会山行紀行文 2013年
 02.23(土)
曇り
(まつだいらやま)
松平山
775m地点
参加者 (紀行文) 2130 K/N
30名
(男性16名・女性14名) (写真)2130 K/N ・1862 Y/I
≪コースタイム≫
新潟駅(6:55)=少年自然の家(8:10)…山葵山(11:00)…到達点(775m・12:00)…お昼(12:10-12:40)…山葵山(12:55)…少年自然の家(14:30)=新潟駅(16:00)
≪紀行文≫
                                〜〜〜振り向けば30名の努力のトレース跡が〜〜〜

 楽山会恒例の松平山ラッセル登山に参加させていただきました。
 7時45分に畑江のコンビニで、マイクロバス組みと自家用車組みあわせて30名の大所帯です。

 五頭少年自然の家で全員ワカンを装着し、8時10分出発です。

 昨日は猛烈な吹雪に襲われた新潟県内。今日は風も止み登山ができるまでに回復しました。
 これで青空まで望むのは贅沢というものでしょう。雪はパウダー。木々は凍っています。
 白一面の景色に色とりどりの30名が歩く姿は美しい。

歩いた軌跡
(クリックで大きくなります)
五頭少年自然の家で登山準備 樹林帯に入っていきます 凍った樹林帯を進みます

 後ろから眺めていると、ラッセルは楽しそうに見えます。表情が見えないから当然です。
 ところが、いざやってみると、一歩足を上げるだけで大変な思い(重い)。ものの数メートルで交代していただきました。
 スタート時に女性が先頭集団に多い理由がなんとなくわかってきました。
 進めば進むほど、雪が深くなり傾斜もきつくなってきます。こうなってくるとやはり男性にまかせるしかありません。
 (私的ポイントその1 ラッセルは早めに終わらせる)
カンジキを装着してのラッセルです。大変重く、傾斜がきつくなれば尚更です。 五ノ峰には雲がかかっています

 なかでも、山葵山最後の急登は、本日一番の難所でした。
 ここは、出番ですよの声がかかったと思われる楽山会の強者達が先頭に立ちグイグイラッセルします。後方隊は寒さで凍えそうですが、それを打ち消す為の「がんばれ〜」コール。
 (私的ポイント2寒いときは声を出す。)声は先頭に届いているでしょうか。

 後方隊でも、この急斜面を登るのはきつかった。ワカンが滑ってステップをついつい崩してしまいます。後ろの方ごめんなさい。
 先輩達からワカンの歩き方を教わりながら慎重に登ります。
 (私的ポイント3 ワカン歩行は一日にして成らず。)

 11時 山葵山山頂到着。
 平野部では陽も射しています。頭上の黒い雲の流れは速い。
 時間が少しずれていたら青空も見れたかもしれません。
山葵山に向かう縦列
 山葵山山頂にて 真っ白き幽玄の世界、しばし見とれてしまいました 雪の越後平野には陽が射しています

 松平山に向かうには厳しい時間となりましたが12時を限度として行ける所まで進むこととなりました。
 山葵山から松平山に行くコースは風も当たらず歩きやすい。
山葵山から松平山に向かう尾根筋                あのピークまで頑張れ!
    どうやらあそこが今日の到達点だ
 
風も当たらず歩きやすかった。 わっしょい!わっしょい!もうすぐだ。 白いレースのカーテンのよう、
おとぎの国に迷い込んだようだ

 12時、775m地点。本日はここを山頂としました。
 振り向けば30名の努力の跡がトレースとしてくっきり残っています。それを眺めるだけで達成感が湧き上がります。
12時に775m地点に到達。ここからしばらく景色を眺め達成感を味わいました。 到達点775Pから見た松平山方向、
今日の雪ではこれ以上は困難でした
                 
 寒いので集合写真はなし。 一刻も早く風のない場所まで戻り昼食です。                          
お腹もペコペコ、風の無い鞍部まで下ります 楽しいランチ風景 屈強な女性陣、先頭で皆を引っ張りました

 帰りは、しっかりついたトレースをもどるだけです。

 誰もいない雪の山。そこを突き進んだ30名。
 自然は偉大です。遊んでいただいた雪の山に感謝しつつ、14時30分。無事下山いたしました。
帰りの雪景色 トレースを頼りに下山 登山口に戻ってきました

 30名の大所帯をさりげなく安全にリードしてくださるリーダーならびにサブリーダー・ラストリーダーの皆様に感謝いたします。
 ありがとうございました。