会山行紀行文 2013年
 02.01(金)
晴れ
(ひしがだけ)
菱ヶ岳
974m
参加者 (紀行文) 2011 Y/O
14名
(男性9名・女性5名) (写真) 2011 Y/O
≪コースタイム≫
内ノ沢駐車場(7:20−7:40)…菱見平(8:30)…北山(9:30)…杉端ナ下(9:45)…杉ハナ上(9:50)…菱ケ岳山頂(11:00−11:05)…杉端ナ上(11:50)…杉端ナ下(12:10)…410mピーク・昼食(12:30−13:00)…内ノ沢駐車場(14:00)
☆歩程 7時間40分(上り 4時間40分、下り 3時間)
≪紀行文≫
                        〜〜〜 「うわぉー!すばらしい!」ぐるっと360度すごい展望です〜〜〜

 冬の中休みで31日と1日の2日間だけ晴天に恵まれました。
 当初は2月2日が山行日でしたが、その日は雨マークがついて大荒れの予報です。雨の降る中での雪山登攀は結構辛いものです。それに不測の事態が起きるかもしれませんし。そんな訳で1日前倒しの実施となりました。
 『今回出られなかった人はゴメンナサイ。また次の機会にご一緒しましょう。』とリーダーからねぎらいのメッセージを預かりました。

 今朝は放射冷却でバリバリに凍りつきました。先ずは入念にストレッチをして出発です。
 前日晴れて適度に雪が締まってくれたので深雪のラッセルはありません。
 菱見平(437m)に上る頃には谷を挟んで五頭の一ノ峰がモルゲンロートに輝いてきれいです。

 メンバーは足が揃っていて登りは順調です。北山(632m)付近は風の通り道のため雪庇が発達していました。
 雪煙が舞って帽子も飛ばされそうです。気温も下がって来ました。
杉林ぼ直登からスタートです 一ノ峰がモルゲンロートに輝いています 北山から菱ケ岳を望みます。まだ先は長い
 
 北山を越して鞍部に下るとすぐ今日一の難所「杉端ナ(スギハナ)」の登りが待っていました。
 「杉端ナ」は菱ケ岳の西主稜が断崖となって落ち込む所です。
 夏道は左から捲くのですが冬道は直登して右から岩峰の上に出るのです。
 リーダーが前日に下見してくれたおかげで全員無事に上がることが出来ました。

 「杉端ナ」の上から振り返ると上ってきたトレースがずーっと下まで見渡せました。その先には東港と佐渡の金北山がくっきりとみえます。
 空気が澄んでいるのです。これから向かう菱ケ岳山頂がちょっと見えました。まだ先は長いですね。
杉ハナを登ります ステップを崩さぬように続きます 杉ハナの上部に出ました

 「杉端ナ」の上からは雪質がパウダーに変わりました。
 次の難所は山頂へ胸突き八丁の急登です。雪の表面はクラストして堅餅のようです。
 堅餅の中はふわふわの粉雪でキックステップでも、うまく足場が作れないのです。でも14人もいれば何とかなるのですね。

 雪面は風紋がとってもきれいです。周囲の峰々が青く輝いています。
パウダースノウの樹林を登ります 名にし負う急登です 一歩一歩ステップを崩さぬように

 いよいよ山頂です。

 「うわぉー!すばらしい!」ぐるっと360度すごい展望です。

 夢中でシャッターを押しました。
 「でも寒ーーい!」リーダーの指示で5分後には下山に移りました。

 風を避けて下でランチをするのです。

 下りは速いです。
 ぐんぐん高度を下げて行きました。
ついに登頂です えーっと。あれは何処でしょうか?
間もなく下山に移りました ぐんぐん下ります 下りは爽快です

 「杉端ナ」は特に慎重に下りました。

 顔に当たる風が強くなったようです。天気が下り坂の兆候です。

 林道付近まで下って来ました。

 西風を避けて菱見平の東斜面に陣取ります。シャベル組の出番です。

 手際よく雪を掘ってテーブルと腰掛を作りました。

 そして楽しいランチタイムになりました。
杉ハナの下りは特に慎重に
シャベル組の出番です こんな感じかなー? 和やかなランチ風景です

 ランチのあとは下るだけです。
 松の木ノ間越しに菱ケ岳山頂がみえました。


 駐車場に下山してからクールダウンのストレッチをして解散になりました。

 今日は絶好の晴れ日と最後まで心憎いリーダーの計らいで大満足の一日となりました。

                 (おわり)
これを下れば到着です 締めのストレッチは入念に