会山行紀行文 2013年
 12.24(月)
晴れ
(かげのぶやま)〜(たかおさん)
景信山〜高尾山
727m(景信山)
参加者 (紀行文) 1342 T/H 
16名
(男性6名・女性10名) (写真) 1342 T/H 
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:00)=圏央道高尾山IC=小仏バス停…景信山登山口(10:30)…景信山山頂(11:25−12:10)…小仏峠(12:35)…小仏城山(13:00−13:10)…一丁平(13:25)…高尾山山頂(14:05−14:20)…清滝駅(15:30)…薬王院自動車祈祷殿P(15:45−15:55)=高尾山IC=新潟駅南口(20:20)
≪紀行文≫
                                〜〜〜終始富士山を眺めることが出来た〜〜〜

 登山口へのアクセス道路は、小型バスでもすれ違いが困難。しかし12月の会山行が少ない所為か?初日に40名の申込書が届いた。
 折角の申し込みなので断ろうにもその術も無く、仮にバス2台手配が出来ても40名の大所帯を把握する技量も持ち合わせず、一般登山者にとっても迷惑この上なしと思われるので、最終的に19日、20日と連荘で実施することとした。
 ところが統計的に今の時期の関東は晴天確率が高い筈なのに19日は、ほぼ100%の降水予報で、実施予定日の変更を余儀なくされ最終的に参加者の顔ぶれも少し変わった。

 小説≪雪国≫の逆バージョン?関越トンネルを抜けると新潟では今頃まず見られない抜けるような青空が広がり、雨・霙・霰に見舞われた20日と大違い。20日の参加者の皆さんには改めて申しわけ無かったなぁ〜との思いが脳裏をよぎった。

事前に現地定期バスの時刻表も確認し、連絡も済ませたことが功を奏したのか?定期バスとのすれ違いなどのトラブルも無く計画予定時刻に現地に到着。
      
 各々ストレッチで固まった身体を解し、景信山登山口から少し急登の登山道を、先ずは山頂を目指しゆっくりとスタートした。
 この日の予定では一番のがんばりどころだが、遅れる参加者誰一人なく途中一回の休憩を入れて、一時間程で数知れないほどのテーブル・椅子が置かれた景信山山頂茶屋に到着。
 景信山登山口標識(ここから少し急登の登山道)  杉木立の木漏れ日浴びて立ち休憩  景信山山頂手前(振り返れば眼下に大都会東京)

 此処で日差しを浴びながら少し早目のお昼とした。
 新宿副都心始め大都会東京が眼下に広がり、反対方向からは富士山・そして丹沢山系の山並みが望まれた。
 景信山山頂標識と案内板  景信山山頂からのMt. 富士山  景信山山頂暖かな日差しを受けてランチタイム
  
 お昼を済ませ景信山山頂(727m)から一気に150mほど下ると、過っての甲州街道の面影が残る小仏峠(560m)である。

 小仏峠の焼き物の“狸さん”に挨拶して高度差100m強の登り返しで小仏城山(670m)に到着だ。
 景信山山頂で見られた ミツマタ  小仏峠の名物 焼き物の狸さん  小仏城山からの富士山
  
 この山頂には、木彫りの大きな“天狗様”が鎮座。そして数百人分の椅子・テーブルを備えた茶屋が有り人気の程が窺える。
 この山頂からも大都会と富士山の望遠を楽しんだ。

 暖気で霜が溶けて、ぐちゃぐちゃ ドロドロの登山道を靴を汚しながら前進すると展望台の“一丁平”だ。
 丁度一か月前の下見の際には、遥かに新雪を纏った南ア、富士山、左手に江の島、光り輝く相模湾が見られたが、この日は外気温が少し高かった所為か?相模湾・江の島は霞んで見る事は叶わなかった。      
 そしてその先の階段登山道を避けて、緩い傾斜の巻道を利用して最後の目的の山 高尾山(599m)に向かって前進。
 当初予定より結果的に小1時間も早く到着した。
 殆ど人が居なかった20日の日と異なり、高尾山山頂展望台にはまだ時間も早いのに数多くのカメラ三脚が林立していた。
 夕方のダイヤモンド富士を狙うカメラ愛好家や観光客が多いのだ。
 小仏城山の天狗の彫物と東京(霜が解けぐちゃぐちゃ)  一丁平からの富士山  高尾山山頂展望台からの富士山
        
 高尾山山頂で記念の集合写真を撮り、20日と同じく1号路を利用して真言宗智山派本山高尾山薬王院有喜寺(通称 薬王院)を参拝した。このお寺さまは飯縄大権現がご本尊で古来より修験の山、足・腰強化にも霊験あらたか、必ずやご利益有ることとお賽銭も多めに弾む参加者も見られた。

 巨木の杉木立が続く参道(1号路)から高尾山さる園を横目に、ケーブルカー山頂駅手前から少々足場の悪い(熟練者コース)をジグザグに下り終えると眼下に冬でも滝修業が見られる“琵琶滝”。その先で沢沿いの登山道6号路と合流だ。
 薬王院  最後の急登の登山道を下る  滝行が見られる琵琶滝
  
 道に沿って暫く下るとケーブルの清滝駅に出る。結果的に小1時間計画より早い到着となった。
      
 用足しとお土産買い物済ませて、バスが待つ薬王院自動車祈祷所へ向かい、ドライバーより提供の温かいお絞りで身体を脱ぐいバスに乗車。
 高尾山ケーブカー清滝駅
高尾山ケーブルカー清滝駅正面 高尾山山頂記念写真
 
  帰路の車窓からは夕日に輝く世界文化遺産 富士山が我々を見送ってくれた。
 トンネルを抜け越後へ入った途端、辺り一面の雪、除雪車も出動していたが4時間強のバス道中、終始賑やかこの上なし。

 晴れ渡る関東の冬日、終始富士山を眺めることは出来たものの、外気温が少し高かった為か?新潟では見られないシモバシラの花を見る事が出来なかったことが悔やまれた。
      
 無事予定通り歩きとおすことが出来、参加者各位 会計 班長 SL に感謝 感謝です。
シモバシラの花