会山行紀行文 2013年
 10.12(土)〜10.12(月)
(天候は下記本文に)
(なえば)
苗場山縦走
2145m(苗場山)
参加者 (紀行文) 2084 S/S
4名
(男性3名・女性1名) (写真) 2084 S/S
≪コースタイム≫
≪10月12日(土)≫
新潟駅(6:05)=電車=津南駅(8:52)=タクシー=見倉P(9:30-10:00)…金城山(昼食)…小松原湿原(中屋敷)…小松原避難小屋(14:00泊)
≪10月13日(日)≫
小松原避難小屋(6:00)…日陰山・・・霧ノ塔・・・小松原分岐・・・神楽峰・・苗場山頂(12:00-12:30)…昌次新道…赤湯温泉山口館(16:00泊)
≪10月14日(月)≫
山口館(7:00)…鷹ノ巣峠…林道終点…元橋登山口(11:30-12:00)=タクシー=湯沢駅(昼食12:30-13:10)=電車=新潟駅(15:54)
≪紀行文≫
                                〜〜〜『スノーカントリートレイルをゆく』〜〜〜
≪10月12日(土):曇り≫
 今年から新潟・長野・群馬の三県にまたがり全長280qに及ぶロングトレイルなるものが制定された。
 その一端でも歩こうと思いこの山行を計画したが、小赤沢コースでは何回も歩いているので以前から気になっていた小松原湿原コースとした。

 当日、曇空の中新潟を出発し電車・タクシーと乗り継いで見倉Pに到着、準備をして歩き始めるが登山口からいきなり標識がはっきりせず(遊歩道・風穴コース・金城山コース)一瞬迷うが先輩TN氏のアドバイス通り左45度の道を行く。
温泉付駅『津南』 見倉Pの案内板 山の恵み

 すぐに急登が始まりあえぎながら登るが所々に山の恵みがあり丁度良い休憩になりいつの間にか金城山の三角点を過ぎてしまった。(三各点は登山道よりズレテいる)
 昼食後ゆるい登りをゆくとやがて中屋敷の分岐に出た。ただ一面の枯れ野原が広がっている。

 ここからは雨雲に背を押されながら木道を急ぎ予定よりも早く小松原避難小屋に到着した。
 手入れの行き届いた小奇麗な小屋である。
 すぐに近くの水場で山の恵みを洗い持ち合せの調味料で名物『闇鍋』とする。
 宴たけなわの頃、地元の方が8名ほどいつの間にか降り出した雨の中を到着した。
中屋敷の分岐 小松原避難小屋 キノコ入り『闇汁』
≪10月13日(日):曇り≫

 2日目、昨夜の残り鍋を雑炊にして定時に出発、木道はすぐに終わり普通の登山道に変わるが良く刈り込まれていて快適な歩きとなる。

 日陰山からは展望が良く、休憩の度に地図と磁石で山座同定を楽しむ。

 小松原分岐の手前は火山岩のような岩場が続き岩登りとなる。


 稜線に出てからは風が強く寒い思いをするがやがて山頂に到着。


 大勢の登山客がいるがベンチの一角を確保して早々に昼食を済ませ下山にかかる。
霧ノ塔案内標識 神楽峰から苗場山頂 苗場山頂

 しばらくは湿原の中を楽しむが山頂直下からは急な岩場が始まり緊張するがそれを過ぎるといつの間にか風もなくなり緩やかな下りとなる。

 最後は鉄橋を渡り赤ペンキの道標を目印に河川敷を歩いて秘湯赤湯温泉に到着した。
 入浴後すぐに夕食となるがキノコづくしの素朴な料理に酒もすすむ。(某女史はキノコ汁を3杯もお代わりしたらしい)

 丁度某国営放送局の取材があり厨房が騒然としていた。(11月9日に放映があるらしい)一段落した頃、同行のHT氏はご主人から今日の獲物の鑑定をしてもらう。
  早朝?3時にコンパス片手に満天の星空の中を『卵の湯』を楽しんだ。
ランプの宿 キノコ尽くし 玉子の湯
≪10月13日(日):快晴≫
 最終日は朝湯・朝酒を楽しんでから出発した。途中ですれ違う人たちはほとんど赤湯の入浴が目的らしい。

 早く出発したのにかかわらず道草を喰い過ぎて予定のバスに乗り損ねてしまった。

 タクシーを奮発して湯沢駅に到着。
 駅中の蕎麦屋で乾杯・新そばを味わって車中の人となった。
 往復とも鈍行の旅となったが新幹線では味わえないゆっくりとした車中で越後の山々を楽しみながら新潟に到着。

 今回は曇空ではあったが展望も良く休憩の度に地図を出して山座同定をしたり、位置確認や沢や急登などの個所をチェックしながら地図遊びを楽しみながらのびりとした山行となった。

 同行の先輩方に感謝の山行でした。
元橋登山口