会山行紀行文 2013年
 05.25(土)〜26(日)
晴れ
大佐渡縦走
(こんごうざん)(しりたてやま)(きんぽくさん)
金剛山・尻立山・金北山
962m
 940m 1172m
参加者 (紀行文) 1907 M/E
19名
(男性8名・女性11名) (写真) 1907 M/E
≪コースタイム≫
≪5/25(土)≫
新潟佐渡汽船(6:00)〜両津佐渡汽船=白瀬登山口…タン平水路…組上(11:00)…金剛山(11:55-12:45)…雪畑分岐(13:35)…滑石…
小芝園…芝尻山…論天山…ドンデン池…尻立山…ドンデン山荘(16:15)(泊)
≪5/26(日)≫
山荘(6:40)…アオネバ十字路(7:20)…マトネ(9:00)…石花越分岐点…小股沢のコル…ブイガ沢のコル…真砂の峰…イモリ沢のコル…
天狗の休場…あやめ池…金北山(11:45-12:10)…天狗岩…神子岩…ブナ林…祓川…立て池の清水…姫ケ沢登山口(14:15)…(入浴)
…両津佐渡汽船(16:05)〜新潟佐渡汽船(18:35)(解散)
≪紀行文≫
                            〜〜〜生ビールを片手にドンデン山荘からの景色を楽しんだ〜〜〜

 この会山行は今年で3年目である。平成23年は5月25(水)・26日(木)の平日で実施した。
 お花の状態は「タン平水路」よりイワカガミが満開で「組上」上部の杉林の中は雪割草が咲き、ドンデン山までの縦走路ではカタクリが咲き乱れていた。  非常に良い状態であった。
 平成24年度は土・日曜日の希望が多かったことから19・20日に実施した。
 この年は大雪で「雪畑分岐」から「小芝園」までの天然杉の中は残雪が多くマーキングを探すのに苦労した。
 カタクリは咲き始めの状態。しかし、「組上」までのイワカガミは既に終わっていた。昨年の長期予報では今年も雪が多いとのこと。

 実施日を25・26日に遅らせて計画した。すると11月の長期予報では少雪とのこと。
 案の定、今年の冬山は雪が少なかった。消雪が早いとお花のピークが過ぎやしないかと気にかけていた。
 ところが4月の降雪、低温で消雪が遅れてくれた。
 前の週に実施した「マトネ・金北山」の会山行では低い所ではお花のピーク、高いところでは残雪があり始まりの状態。
 10日後の、この会山行では高いところがピークになると確信ししていた。

≪25日≫
 天気予報は両日とも晴れ。波は低くゆれることもなく佐渡へ到着。
 晴れているが寒気が入っているようでそんなに暑く感じない。
 標高が上がるにつれ、涼風が出てきた。お花は「組上」までのイワカガミは既に終わっていた。
 レンゲツツジはまだ蕾。「組上」上部の消雪の遅い杉林の中は雪割草・カタクリが残っていた。
レンゲツツジ、まだ蕾 組上から金剛山を望む 組上で休憩


 金剛山では360度の展望・新緑を楽しんだ。


 「雪畑分岐」以降はちょうど消雪したばかりでカタクリが満開。

 参加者はその数の多さ、面積の広さに驚いていた。
 
 いろんな種類のお花が咲いていたが今回は省略。
金剛山で昼食
金剛山からの俯瞰、ドンデン山・金北山を望む 金剛山から両津湾、西蒲三山が浮かぶ 金剛山から加茂湖、国中平野、真野湾を望む
天然杉
カタクリの群生 ツバメオモト

 花の量が増えるにつれ、歩行スピードが落ちてきた。天気は快晴、崩れる気配ははない。
芝尻山を望む 芝尻山へ、ここより芝生草原 芝尻山から金剛山を望む

 ゆっくり歩き、予定より1時間強の遅れでドンデン山荘に到着。

 山荘は満員。

 あぶれた人たちはテント、ドンデン避難小屋に退避したようだ。

 入浴後、外のベンチで生ビールを片手にドンデン山荘からの景色を楽しんだ。
芝生草原、キジムシロ、奥が金剛山 ドンデン池、奥は避難小屋
≪26日≫
 今日も晴れ、しかも涼風つき。20分早く出発。
 縦走路にはお花がいっぱい。しかし、帰りの船があるのでのんびりとはしていられない。ほぼ予定時間で進行した。

 あやめ池で90分早く出発したツアー団体に追いついた。
 この上部の雪壁は今日の難所。夏道が出ていることを祈っていたが、完全に埋もれており、通った形跡はなし。

 直登でロープが設置してありステップが切ってあった。
 ツアー団体が登り、上を見ると、楽山会リーダーZ・K氏率いる同人数のパーテーが待っている。我がパーテーが最後となり相当のロス。

 昼食時間を短縮し下山開始。下山路もお花がいっぱいで、我々を見送ってくれた。約15分遅れで下山した。
マトネで休憩 金北山を望む 休憩
 椎崎温泉きらくの展望浴場で汗を流すとともに、歩いてきた山々を遠望し、健闘に浸った。

 帰りの船は超満員。そのほとんどが山登りのお客といっても過言ではないほど。佐渡の山、お花の人気が伺える。
 出港し両津湾を出る頃船内アナウンス。「本船左側にイルカが現れました。」瞬間全員が左舷に移動、歓声が沸き上がった。
 多数のイルカが我々を見送ってくれた。