会山行紀行文 2013年
 06.06(木)
曇り
(ありやけやま)
有明山
2268m
参加者 (紀行文) 2052 M/T
2名
(男性1名・女性1名) (写真) 2052 M/T
≪コースタイム≫ 【中房コース(裏参道)より】
安曇野IC(5:40)=有明荘駐車場(6:25-6:50)…三段滝分岐(7:05)…四合目(7:50)…八合目(9:25)…北岳(9:50-10:00)…中岳(10:10)…北岳(10:30-10:45)…八合目(11:05)…四合目(12:20)…三段滝分岐(12:55)…有明荘駐車場・温泉(13:05-14:00)=安曇野IC(14:55)
≪紀行文≫
                                 〜〜〜一度は行ってみたい石楠花の頃〜〜〜

 姿形が富士山に似ているもので、いつも信濃富士と親しみを感じ眺めていたが、登山の話となると、どうも今一つ人気のない山のようです。
 「難儀な山だ」、「大変だった」と聞く度に、私には無理かなと思いちょっと遠慮していた山でした。

 勇気を奮って登ってみると、聞くと見るとは大違い。
 満開の石楠花が迎えてくれ、急登も気を付ければそれなりに楽しむことが出来ました。
 そこで、有明山の名誉のために山行記録を書いてみることにしました。

 有明荘の前を過ぎ、すぐ右へ曲がると駐車場です。その奥にヘリポートがありますが、その手前左が登山口になっています。
 ネット情報によりますと登山口からは笹ヤブ漕ぎとありましたが、登山道はきれいに刈払いされ、ヤブ漕ぎの心配は全くありませんでした。
 登り始めてじきに三段の滝との分岐です。
へリポート手前左に登山口 笹はよく刈り払いされて 三段の滝との分岐

 壊れかけた急で長い梯子からは急登の連続です。危ないところにはトラロープがしっかりと張ってあります。
 ようやく四合目、石楠花が満開です。大きな木に大輪の花はそれはそれは見事です。

 イワカガミの濃いピンク色も鮮やかです。
 お天気のせいもあり鬱蒼とした山中ですが、石楠花がぼんぼりの様にほわっほわっと浮いて見えます。
急な梯子にトラロープ イワカガミの群生 四合目の石柱

 心配していた登山道も赤テープが良く付けてあるので、これさえ見落とさなければ大丈夫。安心しました。

 最初の岩場のトラバースもボルトが打ってあり、見た目よりは楽に通過できました。
 ただただ、八合目の過ぎの稜線へ出るまでは足場の悪い急登が続きます。
標識も付いています ボルトが打ってあり大丈夫 足が短いと苦労します

 時には岩場を乗り越えなければなりません。気を引き締め、鎖をしっかり持って緊張です。
 いよいよ山頂も近く、少し雪が残っている所もありました。

 ようやく有明山の最高峰・北岳の山頂です。大きな金属の鳥居と小さな神社が祀ってあります。
 この鳥居は避雷針になっているそうです。後ろには残雪の大天井岳から燕岳が素晴らしい。
少しスリリングな場面も 鳥居が避雷針の山頂 残雪の大天井岳に燕岳

 神社の裏から中岳へ向かいます。2分ほどで二等三角点を過ぎ、岩のトラバースや壊れかけた桟橋を通過し中岳の奥ノ宮へ。
 なぜかこの先にも壊れかけた神社がありました。

 南岳へ向かったが登山道は雪で埋まっており、軟弱者はこれ幸いにとここまでとしました。

 帰りは有明荘の温泉に、600円で大きな木の湯船に露天風呂が良かったです。
中岳の奥ノ宮 南岳へは残雪があり断念 有明荘で汗を流し
石楠花の花