個人山行紀行文 12.06.15日(金)
曇り時々晴れ
諏訪山
1549m
参加者2名
(男1・女1)

2052 M/T
≪コースタイム≫
 下仁田IC(6:10)=浜平登山口・駐車場(6:55〜7:15)…湯の平源頭(8:55)…弘法小屋(9:42)…三笠山(10:30)…諏訪山山頂(11:05)…三笠山(11:50-12:20)…弘法小屋(12:50)…湯の平源頭(13:30)…浜平登山口・駐車場(15:05)=下仁田IC(15:55)
≪紀行文≫
                            〜〜〜スリルと展望は満点、西上州最奥の名峰〜〜

 アカヤシオが見たくて計画を立てていましたが、なぜか天候に恵まれず伸び伸びになっていた山行です。
 西上州の一番奥、道路が悪いんだろうなぁ〜と心配していましたが、これが意外とず〜と舗装道路で標識も整備されており、予定より早く
登山口に着くことが出来ました。
 駐車場は道路の脇にあり、仮設トイレも設置されています。残念なことに今日は私達だけのよう、なんとも心細い出発です。

 仮設トイレの前の道を下り、赤い大きな鳥居をくぐり、大神楽沢にかかる橋を渡ると登山口看板があります。
 山頂間まで5,467mと書かれています。湯の沢沿いに進み、廃屋を過ぎ、その先の標識に従って沢へ下ります。沢の中の道を、赤テープを
頼りに何回も渡渉を繰り返しながら沢を詰めていきます。
 時には隙間の多い桟橋もあり、ひやりとすることも。沢は分岐を右へ右へ分け源頭へ向かいます。
道路脇にある駐車場 登山口の看板 橋のある所はありがたい

 沢をつめ、いよいよ稜線への急登です。
 シンドイだろうなぁ〜と心配していたのですが、ジグザグに切った道は登りやすく随分と助けられました。とは言ってもやっぱり辛い、大汗を
流しやっと稜線にたどり着きました。
 山頂まであと3,033mの標識、ここで行程の約半分、やれやれ! 10分ほどで湯の平の頭に着く、そこからしばらくは尾根歩きです。
 すごいブナの林です。西上州でこんなに素晴らしいブナ林を見れるとは思ってなかったので感激です。
丸太の階段は滑らないように 湯の沢の頭の標識 大きなブナの木

 嬉しいことに山ツツジの花がまだ咲いています。木の間からの風が心地よく、歩も進み弘法小屋へ。小屋は小さくて屋根が半分なくなっており
中では休めません。
 外の大きな木の根に掛け一休み。さ〜て、気持ち入れ替え、いよいよ最初の岩峰へ、大丈夫だろうかと心配が先に立ちます。
 16段の梯子が二つ。ネット情報では、最初の梯子は上の方が留まっていないとあった。気を付けて登るしかない。
 やっと梯子を登り切りほっとする。
残っていた山つつじの花 壊れた弘法小屋 長い階段が二つ

 難所を抜けたと思ったのに、正面には三笠山の岩峰が、その山容にびっくり。
 登れるのかな?ガイドブックには見たほどの悪場でないとあった。
 気持ちを引き締めて行くしかない。梯子を登り、ロープにつかまり、最後の岩場を上がると一気に明るくなり三笠山山頂です。
 山頂からの眺望は360℃ぐるりと見渡せます。気になる御巣鷹山はどっちの方かと探してみました。
立ちはだかる三笠山 ロープが頼り一歩一歩 三笠山山頂の祠

 三笠山山頂からは諏訪山が良く見えます。横に長〜い山容でどこがピークなのかちょっと分かりません。
 一旦鞍部へ下ります。ここが一番の難所のようです。ロープが二本付けてある岩場、しっかり足場を確保して、ああ!緊張しました。
 やっと諏訪山への取り付きです。木の根がぐちゃぐちゃの急登です。木の根につかまりながら、一歩一歩進むのみ。
 緩やかになった尾根を少し行った先にようやく山頂の標識、やった〜!!樹林に囲まれた山頂からの眺めはありませんでした。
ピークがはっきりしない諏訪山 ロープを使って鞍部へ 諏訪山山頂標識

 帰路は同じコースを戻りました。アカヤシオはダメでしたが、怪我なく行って来れたことが嬉しいです。              終わり