会山行紀行文 2013年
 04.23(火)
晴れ後曇り
(さんのとうげやま)
三ノ峠山
468m
参加者 (紀行文) 1642 M/Y
14名
(男性4名・女性10名) (写真) 1642 M/Y
≪コースタイム≫
新潟駅南口(8:00)=関越道見附中之島IC=長岡バイパス=長岡市営牧場 三ノ峠山登山口P(9:40)…展望台(9:48−9:55)…<赤道コース>…友遊小屋(11:05−11:22)…三ノ峠山(11:30)…観鋸台・昼食(11:47−12:30)…三ノ峠山(12:50)…<赤道コース>…三ノ峠山登山口P(13:40)解散
≪紀行文≫
                                   〜〜〜長岡の山は花いっぱい〜〜〜

 穏やかな春の一日に長岡東山連峰に連なる三ノ峠山に登って来ました。
 4月中旬になっても 「寒いね」 が挨拶代わりの日々でしたが、幸いにも当日は程よく暖かでトレッキング日和に恵まれました。

 三台の車に分乗して長岡市営牧場の脇の駐車場に着くと、広々した草地の丘陵に桜が咲いて、眼下には市街地が広がり、真っ白な米山も見えて登る前から気分爽快、ワクワクと身支度を整え賑やかに出発です。

 まずは緩やかな斜面を上がり、木製の展望台の脇から赤道コース登山道に入りました。

 地元の方の話では、赤い土の道だから赤道の名が付いて、昔は萱峠の村落まで馬車が行き来した生活の道であったそうで、切り開かれた道は、今は整備され登り易くなっていますが勾配もあり、当時のご苦労が偲ばれました。
展望台のシンボルツリー 桜がお出迎え 米山など刈羽の山々の展望

 緩やかな落葉道を行くと、白い花満開のオオカメノ木が見事に咲いて、足元や両脇の斜面にショウジョウバカマやイカリソウ、オオキバスミレ、カタクリ、キクザキイチゲと次々に群落で現れ、私達を楽しませてくれました。

しばしばのカメラタイムに足を止め、ゆっくりと1時間余りで林の中の友遊小屋(ゆうゆうごや)に着きました。

 地元の有志の方々が建てた小屋は明るく、きれいに整頓されており、外には丸木のイスやテーブルもあって、大切に守っている様子が見て取れます。

 芽生えたばかりの新緑の中でのコーヒータイム、メンバー手作りのケーキも格別においしく、とても幸せで〜す。

 本日は平日で私達の他に登山者は数名でしたが、小屋に宿泊したり、長岡花火を見たり、特に冬は大勢の人で賑わう人気の小屋のようです。
三ノ峠のりっぱな友遊小屋

 小屋を後にして程なく三ノ峠山山頂に到着、標柱と三角点の周りはカタクリの花があふれ「踏まないように」ニッコリ記念撮影を終えると、さらに奥の観鋸台を目指します。

 この先に白いカタクリが咲いていますとリーダーのお話があり、残雪を踏みながら進むと、カタクリの群落の中に白い花が現れました。
 一帯に5、6株も見られて、その清楚な姿にしばし見惚れながら、さらに尾根道を進むと大きく開けた場所が観鋸台(かんきょだい)。
 名前の通り、雪が残る連峰最高峰の鋸山が目の前に連なっていました。

 この先は萱峠や花立峠に続く縦走路になりますが、本日は観鋸台で折り返しです。

 楽しい昼食が始まると、手作りのおかずが行ったり来たり、おいしく頂いている内にあっという間に時間が過ぎました。 
残雪の上を歩くのは気持ちいい! しあわせの白いカタクリ、ふたつ 南蛮山かな?

 復路は当初予定されていたブナ平コースは道が悪く、赤道コースの往復になりました。

 雪が解けたばかりの道はフカフカで、浅黄色の新緑と花々の中をゆっくりとたどりながら予定より早めに牧場の駐車場に下山しました。

 長岡市民のいこいの山は花がいっぱいで素敵な小屋もあります。

 暖かな春の一日を、和やかに楽しく過ごす事ができました。

 リーダー、同行の皆様ありがとうございました。
三ノ山峠山頂にて