内ノ沢の駐車場に現地参加の人も到着して総勢30名の大部隊になりました。
先ずはリーダーの指示を聞いていざ、出発です。
大勢でわいわい登ると勢いでつらい登りも難なく通過できるから不思議です。
菱見平を過ぎ山没霊供養塔も過ぎて、スタートから小1時間で北山(632m)に着きました。
北山の鞍部から難所の杉端ナの岩峰はすぐです。
杉端ナは菱ケ岳の西主稜が断崖となって落込む所なのです。
夏道は向かって左山腹の急斜面を搦んで上って行きます。
笹清水の休み場も30名が一度立つと狭いですね。 |
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みんなで登れば勇気百倍です |
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黒々とした杉端ナの偉容が迫ります |
笹清水の休み場は30名で溢れました |
ブナ林が朝日に輝く瞬間です |
ここから小尾根に取り付いて100メートルを一気に上るのです。皆さん、足が揃って快調です。
主稜に乗って緩登に変わると気持ちのよいブナ林の道を辿ります。
山頂直下まで登ってきたら、最後に高差80メートルの胸突き八丁が待っています。
山頂広場には昨年わが会が設置した立派な標柱が立っています。
大休憩の間にリーダーお手製のジャムを塗ったパンが回って来ました。美味しかったです。 |
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ブナ林の急登をぐんぐん稼ぎます |
立派な標柱です |
リーダーお手製のジャムパンを頂きました |
山頂を南に100メートルを急降下して山腹を東に捲くと主稜線に乗りました。
ここからいよいよ快適な稜線歩きが始まります。稜線歩きと緩登わずかで西山展望台に到着しました。
東は飯豊連峰から磐梯山、南は御神楽岳から粟ケ岳まで大展望です。おお素晴らしい。
コンパスを合わせると、これから辿る野須張(ノスバリ)と大蛇山(オオジャヤマ)が見渡せました。
菱ケ岳から宝珠山への縦走路は平成12年に地元安田町と水原町の登山愛好者が抜開に取り組んで、切り通しを完成させたと聞いています。
その恩恵を今に享受できるのですから、ありがたいことです。
野須張峰は親睦登山で大勢の水原町山の会の人たちで賑わっていました。 |
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指差す先はどこ? |
西山展望台はぐるっと360度です |
野須張に向かいます |
次は大蛇山に向かいます。
大蛇山はブナ林に囲まれた山頂広場にピッケルを携えたお地蔵様が立つ絶好の休み場でした。
楽しいランチタイムです。 |
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伸びやかな尾根を歩きます |
ピッケルを携えたお地蔵様(大蛇山) |
豪華版ですねー |
午後も景色を楽しみながら快調な稜線歩きが続きます。
南面が崩れた崖のふちを通過する箇所がありました。「阿部の廊下」と書いてあります。
開削に携わった山の会の誰かが記念に名づけたのでしょうね。自分の名前が付いた山があるなんてステキじゃないですか。
遥かに磐梯山を望むいいポイントなのです。
宝珠山を間近に望む「手塚坂」まで下りて来ました。
稜線縦走は宝珠山が終点です。
宝珠山山頂でリーダーからイチジクの甘露煮が振舞われました。リーダーの気遣いには感謝です。とっても美味しかったです。 |
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(「阿部の廊下」から)ネーミングがステキです |
宝珠山頂は大混雑です |
いちじく甘露煮は美味でした |
宝珠山から西に転じて宝珠温泉に下山します。でもここからが結構長いのです。
宝珠山を急降下してヤタガラ山に急登したら、丸山小富士の岩稜帯を越すのです。
急降下を繰り返して無事下山しました。 |
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岩稜帯を登ります |
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「ご苦労さまでした。よく頑張ったね。」 |
集合写真 |
宝珠温泉でゆっくり湯に浸かって汗を流して帰途につきました。
今日は11キロメートルを約9時間掛けて歩くロングトレイルでした。
絶好の天気に恵まれいい山旅ができました。
一日ご尽力いただいたリーダーさん、LLさん、SLさん、班長さん、会計さんありがとうございました。 (おわり) |
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歩いた軌跡(GPS)
国土地理院背景地図等データ利用許諾番号1011−005 |