5時30分、静かな佐渡汽船ターミナルにテンション高く「お早うございま〜す」の声が響く。
常に目にしている海の向こうの佐渡、眺望の良い時にはくっきり山容を見せてくれる佐渡の最高峰金北山を歩きます。
天気は上々、気分も上々で乗船する。
いまどきの佐渡はオフシーズンなのか乗客の人も少ない。
出港すると先ずは腹ごしらえの朝食タイムです。
ジェットホイルは早くて快適でしょうがフェリーのこの2時間30分が旅気分を満喫させてくれる。
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金北山(国土地理院背景地図等データ利用許諾番号2011−005号) |
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両津ターミナルでタクシーに乗り金北山白雲台へ向かいます。
今日のコースは白雲台〜ドンデン山荘までの縦走路歩きです。
スタート地点から暫くの間は車道歩きで、進む先に防衛省管理道路の重々しいゲートに出合う。 |
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始発に乗船しました |
白雲台までタクシー直行です |
ゲート脇から入ります |
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道路脇の白、黄色のハナニガナ、オダマキに見入っているとマツムシ平へ出る。
分岐点でO氏(リーダー)より地図の見方を教えて貰う。新人研修で勉強した筈なのに・・・。
地図とコンパスで現地勉強です。
ブナ林を過ぎ行く手の先に妙見山の監視レーダーと金北山頂の建物が近くに見えてくる |
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読図の勉強中 |
牙城のような金北山 |
山頂直下の建物脇を通過するとこま犬が迎えてくれる。
山頂の金北神社に通じる道はオダマキロード、咲き誇っています。神社で安全祈願をしドンデンへと向かいます。 |
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石灯篭と狛犬のいる参道です |
参道はオダマキが咲き誇っています |
金北山神社に参拝しました |
樹林帯の急な下りでの緊張をシラネアオイ、ウラジロヨウラク等の花がホッとさせてくれる。
傾斜が少し緩くなると右手にアヤメ池と出合う。
池の周りは緑が濃くカキツバタ(池の名称はアヤメですが咲く花はカキツバタ)の真っ直ぐに伸びた葉の間から可愛い蕾が顔を出している。
役の行者を過ぎ天狗の休場でランチタイムです。
時間の止まったような静けさ・・・聞こえるのは鳥の声だけ・・・。
山頂で地元の方3名に会った後は誰とも会っていません。
この長い縦走路私達5人占めで〜す。
縦走路は樹林帯と草原が交互にあり、草原からは向かう先の登山道、振り返れば歩いて来た道が見えます。
ランチを済ませ歩き始めると前の方で「シャクナゲ!!」の声。
最初の一輪に慌ててカメラシャッターを押したけど、次から次へと咲いてる咲いてる・・・。
気がつけばシャクナゲだけで10回近くシャッター押してました。
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あやめ池は山上の楽園です |
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ランチタイムは楽しい |
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来し方を振り返ります |
シャクナゲが満開です |
カメラが忙しくて前に進めません |
イモリ平に出るとこれから向かう真砂の峰が正面に姿を見せる。
ザレ場にはキジムシロ、ハナニガナ、ノバラ?、勿論シャクナゲも乱舞してます。
石花越分岐、マトネを過ぎ此処からはひたすら樹林帯を下りアオネバ十字路へ進む。 |
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出会った花 キジムシロ |
出会った花 シロバナニガナとハナニガナ |
出会った花 コハマナス |
途中に出合うシャレ杉の自然造形美には驚かされる。
道幅も広くなりようやく縦走路の終点に到着で〜す。
ドンデン山荘まで車道歩きをし、迎えのタクシーが来るまで展望を楽しむ。
眼下には鏡のような水面を白いフェリーが新潟へ向かって湾を出て行く |
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シャレ杉って洒落た杉? |
ドンデン山荘に到着です |
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お風呂で汗を流しメンバーの案内で地元ならではのお店で夕食タイムです。
頑張った自分への御褒美・・・冷えたビールとお刺身が美味しかった。
ほろ酔い気分で乗船し山談義をしているといつの間にか船旅も終わりです。
早春の賑やかな山歩きも楽しいですが、鳥の声を聞きながら静かな山歩きも良いものです。
今日の山歩き、元は会山行で計画されましたが申し込み人数が少なくお誘いに変わりました。
中止せずに決行して下さったリーダー、そして共に歩いたメンバー、有難うございました。
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居酒屋テンクニで打ち上げ会をしました |