りに一旦下り、ほぼ垂直に切れ落ちた狭い尾根を歩く。
 山頂直下にくると見上げる岩の先から鎖が下がっており、これを慎重に登って行くと山頂に着く。
 山頂はとても狭く、後ろが垂直に切れ落ちている。しかし360度の展望は素晴らしい。
8〜9合目の岩場を降りる 山頂に続く岩を鎖を使って登る 山頂はとても狭いが360度の大展望

 山頂からの展望を堪能した後、下山路“密岩コース”を降りはじめる。
 しかし、梯子や鎖の連続、しかも足場が狭い。これは危険と判断し慎重に山頂へ戻り、往路を辿った。
山頂から遠く冠雪した山並みを観る “密岩コース”の下山を試みるが、危険と判断した

 復路は“天狗の蹴上げ岩”迄往路を下り、そこから沢通りコースを辿り登山口に無事戻った。
 途中東京から来た20名の団体さんとすれ違ったが、はたしてあの山頂はどうされるのやら…。
 この山を会山行とするならば“昼食場所”“山頂の立ち方”“危険箇所が多過ぎランクが決め辛い”などの課題がある。
 
 下山後、榛名湖に向かい掃部ヶ岳と杏ヶ岳を結ぶ“杖の神峠”に向かう。次に掃部ヶ岳に登ろうとしたが登山口が見つからず右往左往。
 結局13時を大きく過ぎ、空腹と下山時間を考え“硯岩”迄登り大展望をおかずに遅い昼食を摂って下山した。
登山口から見上げる硯岩 硯岩への分岐点 硯岩から観た榛名湖と榛名富士

 さすが群馬県、紅葉もあり花もあり桜の狂い咲きもありでした。