会山行紀行文 2013年
 04.22(月)
快晴
(りくごうおうせんきょう)
陸郷桜仙峡
参加者 (紀行文) 557 T/K
26名
(男性4名・女性22名) (写真) 1026 T/I
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:30)=桜仙峡駐車場(10:40-10:50)…桜仙峡散策…桜仙峡駐車場(14:10-14:20)=新潟駅南口(19:30)
≪紀行文≫
                                   〜〜〜幸せ重ね、花の旅〜〜〜
 花冷えと言うには寒すぎる朝、真冬のように着込んだ会員を乗せたバスは出発。
 長岡からのYさんが昨日は雪が積もったと報告。
 県境の峠も其処此処に雪が積もっている。
 こししなのうづき
 “越信濃卯月と言うのに名残り雪”

 池田町の道の駅で現地のボランティアガイドさん二人と合流陸郷へ。
 気温は低いが快晴。
 故郷への来訪者を大切にと心を込めた話し振りが嬉しい。
 信濃川の源流や地名など聞くうちに駐車場へ。
 支度を整えてトレッキング開始。

 “人の性 悲しきも橋に 木々芽吹く”

 登波離橋(とはりばし)の由来を聴き、お茶屋峯二本松跡へ。
 ここから安曇野の里を見おろす。
 九州の安曇一族が新天地を求めて日本海を北上、糸魚川の姫川を遡り峠を越えたこの地に住み着いたことで安曇の地名になったとのこと。

 “歴史秘め 安曇野の里 霞みをり”

 幾つかの権力争いから合戦尾根とも呼ぶとか。

 “花屑の 積む古りし宮 静もりて”

 尾根歩きが続き豊盛(ほうせい)展望台で休憩。
 桜仙峡、夢農場、二本松の峯等が見渡せる。

 “崩れいし まことおとしや 芽吹く山”

 何か切ない由来が多いのは山深いせいなにか。
 近道をとガイドが選んだのに少し難コース。

 “春の泥 靴に重たき 下山道”

 粘土質の土に雪の浸みた泥は靴から離れず滑る。
 道端の草や雪に擦っても落ちない。
 漸く夢農場が目の前に。小さい流れあり。

 “靴の泥 洗う湧き水 花筏”

 桜の木に囲まれた庭で昼食。

 “花散らす 風の冷たき 昼かな”

 ハーブティーのサービスで身体を温めラベンダー畑、もちの芽畑等を縫うように歩き天崎(あまざき)へ。

 “咲き急ぎ 散り急ぐ花 夢の郷”
 “アルプスの 峰きらきらと 花の郷”

 アルプスの嶺それぞれが春の陽に白く めく。
 目的の行程を全員完歩。一万四千歩との声。
 道の駅でガイドと別れ、お土産を手に帰途へ。



  気配りのリーダーに、心優しき同行者に感謝。     ”また一つ 幸せ重ね 花の旅”             終わり
 (下線はパソコンで再生出来ない漢字があり、投稿者の意図(原稿)とは合わない文字を使用していますがご容赦願います)