会山行紀行文 2013年
 04.27(土)
晴れ
(きりとうやま)
霧訪山
1305m
参加者 (紀行文) 1892 H/K
35名
(男性15名・女性21名) (写真)1892 H/K 1507 N/O
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:05)=塩尻IC(9:37)=山の神自然園P(9:50-10:05)…登山道(10:18)…山頂(11:37-12:25)北小野コースP(13:10)=たつの荒神山温泉「湯にいくセンター」(13:40-14:50)=善知鳥峠「分水嶺」公園(15:22)=塩尻IC=新潟駅南口(19:10)
≪紀行文≫
                        〜〜〜オキナグサが紅紫色の可憐な花を咲かし待っていてくれた〜〜〜

 「霧訪山(きりとうやま)」という美しい名前の由来は、この信濃川島・小野間には川があり年間を通じてよく霧が発生するからという説と、北隣の大柴山とのキリト(鞍部)にある山の意でないかという説があります。
 山はそんなに高くないのですがそのロケーションから周りの山々の眺めが素晴らしく、また、乱獲で希少となったオキナグサを期待し新潟を定刻に出発しました。しかし、天候は風が強く、雨も降り始め、ついに米山インター付近では霰も混じった激しい雨風となりました。
 こういう時はバスの中はザワザワし沈滞ムードになるものですが、皆さん至って平静に談笑していました。
 長野の天候はほぼ100%晴れという予報を知っていたからと思います。

 予報どおりの晴天に感謝しながら「山の神自然園」で準備し出発です。
 登山口までの道の傍らにはスミレの花が咲き、目を楽しませてくれました。
暖かい陽射しの山の神自然園で準備 林道で迎えてくれた花々は目を楽しませてくれる

 登山口からは九十九(つずら)折れの急登が続いたが、ユックリとした登りと適宜の一服で難なく歩けました。
 カタクリの群生(今回、花は終盤)している女坂を登りきり、予定よりだいぶ速く山頂へ到着しました。
登山口からは九十九折りの急登が続く 痩せ尾根に入ると山頂は近い 360度の眺望が楽しめる山頂

 山頂には石祠・二等三角点・展望案内盤(方位盤)があり、北アルプス・南アルプス・八ヶ岳が一望できることを期待したのですが、山々の頂上付近は雲がかかっており少し残念でした。
 しかし、松本平・伊那谷・諏訪盆地・木曽谷がクッキリと眺望でき、ここが「日本のへそ」と呼称されていることを実感しました。
 また、今回山行のもう一つの目玉である絶滅危惧種のオキナグサが祠の隣に紅紫色の可憐な花を咲かしてくれており、皆で感激してシャッターを押していました。
360度の眺望を期待していたが、夫々の山々の頂上付近には雲がかかっていた
方位盤を観て360度の遠望を楽しむ 絶滅危惧種のオキナグサが静かに佇んでいた

 帰りは山頂から下山口までほぼ一直線の急な下り道でしたが、御嶽山権現の石碑・かっとり城跡・避難小屋などを観ながらゆっくり慎重に降りてきました。

 帰路立ち寄ったたつの荒神山温泉でゆっくりと汗を流した後、中央分水嶺の峠の一つである善知鳥(うとう)峠の分水嶺公園に寄り帰路に着きました。

 リーダーの綿密な事前調査と皆さん全員の協力で無事に楽しい山行をすることができ感謝いたします。
結構な急斜面を慎重に下る かっとり城跡 ??御嶽山
一気に北小野登山口に下山 善知鳥(うとう)峠の分水嶺公園に立寄る
登山中、目を楽しませてくれた花々
霧訪山山頂での集合写真(一班の皆さん) 霧訪山山頂での集合写真(二班の皆さん)