5月の晴天続きの中でいつ崩れるか心配。しかし、きょうもすごくいい天気でした。
もうこの天気だけで、山行は楽しいものになります。
子檀嶺(こまゆみ)というかわいい名称。駒(馬)をまつる牧場の守護神からきている。
風化、侵食によって硬いヒン岩が残り、台形の山容である。 |
|
|
野花のお出迎え |
|
|
|
車数台の駐車場がある登山口(当郷管社コース入口)で準備。前方に山頂が観える。 |
少しだけ舗装路を歩く |
山道に入るといっせいに春ゼミの鳴き声に圧倒された。
着実に春から初夏へと移りつつある。
竹林から赤松の多い松林を黙々と登った。パッとした花もない(時折見かけるが)。 |
|
|
数少なくも時折見かけた花 |
|
|
|
舗装路から登山道に入る |
収穫漏れのタケノコが一杯 |
樹林帯を登る |
強清水という水場が脇道にあり、崩れ落ちそうな細い道で、すれ違いもできないし、水場はどろどろで、という事で水場に行かずに戻った。
(男性2名だけ、飲みに行った)
そのうちに、平坦な車の入れそうな林道になった。バイクが一台、走って行った。 |
|
|
|
鮮やかな花を見つけ立ち止まる |
強清水(飲んだ方「冷たく美味しかった」) |
平坦な広い道(バイクとすれ違う) |
登山口と看板の出ている所から、鳥居をくぐり急斜面をジグザグとつづら折に登っていく。
花は少ないと、思っていたところ、なんと「ラショウモンカズラ」という花の群生が出てきた。
珍しい名なので、図鑑でおぼえていた。
牧野図鑑によると、羅生門で渡辺綱が切り取った鬼の腕に似ているとこの名がついた。
こうしてみると名前とは違い、濃い紫の鮮やかさで3センチ位のかわいい花が並んでいる。
ピンク色のエンレイソウがあちこちに咲いていた。これも珍しい。
地味な花ながら、ルイヨウ(類葉)ボタンが木の影に咲いていた。
花はボタンに似ていないが、葉はボタンのようである。
あと、20センチほどの木の高さ程度でウワズミ桜が、ブラシのような花をつけていた。
ところどころに山つつじが色鮮やかに咲いていたが、蕾からしぼんだものまで色々あった。
10センチ程の高さでも朱赤の花をつけているので、驚いていたが私だけだろうか。
新潟の里山にないような花が見られて、感動した。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
鳥居から山頂までに見かけた花 |
|
|
|
登山口書かれた小さな看板がある |
“子檀嶺岳”と書かれた鳥居をくぐる |
九十九折りの急斜面を登る |
下りが怖いねと思う石ころの急登を登っていくと頂上で、一気に展望が開けた。
眼下に青木村、越えて目の前に広がるのは夫神岳、独鈷山、さらに目を転じると四阿山とか。
反対側は北アルプス(鹿島槍とか爺が岳とか)の白い雪の連山が望めた。 |
|
北アルプス(爺、鹿島、五竜、唐松、白馬) |
|
|
|
子檀嶺岳山頂(北アルプスが遠望) |
朽ちそうなお社が建っている |
眼下には青木村(登山口方向) |
|
|
|
楽しい昼食(日向組) |
楽しい昼食(日影組) |
|
|
|
遠く浅間山(1507 Oさん提供) |
独鈷山(1507 Oさん提供) |
夫神岳(1507 Oさん提供) |
下りは意外とスムーズに降りてきて、途中の、畳岩の大岩が重なっているのを見た。不思議な岩だ。
「あれ、もう強清水、!」松林も過ぎて、無事下山した。 |
|
|
|
急坂をどんどん降りる |
鳥居が見えれば急坂は終わり |
畳岩 |
バスに乗って、大法寺の国宝三重の塔に向かった。
大法寺では白いつつじが、満開。
景色とマッチして高台に建っている美しい三重の塔の周囲を歩きながら色々な角度から見た。
逗子に入っていられる観音様に登山の無事を感謝し、また、道路わきに立っている羅漢様も面白い物でした。 |
|
|
|
大法寺(左後方が三重の塔) |
三重の塔 |
道路わきに立っている羅漢様 |