会山行紀行文 2013年
 05.12(日)
曇り後晴れ
(ごんげんどうやま)
権現堂山縦走
998m(上権現堂山)
参加者 (紀行文) 1642 M/W
26名
(男性12名・女性14名) (写真)1866・1862
       下権現堂山 897m 上権現堂山 998m
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:00)=長松登山口(7:50)…五合目(8:55)…弥三郎清水(9:30)…下権現堂山(10:00)…上権現堂山 昼食(11:30-12:30)…唐松山分岐(12:50)…滝見台(13:15)…手の又登山口(13:45)…林道歩き…バス(14:20)=中子沢温泉羽川荘(14:40-15:40)=新潟駅南口(17:30)  
≪紀行文≫
                              〜〜〜登って味わえる最高の幸せに感謝、感謝〜〜〜

 関越道から真近に見えてゆったりとした稜線持つ権現堂山。無事登れるかな、期待と不安で数日前からなにやらドキドキ。
 当日の朝は曇り空、次第に晴れる予報に安心して新潟を出発。
 途中のPAで乗車されて全員26名賑やかになりました。

 早速リーダーより下見の様子が伝えられ、例年より雪が多く早春の花がきれいです、「ゆっくり楽しみながら登りましょう」、嬉しいお話がありました。

 山の歌で気分を盛り上げながら、関越道小出ICを下り、登山口のある戸隠神社へ。

 戸隠歴史自然公園の駐車場で身支度を整え、雪が残る神社の奥の長松登山口からいざ出発しました。
 すぐに急登が始まり、雪解け間もない山道にカタクリ、イワカガミ、次々に現れる花々に

 癒されながら高度を上げ、ガスがかかり遠望がきかないまま五合目を過ぎると、
 ブナ林の中で一休み。萌黄色のブナの若葉と残雪に根回り穴、やさしく美しい風景です。
 新緑のトンネルをさらに登り、岩間にあふれ出る弥三郎清水は「冷たくて美味しいよ」。
長松登山口の戸隠神社 長松登山口からいざ出発 新緑のブナ林が気持ち良い 

 8合目を過ぎて厳しい岩場の急登にかかると、展望はいっきに開け、八海山や魚沼の田園風景に歓声を上げながら、「ファイト、ファイト」のエールに後押しされて、山頂部だけ雪が解けた下権現堂山に着きました。

 大岩の周りに他の登山者も大勢休んでいます。

 遠望の山々には雲がかかり、一息入れた後、目の前にそびえる上権現堂山を目指します。
間もなく下権現堂山頂上 下権現堂山山頂

 急斜面を一気に下り、稜線の鞍部に出ると、左手に守門岳、浅草岳、マンサクやシャクナゲも少し咲いて気持ちの良い稜線歩きを楽しみました。
稜線から目指す上権現堂山が観えます だんだん天気も良くなって 霧も晴れて上権現堂山がスッキリと

 頂上真近い雪渓まで来るとあと一息、アイゼン装着の指示が出て準備OK。

 雪山を登り詰めると頂上かな?、

 雪の中に上権現堂山山頂の目印の鐘がのぞいて、やはり山頂です、ヤッホー、ヤッホー。

 さらに奥まった雪原の上で楽しい昼食になりました。
あと一息 最後の登り 最後の登りは雪の急斜面

 青空に浮かぶ360度の大展望、遠くに守門岳、浅草岳、毛猛山塊に、越後三山、目前には縦走路が続く双峰耳の唐松山、雄大な景色ときれいな残雪模様。登って味わえる最高の幸せに感謝、感謝です。
名立たる越後名山がズラリ!青空に浮かぶ360度の展望です 雄大な景色を観ながら楽しい昼食

 笑顔で記念写真に納まった後、下山路は唐松山を左手に見ながら雪の急斜面を一気に下り、唐松分岐から手ノ又登山口へ向かう尾根道に入りました。明るい低木の尾根道からの眺望はまた素晴らしく、越後三山と下方に広がる残雪の山並が幾重にも連なり、新緑の斜面には不動滝も見えて来ました。

 「雪解けの流れを集め滝しぶき深山に遅き春の訪れ」

 滝見台の分岐から新緑まぶしいブナの林を心地よく下り、手ノ又登山口に全員元気に下山しました。予定時間もピッタリです。       
 青空の下、残雪を踏みしめルンルン気分で気持ちよく下ります 遠く越後駒が観えます

 林道の雪道を楽しく歩き、脇斜面の崩れそうな雪の傍は急ぎ足で通りすぎ、30分余りで、里村の近くで待っていたバスに乗り込みました。


 中子沢温泉で汗を流した後のビールの美味しいこと。

 縦走を無事終えた喜びにあふれ、 帰路のバスの中でも乾杯が続いて賑やかでした。
例年はバスの入る林道も、すごい雪
 

 冬から目覚めたばかりの魚沼の山は美しく感動の連続でした。

 下見を重ねて安全にそして楽しく案内をして下さったリーダーと、同行の皆様ありがとうございました。 









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