個人山行紀行文 12.07.16(月)
晴れ
羊蹄山
1898m
参加者4名
(男1・女3)

2070 S/F
≪コースタイム≫
 札幌(4:00)=真狩キャンプ場(5:45-6:00)…真狩登山口(6:10)…南コブ分岐(6:35)…6合目分岐(8:35)…9合目小屋分岐(9:55)
 …大火口壁コル(10:25)…山頂(11:10-11:45)…大火口壁コル(12:20)…真狩キャンプ場(14:50-15:00)=苫小牧東港(17:30)
≪紀行文≫
                       〜〜〜〜予想よりキツかった真狩(マッカリ)コース〜〜〜〜

 前日まで、どのコースを登るのかが決まらなかった。
 数日前に礼文島で会話した登山者から「京極コースが短かくていいですよ」とアドバイスを受けるも、手持ちの2冊のガイドブックを見ても何処
にも解説は無し。事前調査でも殆どが「倶知安コース」が主流。しかしこのコースは時間が長く、下山後新潟に戻る身としては時間が心配。
 コース選択を迷っていたら、札幌のホテルで偶然会話した登山者が「真狩コースが楽ですよ“ファミリーコース”ですから」とアドバイスを頂き
今回の真狩コースに決定。

 早朝4時にホテルを出発し、駐車場のある真狩キャンプ場に向かう。途中中山峠から美しい姿の“羊蹄山”、正に蝦夷富士の姿に感動。
 予定より少々早めに到着し登山準備を済ませ、登山口に向かう。キャンプ場はテントの花盛りだった。

 登山口で入山届を記載し木々(トドマツ、エゾマツ、ダテカンバ)の緑美しい緩やかな登山路を進む。
中山峠から観た羊蹄山(蝦夷富士) 真狩登山口(入山帳に記載) 木々の緑が美しい

 2合目手前に南コブからの道と合流、暫く行くと“2合目半”の標識「2合目が無いんだ」(実は見落とし)と勝手に解釈し4合目辺りにさし
かかると木々の切れ間から“雲海”が見えて来た。
 そして徐々に勾配がきつくなってくるも、雲海の変化を楽しみながら、やっと6合目到着、略時間通り順調に来た。
“2合目半?”「2合目有った?」 木々の間から雲海が見えて来た やっと6合目「きついな〜」

 6合目からは倒木が道を塞いでいたり、ガレ場のトラバースと変化ある登山道が続くも、草花が豊富になって来て写真タイムが多くなる。
 その分適宜な立ち休憩のようなもの。
 9合目の避難小屋分岐からは素晴らしく展望が開け山頂に繋がる火口分岐も見えてくるが、勾配がきつく足が重い(長旅に疲れか)。
素晴らしい雲海が広がる 火口壁コルまでもう直ぐ正念場 九合目羊蹄山避難小屋「いいな〜!」

 大火口壁のコルに上がると、大きな火口が口を開けていた。そして反対側に山頂が見える。
 火口壁コルから山頂へは左回りが時間が掛かるが比較的穏やかな登山路、右周りは時間が短いが岩場の痩尾根が続く。
 時間の余裕がない我々は右周りを選択。結構なスリルを味わいながら慎重に進むと山頂が徐々に大きく観え、登山者が手を振っている。
 あまり広くない山頂は360度の大展望、眼下には京極町の家々が観える。慌ただしく記念写真や昼食を頂く。
大火口壁のコル(右周りを選択) 狭い山頂に人が観える 質素な山頂標柱

 下山時に登ってきた痩尾根の岩場や大火口壁コルを振り返り、再度雄大な山頂を目に焼き付けた。
 危険防止の防止の為、ストックは短くし、リュックに取り付け、両手両足をしっかり使って下山開始となった。
山頂から観た火口壁の岩場 少し下がっているところがコル コルから山頂付近を振り返る

 下山は時間との競争のような形になってしまったが、略予定時刻に下山。
 新潟に向かうフェリーに乗る為苫小牧東港に車を走らせた。途中から雨が降り始めたが登山中に振られなくてよかったと安堵する。
 苫小牧東港にも余裕を持って到着し、無事新潟に戻る船の人になった。            終わり。
6合目以降から花が増えて来て、9合目付近のお花畑は素晴らしい