会山行紀行文 2013年
 10.12(土)
晴れ
(とくらやま・とぐらさん)
戸倉山
1681m
参加者 (紀行文) 2070 S/F
9名
(男性3名・女性6名) (写真) 2070 S/F
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:00)=駒ヶ根IC=戸倉山キャンプ場(10:40-10:50)…馬(駒)止松(11:30)…五合目(11:55)…七合目(12:15)…山頂“西峰”(12:35-13:10)…“東峰”(13:15-13:30)…西峰…往路を戻る…戸倉山キャンプ場(14:40-14:50)=(宿)仙流荘(15:20)
≪紀行文≫
                            〜〜〜信仰の山“伊那富士”の展望に大満足〜〜〜
 山行詳報を見て「戸倉山?」、昭文社の地図を見てみると中央アルプスと南アルプスの間に位置しどちらの地図にも登山道は記載されておらず、今回の機会が無ければ恐らく気が付く事が無かった山…、しかし、山と渓谷社の分県登山“長野県”に堂々と掲載され、別名“伊那富士”と言う名山なのだ。
 名山王国の長野県にあって見事掲載されているとなると期待が高まる。

 県境を越え長野県域に入ると、心配された天気も“全く心配無用”と言わんばかりの快晴。
 この山は幾つかの登山ルートは有るらしいが、今回は戸倉山キャンプ場から山頂(西峰)を目指すルートとなった。

 新潟からの長い道のりを走り、漸く到着した駐車場はすでに多くの車が停まっていた。
 手早く登山準備を済ませ登山開始。
 しばらくは広く緩やかな登山道を進み、やがて道も狭くなり登山道らしくなってくる。しかし良い山道で歩き易い。
各自手慣れた手順で登山準備をする キャンプ場わきの広い登山道から登山開始 暫くは針葉樹林帯を進む

 登山道も徐々に勾配を増していき、また木々も様々な広葉樹(落葉樹)が増え明るい陽射しが差してくる。
 人汗かいた頃に馬(駒)止松に到着、清々しい木漏れ日を浴びて休憩。
 この辺りから木々の種類が多種となり、“どんぐり”や“栗”登山道に目立ったくる。
やや勾配も急になってくる 馬止松で休憩(木漏れ日が気持ち良い) 様々広葉樹の林を進む

 五合目付近で上の森コースと交わり、樹林が少し開けベンチのある六合目を過ると“天狗伝説の岩”?、登山道を逸れ奥まった所にそれらしき岩が見えた。そして小さな東屋を過ぎると名水“金明水”が「飲もう!飲もう!」と駆け寄るもすっかり枯れていた。
 お詫びと言わんばかりに小さく可憐な花が咲いていた。 
奥にそれらしき岩が見える “金明水”駆け寄るも一滴も出ていない 小さく可憐な“リンドウ”?が咲いていた

 “金明水”を過ぎ八合目、九合目は山頂直下であり勾配も増してくる。

 そして一踏ん張りで戸倉山山頂(西峰)に到着。
 木々の開けた部分から中央アルプスがパノラマのように広がって見える…!はずが、天気が良すぎてやや霞が掛かっていた。
 素晴らしいパノラマと暖かい陽射しを浴びて楽しいランチとなった。
中央アルプスの山並み
八合目付近、斜度が増してくる。山頂近し。 戸倉山山頂到着 暖かい陽射しを浴びてランチタイム

 ランチを済ませ東峰に向かう。
 途中鞍部には小さな避難小屋があり、一登りで“十蔵薬師如来”が鎮座されている東峰に到着。
 此処からは甲斐駒屋や千丈岳を中心とする南アルプスが望める。
 しかし、大満足の展望であっても長居も出来ず後ろ髪を引かれつつ下山を開始した。
東峰に向かう鞍部に立つ避難小屋
東峰の“十蔵薬師如来” 戸倉山“東峰”で記念写真。素晴らしい南アルプスの展望に目が。
甲斐駒ヶ岳を中心に南アルプス 後ろ髪引かれつつ下山開始

 下山は西峰と往路を戻った。戻ってみると駐車場には我々が乗って来た車がポツンと待っていた。
 帰り仕度を済ませ、今宵の宿“仙流荘”へ。
 “仙流荘”は甲斐駒ヶ岳や千丈岳の登山基地的宿で紅葉シーズン三連休とあって賑わっていた。
 又宿の前から南アルプス“鋸岳”が西日を浴びて赤く輝いていた。
ガラ〜ンとなった駐車場 今宵の宿“仙流荘”に到着 宿の前から鋸岳が望める

 宿に到着し、温泉で汗を流し“ミーティング”。
 メンバー人数が少ないので招集も速く、山談義に花が咲く。

 そして、夕食。

 夕食後は明日の登山“経ヶ岳”を鑑み早目の睡眠(何と19時30分消灯)。
御苦労さまでした「かんぱ〜い!」