会山行紀行文 2013年
 08.18(日)
晴れ
(しぶつさん)
至仏山-1
2228m
参加者 (紀行文) 2044 S/H
21名
(男性5名・女性16名) (写真) 2044 S/H
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:00)=沼田IC=鳩待峠(9:45-10:00)…オヤマ田代(11:20)…小至仏山(12:00)…至仏山山頂(13:05-13:40)…小至仏山(14:25)…オヤマ田代(15:00)…鳩待峠(16:25-16:40)=沼田IC=新潟駅南口(20:20)
≪紀行文≫
                      〜〜〜天気が良すぎて景色はぼんやりだけ、でも苦労したから格別な思い〜〜〜

 八月の夏山シーズン、日帰り山行として至仏山を企画した。
 お盆明けの日曜日との好条件か、申し込みは最終的に40通を超えた。
 しかし小型バスの手配(鳩待峠は小型バスのみ通行可)が二台分できず、18日と21日の二回に分けて実行することにした。

 参加者に電話し、21日に参加OKのメンバーを18名ほど募って安堵していた。
 ところが登山計画書発送前に、その21日参加のメンバーから数人のキャンセルが出た。
 二回の山行の参加者数のバラツキ、先輩リーダーからバス代は二回とも平等にとアドバイスを受けた。
 その後18日参加のメンバーも増えて22名で第1陣を出発することにした。
 前日に一人のキャンセルが出たが21名の小型バスは晴天の中、新潟から鳩待峠に向かった。

 鳩待峠は遠い、6時に新潟駅を出て到着したのは9時45分。でも標高約1600Mの登山口は真夏とは思えないほどの涼しさ。
 準備をして10時ちょうどに歩き出した。ブナやミズナラなどの林の中の乾いた道を、時々は木道の緩斜面を歩く。
登山口 ブナの木の下を 木道を
オオバタケシマランの実 サルのこしかけ 階段を登る

 道はよく整備されていてペースもゆっくりだが、汗をかくことなく順調、やがて道は尾根の左側に曲がり、上州武尊山や笠ヶ岳を望む。
 涼しい風も気持ちよく感じる。そして尾根の右側に道が折れ、尾瀬ヶ原、ヒウチが望める。

 木道の道はオヤマ沢田代に続き、笠ヶ岳の分岐に、標識を見てメンバーに説明、ここまで3キロ以上歩いたと、そして至仏山まであと1キロだと、もう少しのがんばりで山頂に着くのだと。それは今までの道と違ってこれから始まる岩と石の難路をがんばってもらうための発奮材にと。
ヒシャジン 薄っすらとヒウチ、尾瀬ヶ原 オヤマ沢田代
 
 夏の至仏山はオヤマ沢田代までが半分、距離は短いがそこから頂上までが半分、いやそれ以上の労力を必要とする。
 さて小至仏までの登り、石を慎重に選び、滑らないように、ここでペースは極端に落ちた。
キンコウカ 小至仏山への登り 木道をゆっくりと

 でも12時にはなんとか小至仏の山頂に、そこからは登り下りの繰り返し、最後の力を出してもらって至仏山の山頂に。

 日曜日なので多くの登山者でにぎわっていた。

 オヤマ沢田代から山頂までの石と岩の道、そこに咲いていた多くの花が元気を出す発奮材でもあったと思う。 
もう少しで小至仏山 小至仏山山頂
笠ヶ岳 キンコウカ コバキボウシ
コバイケソウ ペースはゆっくりと タカネナデシコ
小至仏より至仏山山頂を望む ホソバツメクサ 山頂まであと一息

 山頂では時間の遅れを取り戻すため30分のランチタイム、眼下に望む尾瀬ヶ原や周りの山々、残念ながら天気が良すぎて景色はぼんやりだけ、でも苦労して至仏山の山頂に、みんな格別な思いだっただろう。

 晴れればどんな山でも満足感がある。

 ましてや至仏山は標高2200Mを越える日本百名山、薄っすらとしか見えなかったが、ここからはヒウチ、会津駒ケ岳、平ヶ岳、日光白根山、男体山などの絶景が広がる。


 下山は超スローペースになった。
 でも天気の心配はなく、標高2000Mの眺望をゆっくり楽しめばと、展望のきく場所で大休憩を何度も取り後続を待った。
漸く至仏山山頂に到着
山頂での集合写真

 鳩待峠には大幅に遅れて到着、でもまだまだ明るい時間帯、お風呂は中止したが、帰りのバスの中、楽しい思い出をたくさん持ち帰り、新潟への長い時間を有意義に過ごしたことと思う。 
山頂から下山、小至仏への登り返し
  ガスが濃くなってきた尾瀬ヶ原
 参加者の皆様、お疲れ様でした。LL、会計、班長、ご苦労様でした。
 
 さあ、二日置いて、また至仏山に行かないと。また晴れるといいなあ。