会山行紀行文 2013年
 05.15(水)16(木)
  晴れ 曇り後晴れ
(きんぽくさん)
マトネ・金北山
946m 1172m
参加者 (紀行文) 1907 M/E
17名
(男性7名・女性10名) (写真)1907 M/E 1908 Y/T
≪コースタイム≫
≪15日(水)≫
新潟佐渡汽船(6:00)〜両津佐渡汽船(8:30)=アオネバ登山口(9:10)…アオネバ十字路(10:35)…マトネ(11:30)…石花越分岐点(11:50)…平城畑(14:05)…石花登山口(14:45)…バス待機場所(15:15)=民宿たきもと(15:50)
≪16日(木)≫
宿(7:40)=白雲台(8:50)…金北山(10:00)…姫ケ沢登山口(13:40)=(入浴)=両津佐渡汽船(16:05)〜新潟佐渡汽船(18:35)(解散)
≪紀行文≫
                                〜〜〜松之山の美人林よりすばらしい〜〜〜
 このコースは昨年から始め2回目である。
 昨年は初日は快晴に恵まれたが、2日目は悪天候で金北山を中止し、トキ保護センター等の観光に切り替えた。
 また、昨年の申込みが初日で定員28名を大幅にオーバーし抽選でメンバーを決めた経緯があった。
 今年の申込みは20名で丁度良い人数になった。実施計画書発送前に1名キャンセル。発送後に2名キャンセルが発生した。
 1週間の予報では15日は晴れ、16日は曇り後雨イヤな予感、しかし、近づくにつれ曇り後晴れに変わった。

≪15日≫
 全員が5:20までに集合。平日のため船は空いていた。海はベタナギ。
 イルカが現れないかと注意していたが今年は見つけることができなかった。
 船内案内所に聞くと最近は良く現れているとのこと残念。
 佐渡トレッキングマップをもらい配布。みんなは食事をしたり、睡眠をとって時間を過ごしていた。定時に到着。
 両津港からジャンボタクシーでアオネバ登山口へ。最近登山客が多くなっているとのこと。
 ジェットホイルで先着した登山者が多くいた。

 登山口からすぐにシラネアオイ、イワカガミ、カタクリ、ヒトリシズカ等々の花が途切れることなく続く。
 我々もお花を愛でながらゆっくり歩いているのだが、他のパーテーはそれよりはるかに遅く、なかなか道を開けてくれない。
シラネアオイ カタクリ ユキワリソウ

 今日はマトネまで登れば後は下りだけなのでゆっくり行こうと決めた。

 アオネバ十字路までは雪はなし。

 常連登山者によると1週間前はアオネバ登山道に残雪が多く残っていたとのこと。

 消雪直後のイキノヨイ花々にめぐり会えた
アオネバ十字路 ヒトリシズカ

 アオネバ十字路からマトネまでは残雪が多く、特にマトネへの登りは登山道が川になっていた。
 シラネアオイ、ザゼンソウはまだ蕾、カタクリは消雪直後の旬〜蕾。
 石花越分岐点の手前の芝生で昼食。寒からず暑からず。景色は最高。十分時間をとって楽しんだ。

 石花越分岐点から降りた杉林の登山道にユキワリソウが現れだした。
 皆が変化に富んだ花色・花の大きさ等に歓声を上げていた。
ザゼンソウ マトネ マトネから金北山を望む
昼食後、出発準備 マトネから石花越分岐点へ向かう ユキワリソウ

 平城畑ではキジムシロ、アマナが群生して咲き誇っていた。

 ほぼ定時に石花登山口に下山。

 登山口まで花々が途切れることなく皆を迎えてくれた。

 登山口に通ずる林道が工事中で、約30分の林道歩きをしバスにたどり着いた。
平城畑から新緑の石花越分岐点を望む 平城畑のキジムシロ

 民宿たきもとではゆっくり入浴し、おいしい料理に舌鼓をうった。
 ただ、最近の佐渡、魚が捕れていないようで民宿の方々も困っておられた。普段は大量に出てくるイカサシがチョッピリには残念であった。
 夕方から雲が多くなり雷雨、しかし、雨は夜半で止んだ。
≪16日≫
 朝の3時から天気予報とにらめっこ。予報は曇り後晴れ。空も晴れてきた。
 長期予報の悪い部分が夜間に圧縮されたようだ。ラッキー。宿の方々によると「今日はガスルかも知れないが、雨は降らない」とのこと。
 朝食を済ませ予定より早く出発。宿より天然の1番刈り乾燥ワカメお土産にいただき全員大喜び。

 予定より早く白雲台に到着。しかし、完全にガスのなか、全く眺望がない。
  防衛省管理道路歩き、晴れると暑くて大変だが、涼しくて気持ちがよい。

 道路の左右は消雪直後でフキノトウが大量に続く。何人かは一生懸命に採種していたが、途中からは見向きもしなくなった。

 道路脇のヤブにはカタクリの大群落が続く。

 予定より早く金北山へ到着。この頃から時々ガスが晴れ眺望が効くようになり新緑の景観が姿を現す。
 皆が歓声を上げていた。
防衛省管理道路、金北山までフキノトウの連続 マムシグサ

 姫ガ沢への下り、天狗岩までは残雪が残っていたが、雪は柔らかくつぼ足で歩行できた。
 神子岩まで降りてくると完全に眺望が効くようになった。ここで昼食をとり、ブナの美林へ、一時的のガスがかかり幻想的な景色を作り上げてくれた。すぐにガスは晴れブナ林の漫歩を楽しんだ。「みんなが松之山の美人林よりすばらしい。」と賞賛されていた。
 祓川で鮮烈な清水でノドを潤し、進行。
 ここからもシラネアオイ、イワカガミ、チゴユリ、スミレ等が多い。特にイワカガミの鮮烈な桃紅色がすばらしい。
 花々は姫ガ沢登山口まで続いていた。
 姫ガ沢登山口のすぐ手前で登山道が崩落してた、別ルートにロープが設置されていたが、通過に難渋された方がおられた。
 しかし、予定より早く下山した。ガスられたが雨に遭うこともなく、満足の行く1日であった
金北山からの雪渓下り 神子岩で昼食 霧にけむるブナ林
カタクリ シラネアオイ ブナの美林