梅雨の最中14日は各地豪水注意報など出て大荒れの天気、16日も良くない。
15日にはやや小康状態にはなったけれど、雨は降っていた。
前日12時に発表となっていたので、予測をつけながらメールを開くと、何の連絡もなし。
「えっ!行くの」インターネットで巻機山の天気予報をみると、なんと晴れマークが。
16日、雲が多くとも、晴れ、期待が膨らんだ。
8時30分桜坂登山口を出発、足元は昨日までの、雨で粘土質のぬるぬるか、そうでなければ泥泥。
とても歩きにくい。蒸している暑さが、汗を滴らせた。
ブナを主にした木木は雪の重みで谷へと根曲りになっている。
雑木林からは、時折、明るい木漏れ日が差し込んできた。
徐々に急坂になって、つづら折に登って行った。 |
歩いた軌跡(クリックで拡大) |
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10時30分ごろ、5合目の焼松に着くと、展望が開けた。
米子沢が対岸に見え、天狗岩は緑の植物をまといながら、堂々とした岩が突き出ている。
雪渓が純白に見え、輝いて美しい。周囲は緑のグラデーションの山々を眺められた。
空気もさわやかに感じる(実際は暑いのだが)広いブナ林の中を、軽快な足取りで歩いた。
これらはブナばかりで、美人林のようだ。 風も高度が上がったせいか、冷たく心地よい。
6合目では割引岳が端整な様子でみえた。尾根は緩やかになった。タテヤマリンドウが紫の花弁をひろげて、両脇に群生していた。
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駐車場を後に出発です |
美しいぶな林 |
天狗岩、右奥に割引岳 |
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7合目8合目は結構登っている感じがするのだが3尺とか5尺とかの標識でたった2尺しか登っていないのか、と思う。
ガレ場となっているが木道が整備され、23年に整備された階段は歩きやすい。
ニッコウキスゲが現れ始め、目を転じれば、黄色と緑の絨毯になっている。
コバイケソウが白く、すくっとチシマザサの中立っていた。 |
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7合目を過ぎると樹林帯から抜け出す |
8合目 |
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タカネニガナ? |
ニッコウキスゲ |
ニッコウキスゲとコバイケイソウ |
9合目でようやく巻機山本峰が見えた。木道を下ると、避難小屋がある。池塘が点在して澄んだ水を湛えている。
あと一登りで、頂上で、昼食との事、長丁場の頂点が見えてきた。もうひと頑張りだ。 |
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ニセ巻機山 |
避難小屋に到着 |
避難小屋 |
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12時35分ごろ、到着。巻機山の頂標があり、ベンチもあり、360度の展望があった。
しかし、最高点はもう一登りで、13時15分に空身で最高点へ。
もっと、濃い青い空となり、もっと展望が開け、ゆっくりと山の景色を満喫した。
越後三山が目の前に、谷川岳や平標山、大源原太山、七つ小屋山がくっきりと見えた。 |
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山頂(御機屋)までひと頑張り。頑張れ! |
巻機山最高点 |
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巻機山山頂での集合写真 |
1時45分、雪渓が輝いて、広い平原のような、斜面を眺めながらゆっくりと下り。
避難小屋から、いままでの遅れを取り戻す勢いで下っていた。
ドロドロの道は意外と乾いていたが、私は2回も滑った。「ストッキングで縄状にして括り付けるといい」と教えてもらった。
今は遅いが、次回は持ち歩こう。
16時45分に登山口に戻った。 |
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山頂を後に |
7合目で一服 |
無事に下山、お疲れ様でした |
蛇足だが、今これを書いている(17日)外は雨。本当にラッキーな日を選んでくれたと感謝しています。
リーダーを始めとして皆様にお世話になりありがとうございました。 |