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とよぬか山荘の玄関 |
第一ゲート付近のバス発着所で準備 |
第一ゲートを後に長い林道歩きが始まる |
処々に崩落個所があるものの広く歩き易い林道が続く。
単調な林道歩きも両脇に咲く様々な花々をカメラに収めたり眺めたりしていると、飽きることなく取水施設に到着した。 |
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林道の両脇には多くの花が咲いていて楽しい林道歩きができた |
漸く取水施設に到着 |
取水施設付近の広場で昼食と渡渉準備を済ませ、いよいよ本日のメイン“渡渉”開始。
多少の不安とワクワク感が交錯するも、下山者の情報では深くても“膝上”らしい。小生は足が短いので“股下”かな。 |
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取水口(額平川とその支流が観える) |
どうにも締まらない恰好 |
取水口の端から額平川に沿っていく |
しばらく額平川に沿って歩くが、やがて渡渉開始地点に到着。意外に水深は浅い、今日は大丈夫だ…と安堵するのは早すぎかな。
渡渉を繰り返す内に膝上レベルで急流の箇所が増え、緊張を強いられる場所も出てくる。
それでも大きな問題も無く幌尻山荘に到着した。 |
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結構浅い、いけるぞ! |
前方に滝、う回路を登る |
漸く幌尻山荘に到着 |
到着した幌尻山荘では管理人さんから「外で着替えて、リュックは持ち込まない…」等の指示を受け、夕食も外で食べるように言われる。
既に中で煮炊しているグループが居るのに…と少々疑問を感じた。結局外で食事をしたのは2グループだけだった(後は山荘内で食べていた)。
まあ仕方が無いけど平等に扱って欲しかった、管理人さんなりのお考えも有ったのかもしれないが。 |
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≪8/18(日)小雨後大雨≫
早朝、小雨降る山荘前で登山準備をする。天気が悪いためなのか我々の前に出発したのはガイド付きの3名だけ。
ヘッドランプを頼りに九十九折りの急こう配を登っていき、やがて先行の3名を追い越すも、長野から来られた2名には追い越される。
Tさんの「もう少しで楽な登りになるよ…」の激励を受け殆どノンストップで“命の水”(枯れていた)手前の尾根に到着、しばし休憩。 |
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未だ夜が明けない山荘を出発 |
山荘前から伸びる登山道(前日撮影) |
“命の水”手前の尾根(小雨と濃霧) |
確かに“命の水”付近からは傾斜も緩やかになるが、滑りやすい根っこや岩が登山道を覆いとても歩き辛い。
ただ、山頂に近付く尾根筋では沢山の花々が咲き乱れていた(暴風雨の為、殆ど写真が撮れず)。 |
やっと到着した山頂は雨風が強く(雨が痛い)とても長居が出来る状態では無かった(低体温症になってしまう)。
何とか記念写真を撮り、即下山開始。
下山途中に幾つかのグループが登って来たがガイド付き3人は登ってこなかった。 |
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滑りやすい根っこと岩が続き歩き辛い |
暴風雨の山頂(寒くて雨が痛い) |
辛うじて撮影できた花々 |
「さあ帰ろう!」と勇んで下山し山荘に到着するも多くの登山者はもう居ない。
増水が始まる中、避難的に下山をしてしまったようだ
管理人さん曰く「今日は下山できません。死にたく無かったら絶対に降りないで下さい。」と注意を受ける。
山荘の前を流れる沢は物凄い音を立てた濁流となっていた。とても下山できる状態では無い。
結局山荘での“足止め”となったが、食糧が残り少ない。α米や僅かなパンは残っているが昼食と夕食が精一杯だ。山中ですれ違った他のグループも似たり寄ったりだった。
何故か売っていた“ビール”と僅かな食糧を分け合い、早い睡眠となった。明日の回復を祈って。 |
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≪8/19(月)曇り≫
朝一番で気になる沢を診に行ったが、昨夜も大雨だったらしく轟音を立てた濁流を目の当たりにし、今日帰れるのだろうかと不安が過る。
管理人さんは「午前中は無理、早くても午後になる」と話されたが、帰りの切符が紙くずになってしまう。
メンバーと下山後の対応を話し合うが、携帯電話の繋がらない山荘では“乗船変更”の手続きもとれないと諦めの心境。
しかし、“天は我を見捨て無かった”。 沢の水位が急激に下がっていくのを診て管理人さんが登山者全てを集めて「多少深いが9:30に“Go”サインを出します」言って頂けたのだ。
急ぎ下山準備を整え、「GO!」と同時に下山開始。
下山にあたっては長野のMさんとOさん、東京の若者4人組、静岡の御婦人2人、老夫婦で急ごしらえのチームを結成し協力し合い降りることにした。
しかし、一昨日とは大違いで深い場所で“腰”位(女性なら“胸”)の水深も少なくなく渡渉が終わる取水口まで緊張を強いられた。
取水口では休むことなくバスの待つ第一ゲートまで一気に歩き続けた(休憩しても食うものが無いので)。結局山荘から第一ゲートまで“ノンストップ”で歩き続けたことになり、結果先発のバスに乗ることがでた。
バス内で販売していた“トマトジュース”が最高に美味かった。
お陰様で新潟行きのフェリーにも間に合い切符のキャンセルをすることなく帰ることができた。
下山後も長野のMさんとOさんとは新潟迄ご一緒することになった。
見ず知らずの方々にお世話になり深く感謝申し上げる山旅だった。 |
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急結成の“脱出チーム” |
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第1ゲートではバスが待っていた |
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