会山行紀行文 2013年
 07.31(水)
曇り
(にほんこく)
日本国(山)
555m
参加者 (紀行文) 2048 Y/N
40名
(男性12名・女性28名) (写真) 2011 Y/O
≪コースタイム≫ 歩程3時間30分(上り2:00 下り1:30休憩含む)
新潟駅南口(6:00)=酒田=(鳥海ブルーライン経由)大平登山口(9:45)=鉾立登山口(10:15)=日本国登山口(13:00)…日本国(14:35)…小俣登山口(16:30)=まほろばの湯(17:30-入浴-18:20)=新潟駅南口(19:30)解散 
≪紀行文≫
                                〜〜〜雨の鳥海を後にし日本国へ〜〜〜
 新潟と山形の県境に石鉢形の山容をした「日本国」を歩いてきました。
 山に国の名前をつけるとはどんな山なのか興味津々で登りたい山の一つでした。
 雨のアクシデントで思いがけず登ることになりました。

 朝、新潟を出発した時は計画通り鳥海山の外輪山「笙ケ岳」へ向かっていましたが、車窓から見る空は曇り色、お日様は御機嫌が悪そうです。

 「小雨でも登ります!」リーダーの明るい声・・・。
 雨続きで山行中止が続出し山男山女のストレスもピークのようで皆、登る気満々です…が、向かう先の空は暗く雨粒がバスの窓に当たる。

 せめて小雨であって欲しいの願い叶わず、大平登山口で支度をし始めると凄い雨・・・。

 取りあえずバスに乗り込み、暫く様子を見ながら待つが雨の勢いは衰えない。

 りーダー、サブリーダーのミーテングで雨予報のない近くの山「日本国」に変更となる 。

 鉾立登山口まで行き、折角ここまで来たんだからと鉾立のトイレを拝借しユータンする。
 しとどに濡れてしまいました 車中で待機です
 雨脚は弱まりそうにありません 鉾立口も雨とガスの中です 飛島が浮かんでみえました

 鳥海ブルーライン、日本海東北道と進む先の空は明るい。
 道の駅「しゃりん」で昼食を済ませ一路、日本国へ。

 府屋から小俣渓谷沿いの先に小俣集落の小学校に出合う。

 今日のコースは小学校前登山口から登り、蔵王堂登山口への周回を歩きます。

 「日本国登山道入口」と、書かれた木の鳥居の脇に「中部北陸自然歩道コース」の案内板がある。
 標高555Mにちなんで山開きは5月5日に開催されてる。

 山肌を巻くように整備された杉林を進むが夏の低山は暑さとの闘い、風がなく汗が足元に落ちる。

 ブナ林に変わると「沖見休憩所」となり、木々の間から日本海が見渡せ先の方に粟島がボンヤリ浮かぶ。

GPS軌跡 国土地理院背景地図等利用許諾番号2011−005号
(クリックで拡大)
赤い線を歩きます 緑のトンネルを歩きます 粟島が霞んでみえました

 水分補給をし歩き始めると左手に山頂が見え、蔵王堂登山口の分岐点「蛇逃峠」に出る 。

 東屋があり眺望も素晴らしく朝日連峰の山並みが見えるそうですが、今日は視界ボンヤリ・・・。

 「鷹待場跡」を過ぎると急な下りになり今度は下った分の登りになる。

 「もう直ぐ山頂だよ〜」前を歩くリーダーの声。

 追いかけるようにムードメーカーのT女史「元気がないよ〜ファイト!」の声がする。

 花は少ないけどキノコには驚かされる。様々な形、カラフルな色、大きいのは子供の頭位だ。
 立派で美味しそうだけどクワバラ・クワバラ・・・誰も手を出せない。

 山頂は広く休憩小屋、木造の展望台、ベンチが置かれていている。

 ゆっくりとした休憩をとり下山です。
「蛇逃峠」に「鷹待場」名前が面白いです
国境の山並みも霞んでいます 蒸し風呂の急坂を登りました 三角点にタッチです
カバイロツルタケは夏のキノコです テングタケの幼菌はかわいいですね テングダケは立派です。毒菌です。 ハナガサイグチはきれいですが不食。
 東屋のある分岐から蔵王堂へ向かいますが、いきなりの急斜面となり慎重に足を置く。

 尾根道の傾斜も緩くなると杉林の中に蔵王堂の屋根が見えてくる。

 お堂の先の鳥居をくぐると小俣集落に続く林道となり、集落の入り口に灯台の形をした常夜灯?があり「小俣宿」と書かれている。
 小俣宿とは・・・、出羽三山の参拝者が訪れ、出羽街道の宿場町として栄えた。
 現在の建物は明治維新での戌辰戦争で焼き払われた後に再建された家々が現在も残っており小俣集落の町並みを作っている。
 軒先には木の屋号看板が掛けられている。

 山開きには集落の民家を一般公開し「いっぷく処」として開放している。

 家並みに見とれているとバスの待つ小学校前に着く。
蔵王堂に参拝しました 下りは快調です。 歴史を感じさせる宿場町です

 笙ケ岳から日本国へ変更になった山行でしたが、それなりに楽しめた山歩きでした。
 リーダー、サブリーダー有難うございました
日本国山頂にて(第1グループ) 日本国山頂にて(第2グループ)