会山行紀行文 2013年
 05.26(日)
晴れ
(にのうじだけ)
二王子岳
1420m
参加者 (紀行文) 2048 Y/N
25名
(男性12名・女性13名) (写真) 2048 N/N
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:05)=二王子神社(7:20)…3合目(8:35)…5合目(9:30)…7.5合目(10:40)…山頂(11:30-12:30)…5合目(13:40)…二王子神社(15:20)=新潟駅南口(16:30)
≪紀行文≫
                             〜〜〜目の前に飯豊連峰が凄い迫力で構えてる〜〜〜
 
 新発田市の越後山脈北部に位置する二王子岳を25名で歩きます。

 登山口には二王子神社、西斜面にはスキー場があり季節を通して親しまれている。

 ピンクのタニウツギの咲く狭い林道を抜けると広い駐車場へと出る。

 二王子岳は二百名山の一つで、信仰の山とされ登山口には二王子神社の大きな社殿が私達を迎えてくます。

 安全祈願をしリーダーとのミーティングの後、登山口へと向かいます。
二王子神社 ミーテング

 緩やかな杉林の中、気持ち良い歩きが続き気がつけば両脇にホウチャクソウ、小さなミミナグサが咲いている。
 一合目を過ぎるとブナ林に変わり木々の緑と沢の水音が涼しさを感じさせてくれる。

 徐々に石や岩の登りになり傾斜もきつくなると行く手に見上げるような大きな岩「神子石」に出合う。
 この石は禁制を犯した女性2人が変化したそうです。
歩き始めは杉林の緩やかな道 一合目に到着 大きな岩“神子石”です

 急登が続き風もなく汗が流れて足元にもポタポタ・・・。今日のコース3合目までが急登です。とにかく暑い!
 足元の春の花々が疲れを癒してくれます。

 少しずつ展望が開けてくると「休憩!」の声、ようやく3合目到着。互いに「すごい汗だね」と顔を見合す。
 3合目には避難小屋と水場があり休憩に程良い木陰の広場でザックを下ろす。
 リーダーの差し入れでかりん糖を頂く。疲れた身体に黒糖の甘さが美味しかった〜。
ブナ林の急登が続きます ようやく三合目に到着 三合目の避難小屋です

 傾斜は幾分ゆるくなりブナの青葉が日射しを柔らかくしてくれる。
 4合目からは夏道、冬道をたどりながらの残雪歩きとなり、ポールの立つ5合目定高山へと出る。
 6合目〜8合目は残雪の斜面で白い世界。新緑と残雪のコントラストが綺麗です。

 途中、夏道に入るとシラネアオイが一輪、ホッとするひと時です。
 展望が開けてくると遠い先に小屋の赤い屋根が見える。

 数年前の二王子登山を思い出します。
 今回で2度目ですが、1度目の時は前を歩く人に着いて行くだけで精一杯、景色や花を見るゆとりがなかった。
 重い身体に「小屋に着いたよ〜」の声は今でも忘れられません。
 今日、いろいろな花の写真を撮りながら気ずきました。こんなにたくさんの花があったのに何一つ見てなかった事に・・・。
「ほっ!」和ませてくれる花
ブナ林を歩く 六合目付近の残雪(この斜面登ります) 文字通り七合目

 そんな事を思いながら歩いていると前の方で「ワァ〜スゴイ!」目の前に飯豊連峰が凄い迫力で構えてる。
 「来れるものならこの山頂に立ってみろ!」と言われてるような威圧感です。
 この景色をみたくて頑張ってきました。それにしてもスゴイ!。

 そうです、山頂の素晴らしい展望に大感動なのです。
 山頂の「青春の鐘」で写真タイム、どの顔も満足でトビッキリの笑顔です。
夏道(7合目〜8合目) 揃った足並みでもう直ぐ山頂 飯豊連峰の大迫力に感動

 山頂の直ぐ下の雪原で昼食タイム。

 飯豊をおかずにランチタイム中に「虹がでてる」空に目をやると何??。

 ネットで調べたら彩雲らしいです。
 仏教では吉兆とされ太陽の贈り物とか・・・、頑張った御褒美に素敵なサプライズまであり思い出多い一日です。
山頂避難小屋 山頂で昼食 太陽の贈り物“彩雲”
山頂の「青春の鐘」で集合写真 飯豊をバックに

 彩雲に見送られ飯豊に別れを告げ下山します。
 神子石までくると沢の音が聞こえだいぶ下りて来ました。
 水の流れに沿って石を滑らないように慎重に下りると神社の屋根が見えてくる。
 二王子神社に無事に戻れたお礼をし新潟へ向かいます。

 今日一日、共に歩き同じ感動を味わったメンバーの皆さんに感謝です。有難うございました。