会山行紀行文 2013年
 05.31(金)
晴れ
(たなはし)(うまのかみ)(まないたくら)
棚橋山・馬ノ髪山・俎倉山
674m  757m  856m
参加者 (紀行文) 1977 T/A
単独行
(男性1名・女性00名) (写真) 1977 T/A
≪コースタイム≫
駐車地(6:20)…三角点峰(8:20)…棚橋山(8:35)…馬ノ髪山(11:35-12:10)…主三角点峰(13:30)…俎倉山(14:40)…北峰(14:45)…俎倉登山口(17:10)…駐車地(17:40)
≪紀行文≫
                                 〜〜〜名を馳せる「マンモス象」の巨大杉〜〜〜

 新発田市、阿賀町に境界する棚橋山・馬ノ髪山・俎倉山に行って来ました。
 それぞれ、単発的に訪れてはいるが、三山を駆けるのは初めてです。
 これが最後かな?と思い、天気予報を見て出かけました。
 登り口は加治川沿いの赤谷林道・旧東赤谷駅跡地から棚橋山〜馬ノ髪山〜俎倉山〜 琴沢登山口に下山して、車道を歩いて駐車地に戻ることにしました。

 車道脇の駐車地に車を置いて、山腹を走る送電線の鉄塔巡視路を辿って登ります。
 対岸の焼峰山方面は薄いガス模様だが回復は早い。
 鉄塔のある場所で巡視路は終わり、その先もしっかり道は続いて標高570m辺りまでである。 
 この先、尾根は平坦で踏み跡程度になる。笹も入り混じり繁茂した藪で踏み跡が隠れてしまう。おまけに露で腰下はびっしょりだ。

 木々の枝は濃緑色の葉が繁り、柔らかい萌黄色はない。

 藪気味の尾根筋を登り終えて三角点のある棚橋山の西峰に到着。

 笹、潅木がびっしり繁り、腰を下ろす余地はない。 この先の本峰に向うも、杉木立で展望はないから通り越す。

 棚橋山と馬ノ髪山間の稜線距離は長い。

 S字状に波を打っています。
棚橋山北面 馬ノ髪山とS字状稜線
 細った岩稜地帯は歩き易いが、そうでない所は藪で身が休まらない。

 今冬は豪雪を物語るのか太い杉が折れ、倒木が目だった。これが進路を塞ぎ、邪魔にもなった。

 急斜面を登りきると山頂直下の登山道に合流し、馬ノ髪山には予想した時間帯で到着した。
 
 何時、立てたのか金属製の新しい山頂の看板が歪んでいた。これも豪雪の影響か。

 一通り展望に目をやり、簡単な昼食を済まし、最後の俎倉山に向います。

 濡れた衣服はすでに乾いた。この先の区間もかなりあります。 
焼峰山・稜線から 飯豊連峰遠望・稜線から 馬ノ髪山々頂看板と三角点
 
 先ずは主三角点峰(標高770m)を目指します。

 山頂部の東端から尾根を下り、ブナ林の鞍部に降り立つ。
 この近辺の地形は複雑極まりない。
 図に乗って歩き易い方向に進んでしまうと、気付いて再度登り返しを強いられる。

 ブナ、杉、潅木の入り混じる尾根筋を辿り、主三角点の峰に息弾ませて到着。

 時間に追われ早々に下る。
蒜場山・主三角点峰から 馬ノ髪山と棚橋山・主三角点峰から

 杉木立が立ち並ぶ、緩やかな斜面の一角に、名を馳せる「マンモス象」の巨大杉があります。
 年々、形は崩れれてゆくのだろうが魅力ある名物杉です。
 
 ここから軽くひと山を越えると俎倉山との鞍部です。ここ一帯に広がるブナ林も美しい。
 林床の斜面を登って行くと登山道に合流し、10分少々で俎倉山々頂に到着です。
杉の樹林帯 巨大杉・マンモス象 ブナ樹林帯・俎倉山直下

 そのまま北峰に向います。
 本日最終の北峰、天狗の庭に腰をおろし、辿ってきた稜線の峰々を天狗気分で眺めました。

 小休止後、目前の蒜場山、遠方の飯豊連峰に一瞥し下山です。

 一般道を避けて、下りは北面の尾根筋に進路とり、琴沢右岸尾根を経由して林道登山口に下りました。

 駐車地まで車道をとぼとぼ歩いて戻りました。

 途中、車道に戯れる猿軍団に見送られました。 

                  おわり
俎倉山・下山尾根から 俎倉山・下山尾根から