2013年
 5.17(金)
晴れ
ミツモチ山
1248m
参加者 (紀行文) 1866 S/T
19名
(男性4名・女性15名) (写真) 1866 S/T
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:00)=磐越道・東北道=矢板IC(9:20)=大間々登山口(10:20)…大丸(11:10)…ミツモチ山・昼食(11:40-12:45)…あおぞらコース…大間々登山口(13:50)=学校平散策(14:00-14:40)=入浴=矢板IC=新潟駅南口(19:40解散)
≪紀行文≫
                                 〜〜〜待望の赤ヤシオが次々と現れて〜〜〜

 日本300名山の一つである高原山・1795mの中腹に広がる八方ヶ原一帯は、日光国立公園に属しており、風光明媚でいろいろな見所を持つ自然公園の様相を呈しています。
 八方ヶ原や栃木県民の森に隣接するミツモチ山は、大間々登山口を始点として大凡登り一時間・下り1時間の行程となっており、白ヤシオ赤ヤシオの見所として知られています。
 今回は、自分がリーダーとして2009年に実施して以来4年ぶりのトレッキング山行です。

 新潟を出る時は曇り空でしたが、マイクロバス車内で山の歌などを歌いながら福島県に入り、郡山を過ぎるあたりからは快晴の青空、とびっきりの山日和となって来ました。
 矢板ICで高速を離れ、「県民の森」を左手に見てぐんぐん高度を上げていき、やがて到着したのは学校平の「山の駅・たかはら」です。
 真に気持ちの良い高原・学校平は今でこそ住む人のいない高原となっていますが、明治時代には林業に携わる人たちを中心に集落となっており、50数名が通う尋常小学校があったそうです。
 学校平からもう少し進んだ先が、今日の登山口「大間々」です。
 大間々登山口 初めは緩い下りが続きます やがて平たんとなって山頂が近い

 山頂の方が登山口よりも50mほど低いというこの山には幾つかのコースがありますが、登りは”やしおコース”。歩きだしは下りからはじまります。
今年は雪が多かったせいかまだ新緑には少し早く、木の葉が着いていない樹林帯を歩きますが、明るい太陽の下を気持ちよく谷を目指して下っていきます。
 緩い坂道を40分ほど下ると、今度は登りが始まります。大丸(だいまる)を過ぎると並行路となり、その先少しでミツモチ山となります。
 矢板市の風景が広がります  山頂広場  ミツモチ山山頂

 到着してまずは展望台からの風景を楽しみます。矢板市の市街地や、遠くは筑波山や八溝山などの山々がきれいに見渡せます。
 山頂広場のベンチで昼食を摂ります。そんなに暑くも無く、快適な天気の下で四方山の話に花を咲かせての1時間は、まことにのんびりとした有難い時間です。
 山頂で集合写真を撮ってから下山にかかりますが、”あおぞらコース”という広々とした道の歩きだしは緩い登りからはじまります。登山路は下りからはじまり、下山路は登りからはじまるという天の邪鬼のような山です。
 展望台で風景を楽しむ  あおぞらコース  赤ヤシオが満開!

 以前は林道と思われる”あおぞらコース”は広々としており、一列縦隊にならなくても余裕たっぷりで歩けます。皆んなで広く広がってワイワイと会話を楽しみながら、約一時間の行程を歩きます。
 高原山を望む 標識も風景によく似合う 幾つもの赤ヤシオが見られます

 待望の赤ヤシオも次々と現れて、みんなの目を楽しませてくれます。本格的な新緑にはまだ少し早かったようですが、新潟とは一味違う開放的な関東の山を気分良く歩きました。
 高原山も望めるこのコースは、トレッキングにはちょうど良い時間と道の状態であり、参加者の皆さんからとても好評でした。  
気持ちの良い道が広がります
 オオカメノキ 大間々登山口に帰りました

 学校平へ戻ってから、山の駅・たかはらで少し時間を割いて周辺の散策を楽しんでから帰路につきました。

 更に、矢板市街地の「城の湯」でゆっくりと汗を流してから新潟へと戻って来ました。

 今回のトレッキングは、期待した新緑こそイマイチでしたが、快晴の青空に広がる赤ヤシオを見られたこと、参加者の皆さんの明るい笑顔が随所に見られたこと、車内で歌を楽しんだことなど、とても楽しい一日でした。

 参加された皆さん、お世話になりました。また、山行で会いましょう。

                                    (おわり)

(山頂での集合写真)