麦草峠からの登山コースは左右、左に入ってからもコースは多数なので、大勢の人が集結しているのです。
バスは空いている路肩に停め、仕度をして麦草ヒュッテ反対側まずは雨池目指して出発です。
直ぐに分岐があります。「雨池・八柱山」方面です。
雨上がりで木道は滑りやすくなっていますので、足を静かに置き、急がない用にと注意しつつ、ゆっくり行きます。
木道が外れると樹林帯の遅い道は雨溜まりに覆われていて靴が濡れないように、此処も注意が必要です。
時々は眼を上に上げ、苔蒸した木々の様子を見ながら歩きます。
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此処を左へ入ります。 |
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茶水の池分岐“雨池・八柱山”方面へ |
滑りそうな木堂を進みます |
苔むした森 |
麦草峠の標高は2,127mで雨池は2,010mなので、標高差117mを緩くアップダウンします。
滑りやすい道を抜けるとストンと林道に出ます。
「大河原林道」で、この林道は下山地の花木園へと繋がっています。
此処から花木園へ出るには林道をかなり歩きます。
岩の転々した渡渉があります。
対岸の木との間に上にはロープが張ってあるので、それにつかまりながら、渡りますが水量が増えている分、岩を渡る数が多くて、緊張を強いる場所でした。
雨池到着です。
雨池の対岸に見える山は「縞枯山・北横岳・大岳」方面です。
雨池に向かい、或いは背にして短いランチです。 |
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花木園への分岐 |
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雨池に到着しました |
対岸は“縞枯山・北横岳・大岳”方面です |
雨池畔にて短いランチです |
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笹原の道を104mの登りで「八柱山」到着です。
「宇宙科学研究所の深宇宙探査用大型アンテナコリメーション設備」の大きな鉄塔があります。
朝、麦草峠にはあれほどの車が駐車していたにも関わらずに雨池⇒八柱山へと来ているのは私達だけです。
集合写真を1,2班、3、4班と別れて撮り、下山に掛かります。 |
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山頂には大きな鉄塔が建っていました |
赤く塗られた頂上の三角点です |
シロバナヘビイチゴ(白花蛇苺) |
下山地の花木園は標高は1,580mなので、最初は急な下りになりました。
幸い、来た時の道のように濡れてはいないので、滑りやすくはありませんが、かなり急です。 |
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落葉松林帯を下ります |
猿面岩、猿に見えるでしょうか? |
下ってきて林道へ出る直前には登山道を覆い隠すような道に出ます。
歩いてきて、真っ直ぐの道は笹の枝がなぎ倒された、その上を人が踏んで歩いたような跡があります。
この笹に覆われた道へ少しの人で歩いてもらい、真っ直ぐの道を、私は歩いてみます。
すると笹に覆われた道を進んだ人たちから、こっちらしい、との声が、いずれも2,3分の歩きで正規に道に出て、林道へ出ます。
大河原林道(大石川林道)は、雨池への処の分岐で出てきた場所に繋がり、北八ヶ岳北端の大河原峠へ繋がっています。
林道を左へ行き(右は雨池方面)しばらく歩くと又分岐がありました。
Vの字の分岐で、右への道は砂利道で狭く、左は歩いて来た道の延長の用で、道の様子も幅も同じです。
分岐の標識もありません。
自然の流れで左への道を選択してするりと左へ進みました。
昨年秋に来た時には花木園から歩いているので、この分岐で迷うことも無かったのでした。
が、しばらく歩いても林道脇に落葉松林が出て来ません。
??と思い、中断して地図を出し、再確認して、元の分岐へ戻って頂きました。
幸いに道はアップダウンも無かったので、30分くらい戻りました。
分岐から進むと、ほどなく、九輪草、そして待望の紅花一薬草が出て来ました。 |
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此の下に登山道が隠れています |
九輪草です |
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紅花一薬草です |
コキンバイ(小金梅) |
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ギンラン(銀蘭)です |
レンゲツツジ(蓮華躑躅)です |
行きの滑りやすかった道、小川化した道、緊張を要した渡渉、そして林道歩きと、今までの苦労がこれらの花に出会えることで払拭された感じです。
残念ながら、渡渉は緊張を強いる上、全員が渡り終えるまで、少し先で待機していましたので、写真を撮ることは失念してしまいました。
著名な山ではなく、登山道、林道等の道しるべなども不案内でマイナーな山ではありましたが、この時期に出会える花にめぐり合い、良かったと思っています。
花木園Pで着替えをする人はして頂き、入浴はカットして一路新潟へ。
今回はリーダーとして、皆さんの協力も多く得ました。 ありがとうございました!! |
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山頂での集合写真(1班と2班) |
山頂での集合写真(3班と4班) |
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