会山行紀行文 2013年
 09.28(土)
晴れ
(はなまがりやま)
鼻曲山
1655m
参加者 (紀行文) 2179 T/S
36名
(男性14名・女性22名) (写真) 2070 S/F
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:10)=霧積温泉登山口(9:50-10:05)…十六曲峠分岐(10:55)…鼻曲峠(12:35)…鼻曲山山頂“大天狗”(12:57-13:50)…長日向登山口(15:30-15:40)=白糸の滝トイレ休憩=くつろぎの館“入浴”(17:00-17:50)=新潟駅南口(21:00)
≪紀行文≫
                                〜〜〜登ってきた甲斐があるというもの〜〜〜

 朝6時、新潟駅南口に向かう。空が青く澄み渡っていてこれ以上ないくらいの登山日和。
 今回の山行は7月に楽山会に入会した私にとって始めての会山行である。
 楽山会では新入会員に対して会山行参加の前に、登山勉強会の受講を義務付けている。
 私は8月に受講したが、山の歩き方、登山の危険と対策、装備と用具、地図・コンパス・ロープの使い方、更にはパソコンの使い方まで盛りだくさんかつ有意義な勉強会であった。

 さて、6時10分に予定通り2台のバスで新潟駅を出発。
 途中、巻・潟東ICから乗車の2人を拾って、今日の目的地鼻曲山の登山口、霧積温泉に向かう。
 バスの中では、Fリーダーから、今日の山行について詳細な説明をしていただいた。
 登山口から30分程歩いた霧積温泉“金湯館”は、森村誠一の「人間の証明」の小説や映画で名前は知っていたが、明治の元勲伊藤博文も避暑に訪れたという山奥の秘湯とのこと。どんなところか楽しみである。
 
 バスは途中2回のトイレ休憩を取って、9時50分に霧積温泉に到着。

 8〜9人ずつ4つの班に分かれ、準備運動などを行った後、いよいよ登山開始である。

 各班では、班長、サブリーダーが先頭と最後についてメンバーの体調を見ながらゆっくり登っていく。
 登山口からしばらくは“ホイホイ坂”と言う登りで“金湯館”に繋がる登山道である。

鼻曲山(クリックで拡大)
霧積温泉登山口で登山準備 秘湯“金湯館”に向かう道が登山口 秘湯“金湯館”に繋がる“ホイホイ坂”

 バスのなかで説明があった通り、大人数で他の登山者に迷惑がかからないよう、4つの班が適当な間隔をあけて進むことにも気をつける。
 快晴の空の下、ミズナラの落ち葉やドングリを踏みしめながら徐々に高度を上げていく。
“金湯館”への分岐点登山口 明るい樹林帯での休憩 班間隔を開けて登った

 やがて、道は濃い笹藪や急坂を迎えるころ左前方に木々の間から山頂が見え始まる。
 少々喘ぎながら登ると山頂まで後僅かな“鼻曲峠”に到着。
 ここまで多少キツイ部分もあったが明るい樹林帯の登山道ではアキノキリンソウやリンドウ、トリカブトなど秋の花も目を楽しませてくれた。
身の丈以上の笹藪を行く 滑りそうな斜面はロープを使って やっと鼻曲峠(後少し)
可憐な花々が疲れをいやしてくれる

 鼻曲峠からは山頂直下の急登が待っており、かなり歩き辛い部分も有ったが。12時57分 鼻曲山山頂に到着。 
鼻曲峠付近の眺望 山頂直下の歩き辛い急登 山頂(大天狗)に到着

 山頂では2班ずつ、大天狗、小天狗の2つの頂に分かれて昼食をとる。
 
 展望が効く小天狗ではFリーダーから周りに見える山々の説明をしていただく。
 南に遠く見えるのは八ヶ岳、その手前左に妙義山、北に浅間隠山、そして西に見えるのが浅間山とのこと。

 さすがに浅間山は大きく、笠のような雲がかかっていたものの、その山容をみるとここまで登ってきた甲斐があるというものである。
小天狗から観る浅間山
大天狗での昼食風景 小天狗での昼食風景

 山頂からの絶景をしばらく楽しんだ後、下山開始。
 下山路は軽井沢長日向に繋がる“乙女コース”。名の通り大きなアップダウンも無い歩き易い登山路だ(少々単調だが)。
下山路より山頂付近を振り返る 旧霧積温泉ルート(廃道)分岐路 広くなだらかな道を下る

 15時30分長日向登山口に到着。
 登山口で待っていたバスに再び乗って、今日の温泉、岩櫃城温泉「くつろぎの館」に向かう。

 Fリーダーによると、当初利用する予定であった安中市の“峠温泉”が火災に遭い、急遽30人超の大人数で入れる日帰り温泉を探すのに苦労されたとのこと。
 登山の疲れを癒せる良い温泉でした。

 巻・潟東ICで2人を下ろした後、21時丁度に新潟駅南口に到着。全員無事解散。

 天気もよく本当に楽しい会山行でした。
 一緒に歩いてくださった参加者の皆さん、そして下見までして今回の山行を計画していただいたFリーダー、ありがとうございました
岩櫃温泉「くつろぎの館」
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   先日、下見に来た時登山道入口付近に粗大ごみが捨てられていましたので、安中市観光協会にメールで除去をお願いしました。
 又登山路の笹藪の濃さも伝えました。

 そして今回登山路に入ってみると全て綺麗に除去され、笹藪も歩き易くなっていました。
 私達のような一登山者のメールに即対処された安中市観光協会や関連部署の方々に深く感謝申し上げます。

 お陰様で気持ち良く登山を楽しむ事が出来ました。

                                      2070 S/F
安中市の秘湯、霧積温泉“金湯館”