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道に迷うことなくナビの通り竹宇駒ケ岳神社駐車場に着いた。かなりの車が来ている。
仮眠。
目が覚めると暗いのに人々は動き始めている。
ようやく起きて準備をして出発する。
登り口の竹宇駒ケ岳神社まで林道を歩き神社で参拝をして、定員5人の吊橋を渡る。
尾白川の清流が見える。 |
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竹宇駒ヶ岳神社 |
尾白川に掛かる吊り橋 |
いきなり急登があり、オオカメノキの高木の林を過ぎて、ミズナラの林となる。しだいにシラビソなどが混じってくる。だんだんと緩やかな道となる。 |
林床は明るく、降雨や日照が少ないためか貧相な下草ですっきりしている。日が差してきて暑くなる。 それにしても思ったより多くの人が登っているのには驚いた。
誰ともなく話しながら進む。TVで見て来たくなったという理由が多いようだし、何回目というベテランもいた。7〜8人の団体もいる。団体の後ろに着くと「特急」などと言われて先に出されてしまう。それで、ペース配分が狂ってしまう。
山と高原地図のコースタイムでは、登り9時間下り6時間と長い。体力を温存しながらバテないように行かなくてはいけない。
横手・白州分岐までで30分くらい速い。大丈夫だろうか。それにしても、だいたい同じペースの人が前後していて面白い。
途中、鳳凰三山の地蔵岳のオベリスクが良 |
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綺麗な登山道です |
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横尾・竹宇分岐 |
地蔵岳のオベリスクが観えます |
刃渡りを慎重に通過 |
刀利天狗を過ぎたくらいから鎖場や梯子が出て来た。
道は黒戸山を巻いて緩やかに進み五合目小屋跡に着いた。
山岳宗教の山なので石碑が多い。それらを見ながら歩くので気が紛れる。先人はどんな気持ちでこれらを上げて設置したのだろうか。
中には大きいものもある。
この先、梯子と鎖が多い。梯子でも鉄骨に丸い人工木をボルトで固定したものがある。
靴の接地面が不安定なので気を付けて行く。鎖は岩にしっかりと固定してあり信頼性がある。 |
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刀利天狗 |
梯子が多くなってきます |
登山道から山頂が観えました |
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五合目石仏 |
結構高度感がある梯子 |
岩肌に取り付けられた梯子 |
七丈小屋に着く。
ここで泊まる人やテントの人とは別れる。
小屋の前でもうビールを飲んでいる人もいた。
冷たくておいしい水が出ている。
100円を箱に入れて利用する。
ここまでで2リットルのほとんどを飲んでいる。
水の補充ができてありがたい。
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七丈小屋と有料の水飲み場 |
順調に高度を上げて8合目に着く。もう下って来る人に会う。若い人は強い。途中で断念して下山する人にも出会う。
山頂方向は少しガスが出て来た。
山頂は岩稜に隠れてまだ見えない。ここから見えている岩稜を越えると見えるそうだ。 |
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山頂が大きく観えてきました |
岩に剣が立てられています |
鎖を頼りに岩をよじ登る。 これがけっこう続く。 |
降りて来る人から、もう少しで楽になると教えられ、しばらく行くと立って歩けるようになった。
ようやく山頂が見え、最後はあっけなく着いた。
バテバテで着いたのでよけいうれしかった。
山頂は、結構広くて北沢峠から登って来る人も次々到着していて賑わっていた。
仙丈ヶ岳は良く見えたが、北岳は雲の中だった。少し先に行った若者2人もいた。 |
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山頂手前に建つ奥社 |
山頂のお社 |
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「バンザ〜イ!」やっと着きました |
仙丈ヶ岳が観えます |
目の前に摩利支天が観えます |
握手をしてから下っていった。ずーと前後して登って来たテント泊まりの人が来た。この人とは七丈小屋でまた会った。
さあ、のんびりはしていられない。どこで日が暮れるかわからない。コースタイムでは6時間くらいかかるようだ。
摩利支天を右に見ながら下る。登りに声をかけられたように登って来る人に声をかけて行く。 |
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下り時に改めて写した鎖場(とても登りやすくなっています) |
鎖の端には安全を祈願した記念板が |
七丈小屋で靴の紐を締め、水を補給して行く。テント場は、登るときに1個だったのにカラフルなテントでいっぱいになっている。調理の時間帯なのか水の補給も時間がかかった。
山ガール、大きなザックの数人とすれ違う。トレランの人が走りぬいて行く。
刀利天狗を過ぎたころから足が痛くなってきた。横手・白州分岐からも単調な景色が続き道は長い。
ようやく日暮れ前に竹宇駒ケ岳神社に着いた。名水を飲みながら、無事に日帰りをした充実感に浸った。
目安だが、携帯の歩数は46000歩であった。
あとで、山梨県は気温40℃もあったと知った。暑かったわけだ。バテバテになったし山頂も暑かったし涼しくないわけだ。
日本最高級、超高濃度天然温泉「尾白の湯」に入って筋肉痛を和らげた。
こんな筋肉痛では明日の登山はあきらめて帰宅することにした。
≪今回の登山で出会った主な花々≫ |
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キオン |
イワオトギリ |
ミヤマホツツジ |
ミヤマキリンソウ |
ミヤマシシウド |
ヤマハハコ |
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