≪10/8≫
さて、一夜開けて、今日の目的の「鬼面山」までは結構車で走らねばなりません。
望岳荘からは小渋湖に沿って県道59号を通り国道152号に出て、南下します。
この152号は杖突街道、秋葉街道、信州街道などの別名を持ち、又は酷道152号とも言われているそうです。
この国道に沿って中央構造線が通っている処であり、安康露頭を見られる箇所もありました。
道の説明ばかりですが、やはり自分でハンドルを握り、地図を眺めて走ると登山口までのアクセスが非常に気にはなるところです。
ガイドブックにはそれぞれ「中京・東海方面からの登山者も多い伊那山脈の最高峰」「南アルプスの前衛の伊那山脈最高峰」「伊那谷の夕暮、東の伊那山脈でひときわ高く赤鬼のように映える山だから、鬼面山と命名」などなど、要するに伊那山脈の南で中央アルプス、南アルプスに挟まれた伊那谷の中では一番高い山。
すれ違いが困難な箇所もあったりしましたが、カーブミラーを頼りに標高1,314mの地蔵峠に到着です。
国道はこの少し先でゲートがあり、通行不能区間で迂回路を行きます。
路肩が少し広くなっていて辛うじて停めることが出来ました。
奥様だけが残り、御主人が露頭の処でカメラを落としたらしいので、見に行っているの、と仰ったご夫妻は「中京方面からの登山者も多い」の言葉通り、名古屋からいらしたそうです。
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安康露頭の看板 |
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地蔵峠 |
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地蔵峠と鬼面山登山口 |
歩き始めてすぐにお地蔵様が、これが地蔵峠の名前の由来とか。日本は本当に数限りない「地蔵峠」がありますね。
先ほどの名古屋のご夫妻は奥様が健脚で、サッサと歩かれています。
1500mの標識。これ以降100m毎にありました。本当に記憶力と表現力が不足している頭では、登山道はどんな感じだったかなぁ〜〜?
危険個所も無し、要所要所に休憩ポイントもありますが、単独ではあまり休憩も無しで、灌木帯の広い道を歩きます。
貴ノ峰は1585mで、此処から鬼面山が見えるというのですが・・・ |
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歩き始めてすぐにお地蔵様 |
1500mの標識 |
貴ノ峰 |
山頂が見えないまま、ほどなく山頂に到着です。山頂には男性が二人いました。
お昼を食べながら長野市や塩尻市からいらした男性二人は「はるばる新潟から長野の里山へよく来ましたねぇ〜〜」と言われ、一昨年登った「霧訪山」の本当に地元の方と霧訪山の話や、長野の里山の話をしました。 |
そんなお喋りとお昼を食べていると小学生の子供二人とお父さんが犬と一緒にやってきました。ところが、この犬は駐車場に着たら居て、自分達の先頭をきって一緒に登ってきたのだそうです。ガイド犬かと思いましたよと。
私のザックの中を覗こうとクンクンしたり、飲んでいるスープの中を覗いたり・・・食べるのを中止です。仕方なく、草など食んでいました。
子供たちとお父さんは犬が寄ってくるのを避けるように、ガイドブックには必ず載っている展望櫓に乗って食べていました。
着いた時から周辺は薄い雲に覆われていて、晴れてはいるのに・・・哀しきかな展望はゼロ。
櫓の上にも上がってみましたが何も見えません。 |
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鬼面山山頂 |
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山頂の展望櫓 |
登山者に着いてきた犬 |
長野の男性二人は先に下山しました。続いて私も下山。いつか雲が晴れそうなのですが、いつまでも待っている訳にはいきません。
あの犬って一体何処から来たのでしょうね。首輪もしていて無駄吠えしないし、結構可愛いのです。
さて、さて、実は今日はもう一つ行きたい処があるのでした。里山のガイドブックには載っている「陣馬形山」へ行きます。
その前に「分杭峠」を通りました。
磁器ゼロ場地帯で、先日来た時にはシャトルバスの乗り場を通り過ぎましたが。標識だけ撮るのに、車を止めてみました。
市町村の境界でもありました。
大鹿歌舞伎で有名な大鹿村も通りました。名優原田芳雄の最後の映画の舞台になった村です。
陣馬形山キャンプ場到着です。キャンプ場では家族連れが夕食でしょうか作っている最中でした。 |
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市町村境界線上の分杭峠 |
陣馬形山キャンプ場到着 |
陣馬形山は、歩いてもそれ程の標高差でもないのですが、最近は車で山頂直下のキャンプ場まで車で行けるそうで、望岳荘で地図を頂いてきました。
宿の人の話では観光バスでも最近は来るそうです。 |
山頂はキャンプ場から歩いて3〜4分です。
中央アルプス、南アルプスの展望が素晴らしいのですが・・・真冬、年末とか年始には三脚がずらりと並ぶのだそうです。
晴れてはいても展望には恵まれない一日でした。
仕方ないので早々に車を走らせます。
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陣馬形山山頂 |
方位盤もあります |
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中央アルプス方面? |
こちらは南アルプス方面? |
こちらは? |
松川ICの近くへ来ますと「高速道路情報」で、私が向かうすぐの高速道路で「重大事故発生」と書かれています。
えっ!!と思っても、高速に上がるしかありません。 以外と事故処理は終わっているかもしれません。
ところが松川ICに上がってみて、すぐにそれは甘い期待だと認識するのです。
死亡事故が起きたらしく、事故後もう数時間も経過しているので、車は動きません。
途中PAやSAで仮眠をしながら家に辿り着いたのは日付変更線を超えていました。
まぁ、自分が事故に巻き込まれたのでないことだけを良しとしなければ。
トラックが脇見?居眠り?で前の乗用車に追突して、その車が又追突して中の車の方1名死亡、1名重態とのことです。
これで、秋の3連休も終わってしまいました。 |