会山行紀行文 2013年
 05.19(日)
晴れ後小雨
黒沢高原から小熊山
1278m(小熊山)
参加者 (紀行文) 1876 Y/K
20名
(男性3名・女性17名) (写真) 1876 Y/K
俳句は 557 Kさんです      
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:00)=糸魚川IC(8:15)=黒沢高原P(9:45-9:55)=ハイキングコースE地点(10:10)…木崎湖展望地(11:30-12:25)…小熊山(13:05-13:15)…林道X地点下山口(13:55)=「ゆーぷる木崎湖」(14:10-15:10)=糸魚川IC(4:35)=新潟駅南口(18:50)
≪紀行文≫
                                〜〜〜残雪を戴いた鹿島槍ヶ岳が〜〜〜

 当日は、週間天気予報が徐々に快方に変わり、すばらしい登山日和となりそう。
 蒲原平野、頚城平野の水田はすっかり田植えがおわり、水鏡のようになっている。
 バスの窓からの新緑は、木々皆それぞれの新緑の色合いを競っておりなんとも言えない美しさだ。
 道の駅「小谷」で小休止のあと、白馬村にかかれば白馬三山が聳え立ち、神々しさこの上ない。

 トレッキングは、黒沢高原を越えて「狼煙台入り口」から始まる。
 カラマツの落ち葉でふかふかな道を行けば直ぐに狼煙台に到着。武田軍の構築したものか。
 道はゆるく上り下りを繰り返して進む。
 足元には、イワカガミ、チゴユリが迎えてくれる。樹の花は、ツツジ、オオカメノキなど。
狼煙台入り口 狼煙台(後が炉) 熊の爪あと

 林相は、カラマツの林、ブナとミズナラの混交林、ブナの純林、カラマツ林とつぎつぎと変わっていくのも面白い。白樺も混じっていた。
 黒木のもみの木は境界線用に植えたものか。

 「唐松の 真直ぐ空 芽吹きをり」

 進行方向右手には、鹿島槍ヶ岳や五竜岳、左手には青木湖や木崎湖が位置しているのだが、木々が大きくて枝越しにしか分からない。
 進むほどにようやく、林が切れて残雪を戴いた鹿島槍ヶ岳が見えた。その左手は、爺ヶ岳か。

 「雪形の 鶴くっきりと 鹿島槍」
鹿島槍ヶ岳 山ツツジ 青木湖
ブナの美林を歩く オオカメノキの花 カラマツ林を歩く

 やがて、木崎湖展望台に到着。

 先客はパラグライダーの一行だ。
 風をパラシュートいっぱいに受けて次々と飛び立ち、眼下の木崎湖を越えて飛んでゆく。
 落ちていくようにも見えたが。

 ここで、木崎湖を眺めながら、昼食とする。

 お腹が膨らんだ頃、Kさんの野点が始まる。
 早速、リーダーの後についてお手前をいただく。お菓子も本物だ。これが又おいしい。
木崎湖 山上の野点
イワカガミの赤色 艶やかなツツジ(左:ミツバツツジ、右:レンゲツツジ)

 十分に休んだ後、メーンの小熊山に向かう。
 登山道を登り又下ると林道のアスファルト道。また登山道に入りと数回繰り返して、最後の小熊山の登りに入る。
 緩やかだがやや距離がある。 
林道を歩く 白樺もお目見え 小熊山入り口

 ようやく到着した小熊山山頂は木々に囲まれ展望は無い平らな山頂だ。三角点が二つもある。
 
 記念写真を撮っていると、ぽつりぽつりと雨が当たってきた。

 早々に下山することになった。
 いきなり、急降下だ。足元に注意していれば、地球の重力に逆らわないので楽なものだ。

 やがて緩斜面になる、が、又急斜面。

 こんなことを数回繰り返して、バスの待つ林道に全員無事到着した。
小熊山山頂 急斜面を慎重に下る

 木崎湖畔の「ゆーぷる木崎湖」で汗を流し、帰路に着いた。

 「露天風呂 さわさわさわと 若葉風」

 今日のコースは、展望の山にはやや不満があったが、森林浴にはすばらしいコースであったと思う。
小熊山山頂にて