会山行紀行文 2013年
 07.11(木)〜12(金
  雨    雨・曇り
(ねこまがだけ)
魔ヶ岳 
1404m
参加者 (紀行文) 1936 Y/M
24名
(男性7名・女性17名) (写真)1936Y/M 1866 S/Y
≪コースタイム≫
≪7/11≫
新潟駅南口(6:00)=前沢SA・昼食(10:40-11:15)=水沢IC(11:35)=中尊寺(12:15-13:45)=毛越寺(13:50-14:25)=高館義経堂(14:35-14:50)=民宿・大和坊(17:45)
≪7/12≫
民宿・大和坊…早池峰神社…民宿・大和坊(7:05)=磐梯山SA・昼食(11:25-12:10)=磐梯河東IC(12:15)=八方台登山口(12:45-12:55)…猫魔ケ岳山頂(13:50-14:00)…雄国沼休憩所(15:20-15:35)…雄国沼湿原周回…雄国沼休憩所(16:30-16:40)…雄国沼登山口(17:40-17:50)=ラビスタ裏磐梯(18:00-18:40)=阿賀野SA(20:30)=新潟駅南口(21:18)
≪紀行文≫
                                〜〜〜来年来ることができますように〜〜〜
≪7/11≫
 3年前の7月15〜16日に同じリーダーで黒森山・早池峰山に登りましたが、その時は花巻市の日本秘湯を守る会の会員、鉛温泉の一軒宿「藤三旅館」に泊まり、天然の岩をくりぬいた深さは1.25メートルの立って入る「白猿の湯」に入浴したことが印象に残っています。初めての早池峰山は登ることに必至だったので、今回は景色を楽しんで、「早池峰ウスユキソウ」をもう一度見たいと思っていました。

 ところがどうも東北の天気が思わしくありません。
 山行はいつもお天気になるという評判のリーダーの神通力も今回ばかりはきかないようで、東北に進むにつれ雨の様相になってきました。

 宿のご主人に現地の天気を確認し車内で相談の結果、明日の天気に望みをつなぎ、今日は世界遺産の中尊寺・毛越寺の見学とすることにしました。

 中尊寺では国宝の「金色堂」、新覆堂の建築に伴い移築された「金色堂覆堂」、三千点を超える国宝・重要文化財を収蔵した「讃衡蔵」を見学してから、毛越寺に行きました。

 本堂にお参りをしてから大泉ケ池を中心とする浄土庭園を周ります。ここは庭園の遺水に杯を浮かべ、流れに合わせて和歌を詠む曲水の宴でも有名です。

 次は高館にある義経を偲んで建てた義経堂です。ここには松尾芭蕉の詠んだ「夏草や 兵共が 夢の跡」の句碑がありました。
中尊寺金色堂へ
中尊寺金色堂覆堂の前で  中尊寺の能舞台 中尊寺讃衡蔵の前で
毛越寺本堂で参拝  毛越寺浄土庭園 毛越寺のアヤメ咲く庭園


 今日の宿は岳集落にある民宿・大和坊です。

 夕飯は「岩魚」「煮物」に「いたどり」「ふき」「わらび」「みず」などなどの山菜づくしの料理、山菜ごはんにすいとんの入った茸の汁でした。

 小鉢に入ったいろいろな山菜料理を紹介したかったのですが、カメラを部屋に忘れ、乾杯でお酒を飲んだらカメラを取に行くことも忘れてしまいました。

 ビールにリーダー差し入れの日本酒で、いつまでもにぎやかなおしゃべりが続き楽しい夕食となりました。
高館義経堂
≪7/12≫
 翌朝、目が覚めるとすぐに窓を開けて雨の確認をしました。大降りではないけど雨でガッカリです。
 今日は予定通り早池峰山に登るのかな、山には登りたいけど雨ではなぁ、でも初めての人は登りたいだろうなぁといろいろな想いが頭を巡ります。

  朝食前にリーダーの部屋に集まり意見交換です。
 まとまらないうちに朝食の時間となり、朝食会場でまた相談です。
 雨の登山になる早池峰山はまた今度ということになり、お天気が曇りになっている福島県の一切経山か猫魔ケ岳のどちらかにすることとなり、多数決で猫魔ケ岳に決まりました。
 
 出発前に宿の真正面にある早池峰神社でお参りをしました。
 「また、来年来ることができますように」。

 バスが出ると同時にほとんどの人が寝てしまったようですが、長者原SAのトイレ休憩の後は、昨日に引き続き持参の「唄のしおり」で合唱してにぎやかなバスの旅となりました。

 悔しいけれど宮城県ではもう雨がありません。

 磐梯山SAで各々持参の物であずま屋や外のテーブルで昼食をとり、目的地の八方台に向かいます。

歩いた軌跡(猫魔ケ岳)
朝食です 早池峰神社で「また来年来られますように」 磐梯山SAのあずま屋で昼食

 到着した八方台、猫魔ヶ岳登山口には、平日のそれも午後なので他の登山客はいません。

気持ちのいい緑の綺麗なブナ林を登ります。

 1時間も経たないうちに山頂に到着しましたが、残念なことに頂上から見える磐梯山には雲がかかっていました。
八方台、猫魔ヶ岳登山口 猫魔ケ岳登山口
緑のブナ林を歩きます
猫魔ケ岳頂上から見る磐梯山 猫魔ヶ岳山頂で集合写真

 頂上からは下るばかりかと思えば上りもある中を歩き、猫石を越えて沢を越えて目指す雄国沼に到着。雄国沼休憩所で一休みし、あれが猫魔岳と猫岩と眺めながら雄国沼湿原の木道を一周しました。コバイケイソウはもう終わっていましたが、ニッコウキスゲはまだ待っていてくれました。
 また、雄国沼休憩所に戻り、一休みしてから雄国せせらぎ歩道を休みなく1時間で雄国沼の登山口へ下りました。
猫石です 沢を渡ります 雄国沼に到着
雄国沼休憩所で一休み ニッコウキスゲを見ながら  左が猫魔ケ岳、右が猫石
猫魔ケ岳〜雄国沼で見かけた花など 湖畔に静かに咲くニッコウキスゲ 猫魔ケ岳〜雄国沼で見かけた花など
猫魔ケ岳〜雄国沼で見かけた花など 雄国せせらぎ歩道を歩く 猫魔ケ岳〜雄国沼で見かけた花など

  帰りの途中にラビスパ裏磐梯で一汗流し、コンビニで各々が夕食や飲み物を調達し、バスの中では高速を降りるまで合唱で盛り上がりました。今回は何故か「熊彫りさん」の歌が人気で「チンチラカラチラ」が何回も聞かれました。
 早池峰山に初めて登る方には気の毒な山行になりましたが、おしゃべりしながらののんびり登山も楽しかったし、来年また早池峰山に挑戦することにしましょう。
 リーダー、ご一緒した皆さんありがとうございました。