会山行紀行文 2013年
 08.04(日)〜05(月)
曇り時々霧雨
(しろうまだけ)(しょうれんげやま
白馬岳・小蓮華山
2932m   2769m
 
参加者 (紀行文) 1919 K/S
16名
(男性6名・女性9名) (写真)2166 1919
≪コースタイム≫
(8/4)新潟駅南口(5:00)=米山P=糸魚川 IC=小谷P=猿倉(8:45)…白馬尻(10:00)…雪渓上部(12:05-12:30)…葱平(13:30)…白馬山荘(15:25)泊
(8/5)白馬山荘(6:00)…山頂(6:15)…三国境(6:55)…小蓮華(7:40))…白馬大池(9:20)…乗鞍(10:15)…天狗原(12:05)…
   栂池自然園・ロープウェ(13:25)…栂池高原駅・入浴(14:30-15:30)=新潟駅南口(1845)
≪紀行文≫
                                〜〜〜憧れていた大雪渓と高山の醍醐味を〜〜〜
(8/4)
 天気予報は4日5日とも 「曇り時々晴れ」 の筈なのですが、猿倉に着いて出発直前、ザーザーと雨が降り出し急きょ慌てて雨具着用しての出発となりました。

 長走沢の木道を渡り山道に入ると沢山のキヌガサソウに出会い驚きました。

 白馬尻の小屋の前から灌木帯を少し登って、いよいよ大雪渓取りつきます。

 アイゼンを着け頭をあげるとデーン!と、大雪渓が目に飛び込んできます。
 リーダーの「下ばかり見ないで上方に常に気を配りながら歩くように!」の注意を受け歩きはじめます。
キヌガサソウ
猿倉の登山口 白馬尻に到着 アイゼンを付けて出発

 クレパスが時々大きい口をあけ待っています。その傍を緊張しながら慎重に歩きます。

 まだまだ先は遠く、雪の上に大小の落石が見られます。全部上から落ちてきたもの。
クレパスの傍を緊張して歩く まだまだ先は遠く落石がいっぱい

 ゆるやかな斜面がだんだんキツクなり一息入れます。そこで雪渓を見ながらランチタイムです。

 急な崩れやすい登りや岩ゴロゴロの葱平を越すと次は小雪渓のトラバースです。
 小雪渓のトラバースは足場が切ってあって、アイゼンなしで歩けました。

 小雪渓を過ぎると急な斜面にクルマユリやオダマキ、フウロウ、シナノキンバイ、キンポウゲ、などお花がいっぱい。 「お花畑」 が広がります。
 花に癒され、頂上宿舎を経て今日の宿の白馬山荘に到着です。
 第一日目は、猿倉 (1230m) から白馬山荘 (2832m) の 標高差1602m の意外とキツイ登りでした。
雪渓を見おろしながらランチ 小雪渓をトラバース 夕刻の白馬山荘(2166)

 白馬岳のお花畑に咲いていた花
キンポウゲ オダマキ フウロウ クルマユリ

(8/5)
 ニ日目は、朝5時半朝食後、山荘 6時出発でガスの中歩きはじめます。

 頂上はガスって展望はイマイチだったけど空は明るく晴れの予感で元気よく 全員頂上で記念撮影です♪

 馬ノ背、三国境を経て、ゆったりとした新潟県の最高峰 「小蓮華山」 に到着です。


 ラッキーにもこの頃になると時折青空も出て雄大な北アルプスの山々を楽しみました。
三国境での美女たち 雲海に浮かぶ北アルプスの山々(2166) 小蓮華山頂上
 小蓮華山から更に 「船越の頭」 や 「雷鳥坂」 の緩やかなアップダウンをこなして白馬大池へ。
 白馬大池ののどかな雰囲気にほっとします。

 白馬大池から下りの天狗原の木道までが大変でした。
 霧雨に濡れた大岩ゴロゴロが滑りやすく神経を使い、とても長く感じられました。
 でも、全員健脚で足並みもそろい予定より随分早く栂池高原駅に着き、その分1時間も入浴タイムを取って頂き、二日間の疲れや汗を流し 和気あいあいと新潟に帰って来ました。 

 憧れていた大雪渓を登り、新潟県の最高峰 「小蓮華山」 にも登ることが出来ました。

 コロコロ変わる雲多き北アルプスでしたが、それもまた後になってみるといい思い出で、高山の醍醐味をたっぷり味わわせてもらった素晴らしい山行でした。

 リーダーはじめ、サブリーダー、ラストリーダー、参加された皆さん、お世話になり本当に有難うございました。                                               (おわり)
遠くに白馬大池が(2166) 雷鳥坂と白馬大池
 
 白馬山頂から大池付近までで写した花々
シャクナゲ等の花々(2166)
ハクサンコザクラ  アズマギク チングルマの群生 コバイケイソウ