会山行紀行文 2013年
 02.28(木)
晴れ
(むさわやま)
無沢山
709m
参加者 (紀行文) 1977 T/A
単独行
(男性00名・女性00名) (写真) 1977 T/A
≪コースタイム≫
駐車地(8:40)…標高点536m(11:30)…8合目付近(12:10-12:40)…山頂(13:40-14:00)…駐車地(16:15)
≪紀行文≫
                               〜〜〜申し分無い展望が広がる山頂〜〜〜

 阿賀町・上綱木の無沢山に行って来ました。
 五頭山と松平山稜線の裏側、一支尾根の一角にあり、綱木側に位置します。

 日々の閉篭に辟易し、天気予報を見て重い腰をあげました。
 昨年4月に元会員で先輩のA氏とこの山に登りました。今回は沢を挟んで右隣の尾根ル−トを辿り、途中で合流します。
 その他にもル−トは幾つかあるようです。

 新発田市・赤谷〜阿賀町・綱木、新谷を通る県道14号線に向います。
 ゴルフ場ル−セントから上綱木集落に近い道の路肩に車を置きました。

 目指すル−トを行くには身丈を越す車道の雪壁を崩してよじ登りました。今年は相当な積雪量です。

 ワカンを履いて出発。20センチほど潜る程度です。 綱木川に掛かる橋を渡り、左手の用水路に沿って進みます。
 途中で用水路の橋を渡り、杉林を抜けて、鉄塔の立つ尾根を登ります。 鉄塔を過ぎると楢などの枯れ木が混在する樹林帯です。
樹林も疎らになり、細尾根になりますが危険性はないようです。
 日も射して無風状態、寒さも感ぜず、適度な汗を掻き、時々、休息をとります。

 登るに従い、方々から細尾根が入り混んで地形の複雑さが伺えます。
 一方、背にする東面を振り返ると広大な景色を目に出来ます。
 二王子・焼峰・蒜場・棒掛山などが一面に連なります。その背後には飯豊連峰が控えています。
 本日はやや薄く鮮明度には今一です。昨年の尾根合流地点も過ぎました。
 標高点536mは展望台と言っても良いでしょう。ここからブナや杉の混じる尾根が続き古木も目立ちます。

 8合目付近に来て、日の当たる場所で昼食です。食いながら自問自答です。
 日足が伸び、貴重な好天気、山頂に立ちたい、等々を考え下山時間を14時に決断しました。
 早々に食事を済まして腰を上げます。

 30分の休息で体も軽くなり順調に前進、最後の山頂直下に広がるブナ林の雪面を登りきると山頂です。
 真っ白い雪面が広がっていました。
山頂直下より望む  左:無沢山                中:二王子岳                右:無沢山直下の一端

 東面は飯豊連峰、その前衛の山々の姿が望めます。
 西面には松平山方面の姿が、五頭・菱ガ岳は木々の枝越しが邪魔でした。
 積雪期では申し分無い展望を広げる山頂です。三角点は深い雪の中です。
無沢山山頂より望む 左:棒掛山                中:蒜場山                 右:飯豊連峰
無沢山山頂より望む 左:折居山と金鉢山           中:松平山方面              右:焼峰山、飯豊連峰

 寸時の時間だったが見納めして下山です。
 下りは自分のトレ−スを辿りゆっくりゆっくり踏みしめて下りました。日の落ちない内に戻りました。 おわり