会山行紀行文 2012年
 12.29(土)〜12.31(月)
曇り時々晴れ
(いいでさん)
飯豊山
1854m
参加者 (紀行文) 1854 M/T
4名
(男性4名・女性 名) (写真) 1854 M/T
≪コースタイム≫
≪29日≫川入(8:30)…御沢(9:50)…タカツコ沢(11:00)…90°カーブ(13:00)…幕営(14:00)
≪30日≫起床(6:30)発(7:45)…三国小屋(9:40)…偵察(11:00-12:00)
≪31日≫発(7:00)…90°カーブ(8:45)…タカツコ沢(9:45)…御沢(11:15)…川入(12:00) 
≪紀行文≫
                           〜〜〜天候、トレース、除雪と3拍子恵まれ飯豊を楽しむ〜〜〜

年末年始の飯豊詣、今年は山都、川入から松の木尾根経由で、三国小屋を目指すことに。
 運が良ければ飯豊本山を狙えるかもと、秋に
2回、小屋と尾根中ほどの、通称90°カーブに荷揚げを行う。
 最大のポイントは「いいでの湯」から川入集落への除雪がおこなわれているかどうかだ。
 
27日下見に行くも、完全に手つかずで、その予定もないという。
 ワカンでのラッセルでは
3時間弱が予想され、ここはスキーを使うことにする。
 初日90°カーブに届くか?
2日目「三国小屋」、3日目下山の23日が計画の基本だ。
 メンバー
3人に、頼もしき岳友が1人サポートしてくれることに。   
 
28日までに年内の仕事をすべて片付ける。
    

29日≫
 新潟
6:00発。現地についてまず驚く。
 何故か除雪してあるではないか、本隊の車を国道脇に止め、支援車で喜び勇んで川入に入る。
 タカツコ沢渡渉点
(尾根取付き)まではスキーを使う。
 荷物はずっしりと重いが、時々陽がさし、明日に取っておきたいような天気だ。おまけに尾根上では先行パーテイーのトレースが使え、昨年の胸までのラッセルに比べれば格段の差だ。
 途中で追いつきラッセルを代わり、1ピッチで荷揚げ地点につく。
 分担して担ぐと、これがグット堪える。ペースは落ち、トップは譲りっぱなしになるありさま。力尽き、適当な場所でテンパルことに。  
 サバ入りご飯を炊き、ギョウザスープの夕食。寒さ対策
(アルコール)もバッチリだが、それでも寒い。
時々差す暖かい陽射しの中をスキー歩行で進む

≪30日≫

 天候は午後から下りが予想されるため7;45には出る。
 晴れとはいかないものの、まあまあの天気と、先行パーテイーのトレースに半分助けられ、
2時間ほどで「三国小屋」へ着く。
 荷揚げしたワイン付きランチをすませ、行けるところまでと先へ進むが、このころから視界は途絶え、風雨でぬれねずみになる。 七ツ森あたりで撤退。
 夜は小屋内にテントを張り、他パーテイーとの交流で盛り上がる。若き山男、山ガールは皆我々年寄りに優しい。
 昨日のテントに比べれば黄金の御殿だ。

 先行パーティーのトレースを追うが徐々に視界が悪くなる

≪31日≫
 雪のの中下山開始。
 昨日ベタ打ちしたルート旗を拾いながら慎重に行く。
 下るにつれ時々薄日もさし、素晴らしい雪景色だ。
 途中デポしたスキーに履き替え、昼には川入に着く。

 
N山岳会の出迎えの車に便乗させてもらえる幸運もあり「いいでの湯」で汗を流し、この年最後で、最高の「山」を終え、素晴らしい新年を迎えることが出来ました。

 天候、トレース、除雪と3拍子恵まれ、完全燃焼、飯豊を楽しむことが出来、まだまだ行けるかなと、わずかながら老骨に回春の兆しも?・・・・      

早朝山小屋を出発しルート旗を回収しながら慎重に下山 タコツカ沢付近まで下山。安堵