個人山行紀行文 12.09.25日(火)
曇り
(しらすなやま)(はっけんざん)
白砂山・八間山

2140m 1935m
単独行
1914 E/S
≪コースタイム≫ (前日登山口で車中泊)
白砂山登山口(6:05)…地蔵峠(6:48)…堂岩山(8:11)…八間山分岐(8:15)…猟師の頭(8:47)…白砂山(9:31-10:30)…八間山分岐(11:30)…黒渋の頭(12:26)…八間山(13:00)…野反湖見晴(13:28)…八間山登山口(13:50)…白砂山登山口(14:10-14:30)=新津(20:00 )
≪登り3時間28分・下り3時間40分≫
≪紀行文≫
                              〜〜〜ちょっと寄り道で八間山へ。しかし…〜〜〜

 チョット訳有りでしばらく山に行けませんでしたが気候も良く成って来たので、初めて登る山で静かな山、又、山名に魅かれて「白砂山」に登って来ました。
 新潟、群馬、長野の県境(三角点は群馬、長野の県境)の山ですが新潟県側からは登山道が無く「群馬県野反湖」の登山口から登る。
 野反湖は新潟からは遠く日帰りは無理なので前日登山口迄行き車中泊する。
 車の運転が苦手で自宅から5時間30分も掛かり走行距離は250キロ余りと疲れました。

 翌朝5時少し前に起き食事を済ませ6時5分より歩き出す。
 今日は「ビョウ付きの長靴」で歩く事にしました。昨日雨で登山道が滑る所も有るのでこれの方が歩き易い。
 少し登り今度はハンノ木沢まで下り小さな板の橋を渡り少し行くとトンネルが有り入り口には扉が有り鍵が掛かっている。
白砂山、登山口 ハンノキ沢 何のトンネル?

 その前を通り此処より登りが始まり樹林帯の中を登ると地蔵峠に着き分岐を左に行くと「秋山郷の和山、切明」へ行くそうです。
 右に行くと行き止まりでお地蔵さんが祀って有り、此のお地蔵さんは雪の中を歩くのかな?「藁で作った雪靴」が供えられていました。
 此のコース樹林帯の中を歩くので見透視は有りません。途中標柱が有り「シラビソ尾根」と書いて有りましたがダケカンバが多くシラビソは殆どありませんでした。
地蔵峠 お地蔵さんとわら靴 シラビソ尾根なのに殆どダケカンバ

 でも少し登るとシラビソ林に成り急な登りを登ると「水場分岐」で右側が開け野反湖やその奥に草津温泉の市街も見えます。
 でも草津白根山など高い山は上の部分が雲の中で見えず残念です。
水場分岐 水場分岐より野反湖 水場分岐より草津温泉街

 登山道は沢状の窪んだ所を登り雨など降れば川に成る事でしょう。
 少しキツイ登りが続きピークに出た所が「堂岩山」此処より少し下った所が「八間山の分岐」で一気に視界が広がりますが未だガスが掛かりこれから登る「白砂山」は見えません。でもガスはどんどん上がって行くのでその内に見える事でしょう。
 ガスが上がる迄少し休憩します。ガスはどんどん上がりこれから歩く尾根道やその先のピーク、白砂山やその左側奥の昨年登った「佐武流山」も見えて来ました。
 未だ白砂山へは大分掛かりそうですが歩き出す。此処からの道は両側笹で朝露で濡れた居るので雨具のズボンを付け歩く。
 下った鞍部に深そうな水溜りが有り落ちない様右側を歩き最初のピークを登った所が「猟師の頭」此処から未だ2つくらいのピークを越え鞍部まで下りいよいよ最後の登りが始まる。
 急な登りを何度も休みながら20分位でピークに着く。山頂と思ったら騙しでその先2つの騙しピークを越え初めのピークより10分位掛かり3番目が山頂でした。
堂岩山 八間山分岐 白砂山三角点

 山頂はあまり広く無く誰も居ません。でも期待した通りの静かな山でした。

 今日は雨は降らないものの眺望はあまり良く無く「苗場山」は殆ど雲の中、昨年登った「鳥甲山」も上部が雲の中、残念ながら回りの高い山は見る事が出来ませんでしたがでも誰も居ない静かな山頂で1時間のんびりと「至福」の時間を過ごし下山しました。
山頂で(セルフタイマーで) 狭い山頂
雲の間から苗場山が少し見える 佐武流山を望む

 途中6人の登山者に会っただけ。
 八間山分岐まで行き八間山に続く良く刈り払いされた笹の中の尾根の登山道を見たら堂岩山からの樹林帯の見透視の無い道を下るより此方を歩いて見たくなり時間もまだ早いので予定変更」で寄り道する事にしました。
白砂山、手前猟師の頭 白砂山はガスの中 手前猟師の頭

 最初は笹の中の緩やかな下りでルンルン気分で歩いていましたが「中尾根の頭」を過ぎた所から急降下して又下りた分以上に登らなければなりません。

 登りが厳しそうなので後悔したが後の祭り、急登を何度も何度も休みながら「黒渋の頭」に着く。

此処まで来れば後は緩い登りの景色の良い尾根歩きを山頂まで楽しみました。
八間山へ続く笹の中の道 黒渋の頭

 「八間山」の山頂にも誰も居ません、又、此のコースも誰に会いませんでした。
八間山々頂 八間山の三角点 ドラム缶の腰掛

 静かな山頂を楽しんだ後下山する。
壊れそうな小屋 左より、堂岩山、猟師の頭、白砂山 振り返り観る八間山へ続く道

 途中の樹林帯の中13時過ぎで天気も悪くないのに薄暗く少し不気味。こんな所は足速に下るので自分の足音が後から聞こえて来るのか後ろから誰か来る見たいで振り向くも誰も居ません。
 小心者ですので1人の時は何時も何か出て来ないかと長い杖を持ちながら「ビクビク」しながら歩いています。

 無事八間山の登山口に着き後は車道を駐車場まで7分の歩き。

 途中皇太子殿下が白砂山に登った時の「記念碑」を見てから駐車場に着き、着替えてから又嫌いな「長い長い」車の運転が始まりました。
 (帰りも5時間30分掛かる)       (おわり)
昼でも暗い樹林帯の道 八間山登山口 皇太子殿下の登山記念碑
八間山から下山し、白砂登山口に向かう途中に観た野反湖