年末年始の飯豊詣、今年は山都、川入から松の木尾根経由で、三国小屋を目指すことに。 運が良ければ飯豊本山を狙えるかもと、秋に2回、小屋と尾根中ほどの、通称90°カーブに荷揚げを行う。 最大のポイントは「いいでの湯」から川入集落への除雪がおこなわれているかどうかだ。 27日下見に行くも、完全に手つかずで、その予定もないという。 ワカンでのラッセルでは3時間弱が予想され、ここはスキーを使うことにする。 初日90°カーブに届くか?2日目「三国小屋」、3日目下山の2泊3日が計画の基本だ。 メンバー3人に、頼もしき岳友が1人サポートしてくれることに。 28日までに年内の仕事をすべて片付ける。
≪30日≫
天候は午後から下りが予想されるため7;45には出る。 晴れとはいかないものの、まあまあの天気と、先行パーテイーのトレースに半分助けられ、2時間ほどで「三国小屋」へ着く。 荷揚げしたワイン付きランチをすませ、行けるところまでと先へ進むが、このころから視界は途絶え、風雨でぬれねずみになる。 七ツ森あたりで撤退。 夜は小屋内にテントを張り、他パーテイーとの交流で盛り上がる。若き山男、山ガールは皆我々年寄りに優しい。 昨日のテントに比べれば黄金の御殿だ。
≪31日≫ 雪のの中下山開始。 昨日ベタ打ちしたルート旗を拾いながら慎重に行く。 下るにつれ時々薄日もさし、素晴らしい雪景色だ。 途中デポしたスキーに履き替え、昼には川入に着く。 N山岳会の出迎えの車に便乗させてもらえる幸運もあり「いいでの湯」で汗を流し、この年最後で、最高の「山」を終え、素晴らしい新年を迎えることが出来ました。
天候、トレース、除雪と3拍子恵まれ、完全燃焼、飯豊を楽しむことが出来、まだまだ行けるかなと、わずかながら老骨に回春の兆しも?・・・・