会山行紀行文 2013年
 07.16(火)
晴れ
(まきはたやま)
巻機山
1967m
参加者 (紀行文) 2161 A/W
22名
(男性14名・女性8名) (写真) 1917 M/S
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:00)=桜坂駐車場(8:18)…登山口(8:30)…5合目(9:35)…7合目(10:57)…9合目“ニセ巻機”(11:52)…避難小屋(12:00)…御機屋“巻機山頂標”(12:40-13:15)…巻機山最高点(13:30)…避難小屋(14:05)…5合目(15:50)…登山口(16:40)…桜坂駐車場(17:00)=新潟駅南口(19:40)
≪紀行文≫
                                     〜〜〜巻機山に登って〜〜〜

 梅雨の最中14日は各地豪水注意報など出て大荒れの天気、16日も良くない。
 15日にはやや小康状態にはなったけれど、雨は降っていた。
 前日12時に発表となっていたので、予測をつけながらメールを開くと、何の連絡もなし。
 「えっ!行くの」インターネットで巻機山の天気予報をみると、なんと晴れマークが。

 16日、雲が多くとも、晴れ、期待が膨らんだ。

 8時30分桜坂登山口を出発、足元は昨日までの、雨で粘土質のぬるぬるか、そうでなければ泥泥。
 とても歩きにくい。蒸している暑さが、汗を滴らせた。

 ブナを主にした木木は雪の重みで谷へと根曲りになっている。
 雑木林からは、時折、明るい木漏れ日が差し込んできた。
 徐々に急坂になって、つづら折に登って行った。

歩いた軌跡(クリックで拡大)
 10時30分ごろ、5合目の焼松に着くと、展望が開けた。
 米子沢が対岸に見え、天狗岩は緑の植物をまといながら、堂々とした岩が突き出ている。
 雪渓が純白に見え、輝いて美しい。周囲は緑のグラデーションの山々を眺められた。
 空気もさわやかに感じる(実際は暑いのだが)広いブナ林の中を、軽快な足取りで歩いた。
 これらはブナばかりで、美人林のようだ。 風も高度が上がったせいか、冷たく心地よい。

 6合目では割引岳が端整な様子でみえた。尾根は緩やかになった。タテヤマリンドウが紫の花弁をひろげて、両脇に群生していた。
駐車場を後に出発です 美しいぶな林 天狗岩、右奥に割引岳

 7合目8合目は結構登っている感じがするのだが3尺とか5尺とかの標識でたった2尺しか登っていないのか、と思う。

 ガレ場となっているが木道が整備され、23年に整備された階段は歩きやすい。

 ニッコウキスゲが現れ始め、目を転じれば、黄色と緑の絨毯になっている。
 コバイケソウが白く、すくっとチシマザサの中立っていた。
7合目を過ぎると樹林帯から抜け出す 8合目
タカネニガナ? ニッコウキスゲ ニッコウキスゲとコバイケイソウ

 9合目でようやく巻機山本峰が見えた。木道を下ると、避難小屋がある。池塘が点在して澄んだ水を湛えている。
 あと一登りで、頂上で、昼食との事、長丁場の頂点が見えてきた。もうひと頑張りだ。
ニセ巻機山 避難小屋に到着 避難小屋

 12時35分ごろ、到着。巻機山の頂標があり、ベンチもあり、360度の展望があった。

 しかし、最高点はもう一登りで、13時15分に空身で最高点へ。

 もっと、濃い青い空となり、もっと展望が開け、ゆっくりと山の景色を満喫した。
 越後三山が目の前に、谷川岳や平標山、大源原太山、七つ小屋山がくっきりと見えた。
山頂(御機屋)までひと頑張り。頑張れ! 巻機山最高点
巻機山山頂での集合写真

 1時45分、雪渓が輝いて、広い平原のような、斜面を眺めながらゆっくりと下り。
 避難小屋から、いままでの遅れを取り戻す勢いで下っていた。

 ドロドロの道は意外と乾いていたが、私は2回も滑った。「ストッキングで縄状にして括り付けるといい」と教えてもらった。
 今は遅いが、次回は持ち歩こう。
 
 16時45分に登山口に戻った。
山頂を後に 7合目で一服 無事に下山、お疲れ様でした

 蛇足だが、今これを書いている(17日)外は雨。本当にラッキーな日を選んでくれたと感謝しています。
 リーダーを始めとして皆様にお世話になりありがとうございました。