個人山行紀行文 12.03.23(土)〜24(日)
晴れ
燕 岳・北燕岳
2763m 2723m
単独行
2131 Y/S
≪コースタイム≫
≪1日目≫新潟自宅(4:00)=長野=豊科IC=中房温泉口(8:00−8:55)…第1ベンチ(9:25)…第2ベンチ(9:55)…第3ベンチ(10:30)…
       富士見ベンチ(11:05)…合戦小屋(11:40-12:20、昼食)…燕山荘(13:50−14:20)…燕岳(15:00)…北燕岳(15:50)…燕山荘(泊)
≪2日目≫燕山荘(7:00)…中房温泉口(9:20)…有明荘(入浴)出発(10:25)=白馬=糸魚川IC=新潟自宅(15:00)
≪紀行文≫
                                〜〜〜〜感動の連続「燕岳」登山〜〜〜〜

 こんにちは、2131番、新人会員のY/Sです。北アルプス燕岳に登って来ましたので投稿してみました。

 24日(日)の会山行「信越トレイル6」の日程が延期になり、梅雨の合間でしたが、好天が見込めそうでしたので前日夕方に急遽行く
ことにしました。

 燕岳は北アルプスの入門コースとして有名だということで、新人会員として山体力を図る意味でも登ってみたい山の一つでした。
 夏山シーズンに入る前の比較的静かな環境でのんびり楽しく登って来ました。

 豊科ICから中房温泉に向かう山道で、突然目の前に一頭の「かもしか」がお出迎え‥‥感動。

 駐車場に着き、支度をして、登山口出発まで55分間。会山行なら完全に置いてきぼりになる位時間を使ったなぁと思いながら登山開始。
中房温泉に向かう道で突然一頭の「かもしか」がお出迎え 燕岳中房温泉登山口

 天候は、ガスってはいるが、薄日が差し、暑くも寒くもなく快適な状況。歩き始めていきなり急登の連続、でも足は軽やかに第一ベンチ、
第二ベンチ、第三ベンチ、富士見ベンチと小休憩を取りながら順調に進み「合戦小屋」に到着、ここで昼食タイムです。
 合戦小屋の名物、スイカはまだ販売していません‥残念、次の機会に。
木立が涼しいベンチで休憩 木々の切れ間からの眺望に感動 やっと合戦小屋に到着(昼食休憩)

合戦小屋から先は残雪が多く残っていましたが、途中で槍の穂先が見え‥感動。
直ぐ近くに北アルプスの峰々が、槍ヶ岳(子槍)も見え大感動! 未だ残雪が残る登山道を進む

 合戦沢の頭(三角点)からは燕岳や山荘が見え始め‥感動。でもちょっと息苦しくなり、足も上がらなくなってきてペースダウン。もう少しだ、
頑張れ!と自分に言い聞かせながら進みます。
 で、燕山荘に到着‥やったぁ!360度大パノラマ。槍から穂高、裏銀座の山々が谷を挟んで迫って見え、立山、鹿島槍、遠く妙高など‥感動。

 
燕岳や山荘が見え始め‥感動 燕山荘に到着‥やったぁ! 燕山荘からの大展望
360度大パノラマ。槍から穂高、裏銀座の山々が 燕岳を目指します

 早速受け付けを済ませ、空身になり、景色を眺めながら燕岳にゆっくり向かいます。有名な「いるか岩」を見て‥感動、可憐な花を見て‥感動。
 燕岳を過ぎ北燕岳へ向かう途中には「こまくさ」もびっしり、開花は未だ先のようですが花芽が出始めていました。

 燕岳を過ぎると人もめっきり少なくなり、北燕岳では私の他に山ガールが二人。自然と三人で「あれが立山‥」等々、裏銀座方面の山並みを
眺めながらの会話が続きました。ちなみに一人は富山から、もう一人は軽井沢から来たという。軽井沢ガールは、守門や角田山など新潟県の
山にも度々登り、中でも巻機山は大好きだそうです。また、何処かの山で出会えますでしょうか。
振り返ると燕山荘が 有名な「いるか岩」 燕岳山頂にて
燕岳から北燕岳に向かう尾根では雄大な景色を独り占め、静かな山歩きを楽しみました
多くの高山植物も独り占めしているような気分

 山荘に戻り夕食後は、裏銀座「野口五郎岳」に沈む夕日‥大々感動。
まるで自然が演出する素晴らしいショーを観ているような野口五郎岳に沈む夕日をいつまでも眺めていました。
 
 翌朝は日の出と雲海に‥又々感動。槍も朝焼けで赤く染まっていました。

 朝食後、宿泊者の人達はあっとゆう間に出発(下山者が大半)していましたが、私はしばし山荘周辺で雄大な景色を目に焼き付けてから
7:00に下山開始。途中2回小休止し、急登だけあって逆に下りはあっと言う間。下山後は有明荘でゆっくり汗を流して帰路につきました。
雲海の彼方から御来光(感動!) 御来光を受けた槍ヶ岳始め北アルプスの山々が赤く染まってきた(感動!!)

 帰りの時間に余裕があったので、白馬を経由して帰ろうと進路を変え、途中燕岳から遠くに見えた鹿島槍、白馬岳などの景色を車窓から
眺めながら、次は鹿島槍にしようか白馬大雪渓も登りたいなと、次回の個人山行計画を思いながら無事新潟に帰りました。

 追記:燕山荘の布団は寝袋方式で、混雑時も一人一つの寝袋式布団で快適に寝られるようです。
     今回は一人1畳でゆったりでしたが、混雑時は2畳で3人のスペースだそうです。
     心残りは、雷鳥に出会えなかったことです‥‥。