会山行紀行文 2013年
 09.28(土)〜30(月)
全行程晴れ
(やりがだけ)(みなみだけ)
槍が岳・南岳
  3180m  3032m
参加者 (紀行文) 2166 Y/S
18名
(男性5名・女性13名) (写真)2166 Y/S 1630 S/O
≪コースタイム≫
《28日(土)》
新潟駅(5:00)=沢渡(10:05)=上高地(10:51)…徳沢園(12:35-13:10)…横尾(14:08)…槍沢ロッジ(15:48)泊
《29日(日)》
槍沢ロッジ(6:04)…槍ヶ岳山荘(11:17)…槍ヶ岳…槍ヶ岳山荘(12:50)…大喰岳(13:28)…中岳(14:11)…南岳(15:31)…南岳小屋(15:56)泊
《30日(月)》
南岳小屋(6:15)…天狗池(8:16)…槍沢ロッジ(10:36)…横尾(12:00-12:30)…徳沢園(13:26)…上高地(15:15)=温泉=新潟駅(21:30)
≪紀行文≫
                            〜〜〜天狗池の絶景いつ観るの〜? 今(だけ)でしょ!〜〜〜
《28日(土)》
 今年は梅雨あけから天候不順で次々と会山行が中止になり、登りたくてウズウズとしてましたが、この三日間の予報は久々に晴れマークが続いています。そんな天気に心もはずんで、行きのバスの中は笑い声が絶えません(^^)

 沢渡でシャトルバスに乗り換えて上高地に到着。河童橋には沢山の観光客が穂高連峰の絶景に見入っていました。

 初日の宿泊地槍沢ロッジまでは梓川沿いにハイキング気分でみんな軽やかな足取りでと言いたいけど、私にとって初の2泊3日の会山行、あれもこれもと必要そうなものをかたっぱしからザックに詰め込んできたのでけっこう体にこたえます。

 こんなんで明日からの登り大丈夫かなと不安にもなります。

 出発は少し遅れたものの予定通りに槍沢ロッジに到着。

 この宿にはお風呂があって、さっぱりと汗を流して大満足です。

 静かな森の山小屋の風呂上がりのみんなで飲むビールは格別で、いい気分でお布団へ。
青空が眩しい、後方穂高(河童橋にて)
《29日(日)》
 朝早く起きて外に出てみると満天の星空が。今日もいい天気になりそうです。

 6時に出発して槍沢を登り詰めていくとようやく雲ひとつない青空に槍ヶ岳が登場!目的地が見えると元気100倍。
 けどここからの槍までのジグザグの登りが意外と長くてキツイ。
いよいよ見えたよ(槍沢にて) 近いようで遠い道のり もうすぐだ、ガンバレ―!

 11時過ぎに頂上直下の山荘に着いて、ザックを置きいよいよ槍ヶ岳頂上にアタック!!
 高度感はあるものの、梯子も鎖もしっかりしてるので初心に帰って一歩一歩慎重に先輩達の足どりを登っていきます。
ひと息ついて(槍ヶ岳山荘にて) ここまで来たら行くしかないね 最後の梯子ゆっくり一歩一歩

 狭い頂上の景色は雲ひとつないうえ、誰もいなく360℃の大展望。
 小屋からの歌声を聴きながらさらに慎重に降りていきます。
3180mとうとう登ったよ〜(槍ヶ岳山頂) 憧れの頂から見た大展望と槍ヶ岳山荘 お疲れ様です。そしてありがとう

 さてここからもう一頑張り。大喰岳・中岳・南岳と歩いていきます。 

 この道のりが意外ときつかった。

 岩場・ガレ場をヘトヘトになりながら南岳小屋到着。

 小屋で食べた最中アイス美味しかった。価格は考えないことにしてよ〜く味わっていただきました。

 夕食後はお酒を飲んで疲れもあってぐっすり就寝。
中岳の登り・気は抜けません
南岳の登り・もう少し 南岳小屋の向こうには迫力の大キレットが 二日目も陽が沈んでいきます
《30日(月)》
 今日の夜空は曇りで星は見えないようです。
 御来光見ようとみなさん肌寒い風の吹く中、陽が昇るのをじっと待っています。
 まもなく雲も赤く染まって素晴らしい朝日が顔を出しました。
今出ようとする朝陽に染まる空(南岳小屋より) “御来光”寒い中この瞬間をまってました

 最終日、6時過ぎに出発。雲っていた空は青空にかわっていきます。

 この山行の一番の難所の南岳から天狗池までの岩場は緊張の連続でのどが渇きます。
 紅葉は一日一日すすんでるようで、ダケカンバ・ナナカマドで鮮やかな彩りに変わってきています。
 まもなくリーダーいち押しの天狗池に到着。 
 雪が溶けて池が現れて、そこに逆さ槍が映るこの時期限定の絶景ポイントだそうです。
 みんなもその雄大な景色と美しさに見とれています。
キタ━━━(≧∀≦)ノ━━━ !!!!!天狗池
南岳から天狗池へ、今回一番の難所
無事下山、お疲れ様でした

 いつまでも見ていたいけど、今日は新潟まで帰らなければいけません。
 景色を堪能したら、「ラーメン・温泉・ビール」モードに切り替わったようで皆さんの足の速いこと。うかうかしてると置いていかれそうになります。

 予定とおりに無事バス停に到着。帰り道温泉入って、ビール飲んで、またまたバスの中大笑いしながら帰途につきました。
槍ヶ岳山荘の前庭にて槍ヶ岳山頂をバックに集合写真 南岳山頂にて集合写真(後方に槍ヶ岳)
  今回、いろいろなアクシデントに対するリーダーの冷静な判断と、先輩方のバスや宿での楽しむ時と登山中危険な場所でのスイッチの入り方には、あらためて関心しました。

 槍ヶ岳は30年ぶりに登る山でいろいろ事情もあり、もう二度と登れないかなとあきらめていましたがみなさんのおかげで、安心して登ることができました。ありがとうございました。

 天気も最高の3日間で生涯忘れることのできない思い出になりそうです。
 でも会の皆さんって本当に健脚ですね〜。 私ももっともっと精進しなくちゃ ^ ^; 「槍ヶ岳」きっとまた来るからねぇ〜