会山行紀行文 2013年
 07.18(木)〜07.19(金)
雨後曇り   晴れ 
(からまつだけ)
唐松岳
2696m
参加者 (紀行文) 1914 E/S
13名
(男性4名・女性9名) (写真) 1914 E/S
≪コースタイム≫
≪1日目(7/18)≫
秋葉区役所(5:05)=白馬山麓ゴンドラ駅(9:00)≒ゴンドラ、リフト、山頂駅(9:40)…唐松山荘(14:00)
≪2日目(7/19≫
唐松山荘(7:00)…唐松岳山往復…唐松山荘(8:10)…リフト山頂駅(11:25)≒リフト、ゴンドラ山麓駅(11:50)=入浴=道の駅小谷(食事)=秋葉区役所(17:20)
≪紀行文≫
                                   〜〜〜明日は晴れる事を祈りつつ〜〜〜
≪1日目(7/18)≫
 ハイキングクラブの山行で唐松岳に登って来ました。
 唐松岳、日帰りした事は有りますが今回は小屋泊まりでゆっくり登るので参加しました。
 白馬山麓ゴンドラ駅に着き準備をしていると突然のにわか雨。
 雨具を着けようと思い雨具の入った袋を開けると出て来た物は雨具では無く!何とシュラフ、なんで?最近脳細胞の減少かしら?先回の山も雨具を着けようと思いザックの中には雨具が「2着」も有りました。
 こんな物を被り雨の中を歩く事も出来ずどうしょうかと思案しました。折りたたみ傘は有りますが山の上の方は風が強く役に立たないでしょう。どうしょう?そこで思い付いたのが小屋は寒いかと思いダウンの上着にヤッケのズボンを持参して居るので雨具の代用にする事にしました。
 でもどちらも防水はあまり良く無いので雨の降らない事を祈りつつゴンドラに乗りました。

 リフトに乗る頃は雨も上がり山頂駅からは風が強くまた何時雨が降るか分からないのでダウンの上着とヤッケのズボンを着け歩き出します。

 今日は学校登山が有るそうで多数の生徒達で登山道は溢れて居ます。
 生徒達に聞いた所今日は小屋泊まりだそうで小屋は混雑が予想されます。

 八方池で昼食の予定でしたが風が強くもう少し先まで登り風の当たらない所で昼食にする事にし前に進みます。
 尾根に出ると猛烈な風、吹き飛ばされない様に岩にしがみ付き風の弱くなった所を見計らい前に進みます。

 時々雨も降って来て生きた心地はしませんでしたが何とか風の当たらない所迄全員無事に着き昼ご飯を食べました。
学校登山
 その後も強い風の中を吹き飛ばされない様に前進します。
 丸山ケルンを越え、残雪の上を歩き無事全員唐松山荘に着きました。
 途中花も咲いていましたが強風の中観る余裕など有りませんでした。

 心配された小屋の混雑も学校登山の生徒達強風の為諦めて引返したたそうで小屋は定員の3分の1と静かでした。
 夕食まで時間が有るので部屋で少し休みました。

 食事の後明日の天気を気にしながら晴れる事を祈りつつ寝る。
 今の所外は激しい風雨の音(明日の天気は晴れの予報)。
 此処の小屋は消灯時間は無くヘットランプは必要ありませんでした。
 1時頃トイレに行き外に出て見ると雨は止んでいましたが以前風は強く辺りはガスで何も見えません。
≪2日目(7/19≫

 御来光を見に行かないかと起こされる。
 と言う事は今日は良い天気?皆雨具を着けるも私は無いのでダウンの上着とヤッケのズボン、へっランプを着け外に出る。

 依然と風は強いがでも雨が降らないので雨具が無くても安心、小屋の直ぐ上の小高い所で日の出を待ちます。

 風が冷たく鼻水を垂らしながら、写真を撮る為手袋を外すと手が冷たい。
日の出前の雲海 日の出を待つ2人

 眼下は雲海が綺麗、立山や剱岳が雲海の上に浮かび幻想的。

 雨上がりなで大気は澄んでいて眺望は抜群、遠くに富士山も見え目の前に五竜岳が大きい、その内雲海が明るく成り出し日の出が始まりです。
 写真を撮りお日様にこれからの色々な無事を祈ります。
 朝食には未だ早いので又ひと眠りします。
雲海からの日の出 日ので後の立山、剱岳
 
  朝食の後山頂に登り眺望を楽しんだ後下山。
山頂 五竜岳 山頂

 小屋の近くコマクサも咲いていますが旬を過ぎて居ました。又昨日小屋近くで咲いていた黒ユリ、天候が悪いので明日写真に撮ろうと思っていたのに一晩でしおれて居ました。でも昨日は強風の悪天候で花など観る余裕など無かったのですが今日は風も無く良い天気で登山道の脇には色々な花が咲いていてカメラに収めるのが忙しい。(家に帰り写真を見ると満足する物は殆ど無いのに)

 丸山ケルンで休憩、昨日は見えなかった白馬三山や唐松岳へと続づく稜線、目の前に迫力の有る不帰ノ嶮、私には歩けないでしょうが見飽きる事が有りません。
 此処から先今日は天気も良いので多くの登山者が登って来ます。
 学校登山の大行列も登って来ました。
不帰ノ嶮 白馬三山

 昨日観れなかった花を観ながらゆっくり下山、山麓近くの温泉で汗を流し途中の道の駅で遅い昼ご飯、此処で飲んだ生ビールが美味しかったです。

 2回続づけて持ち物の不手際、少し落ち込んだ山行でした。    
                   (おわり)
雲海に浮かぶ立山、剱岳 
今回の山歩きで

出逢った花達
シラネアオイの群落
チングルマ キヌガサソウ コマクサ シラネアオイ 小イワカガミ
黒ユリ ヤマハハコ アオノツガザクラ
ミヤマカラマツ クルマユリ シナノキンバイ タテヤマリンドウ ツガザクラ
ニッコウキスゲ ムシトリスミレ サクラソウ ミネウスユキソウ ジャコウソウ